ヘッドライトに関するアンケート結果



JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 小栗七生)は、自動車のヘッドライト(前照灯)の使用実態やユーザーの意識について18歳以上の自家用自動車ユーザーを対象にインターネットによるアンケート調査を2014年8月に実施し、その結果を取りまとめました。(有効回答数:2,444名)

■調査結果(抜粋)■
・70%のユーザーは、ヘッドライトの点灯を周囲の暗さ(または陽の傾き)によって判断している。
・「日没より早めに点灯」「日没と同時に点灯」「日没後の薄明るさが残っている頃に点灯」と回答したユーザーは合計で87%であった。また、早めのライト点灯を実践しているか尋ねたところ、実践していると回答したユーザーも81%に達しており、多くのユーザーは早期点灯を心がけていることが伺える。
・しかし、早期点灯を実践していると回答したユーザーの中でも、ヘッドライトを点灯しているユーザーは40%に留まり、スモールランプやフォグランプを点灯しているユーザーが過半数(51%)に達した。
・早めのライト点灯を実践していない理由としては、「点灯すべきタイミングが明確でないことが困る」との回答が最多(54%)で、「電力消費が多くなるのが困る」(19.1%)、「自分だけ率先して点灯することに抵抗を感じる」(18.6%)がそれに続いている。
・自分の車にオートライトが装備されていると回答したユーザーは全体の33%で、そのうちの83%がオートライトを実際に使用していると回答した。
・オートライトの点灯タイミングについては、40%のユーザーがちょうどよいと感じているが、一方で早いと感じているユーザーも38%おり、逆に遅いと感じているユーザーは15%であった。

今回のアンケート結果から、多くのユーザーが早めのライト点灯を意識していることがわかりましたが、実際にはヘッドライトではなくスモールランプやフォグランプを点灯している等、意識と行動内容が伴っていない実態や、点灯判断において感覚的な暗さを基準にしている人が多いことから、必ずしも効果的な点灯につながっていない可能性があることもわかりました。
また、早期点灯を心掛けてはいても、その適切な点灯タイミングを判断するのは難しいと感じているユーザーが多いことも明らかになりました。