▲新型 Ferrari 812 Superfast ▲新型 Ferrari 812 Superfast



3月7日、スイス・ジュネーブ発フェラーリは70周年記念を、プロダクション車輌の歴史上、最強となる出力800cvを誇るFerrari 812 Superfastのワールドプレミアでスタートさせました。フェラーリの誇り高きV12の伝統は、70年前の会社設立にルーツがあり、その意味からもこのフラッグシップ V12 ベルリネッタの発表は特に重要となります。以来フェラーリは、今日に至るまで絶えることなく12気筒エンジンを搭載するスポーツカーを創造し続けている唯一の自動車メーカーです。

最新の6.5リットルV型 12気筒エンジンを搭載する812 Superfastは、8,500rpmという高い回転数域で最高出力に到達するフェラーリV12の際立つ特性を備え、フロント・ミッドシップエンジン・スポーツカーのセグメントにおける新たなベンチマークとなりました。また、スリリングなトップ・エンドパフォーマンスを存分に楽しんでいただけます。一方、最大トルクは718Nm/7,000rpmで、その80%以上を3,500rpmから発生させ、低回転域でのドライバビリティ―とピックアップを向上させました。

812 Superfastは、革新的なデザインとエアロパッケージ、そして比類のないハンドリングを誇ります。フェラーリの伝統に従い、車輌の卓越したポテンシャルを余すことなく引き出すことを目的に、フェラーリ初の電動ステアリング(EPS)を採用しました。また、搭載するバーチャルショートホイールベース2.0システム(PCV)は、前輪の電動操舵アシスタンスと、タイヤ・サイズと後輪操舵に基づくメカニカル・コンセプトとを組み合わせて機能させます。これらのシステムは、ステアリング入力への敏捷性とレスポンスタイムの向上を目的に、バージョン5.0に進化したSSCをベースにしたビークルダイナミクス制御システムと統合されています。

812 Superfastは、2つの新カラーを纏います。フェラーリ70周年を記念する特別色のRosso 70 Anniと、Grigio Caldo Opaco。この新型モデルは、ジュネーブのスタンドで、Bianco ItaliaのCalifornia T、Giallo TristratのFerrari 488 GTB、クラシックなRosso Corsaの488 Spider、そしてNero StellatoのGTC4Lussoとともににディスプレーされます。

また、この他にも、フェラーリ70周年を記念する限定カラーのモデルも並びます。70種類のテーラーメイド5つのモデルで利用できる70年周年の記念に向けて開発されたフェラーリの特別仕様の一例も発表されます。これは、フェラーリの歴史にその名を刻んだ名モデルにインスパイアされた70種類のテーラーメイド・プログラムの中から、ひとつのカラーリングを5つのモデルで展開するというものです。今回のショーでは、1956 年のミッレミリアでファン・マヌエル・ファンジオがドライブし、フェラーリを4位に導いた290MMを想起させるRosso CorsaのボディカラーにノーズをBlu Lagunaとし、Giallo Modenaのストライプを入れたFerrari 488 GTBが公開されました。


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