アイシング|自動車なんでも用語集

アイシング(あいしんぐ)/[エンジン]

アイシングとは、キャブレターを備えたエンジンにおいて、吸入した空気に含まれている水蒸気がスロットルやベンチュリー部で氷結してしまう現象のこと。

この現象が発生すると、燃料が気化するときに発生する気化潜熱が奪われ温度が低下してしまう。さらに吸気中の水蒸気の分圧が高くなり、水分が凝固&凍結し、燃料の供給が妨げられてしまう。結果、空熱比が薄くなり、最悪の場合、エンジンが停止してしまうこともある。

気温が下がる冬期に発生する場合が多いが、高速走行時に起こることもある。

現在では新車販売時、キャブレターを装備している車両がないため、今日ではあまり使用されない用語の一つとなっている。