・ニスモは恒例のニスモフェスティバルで創立30周年を迎えた2014年のモータースポーツ活動を総括
・2014年に活躍したニスモアスリートは富士スピードウェイでSUPER GTマシンをテスト
・NISMOロードカーは2013年の市場投入以来、販売台数2万台を突破


11月30日に富士スピードウェイで開催される恒例のニスモフェスティバルでは、日産のモータースポーツ活動を担うニスモがサーキットの内外で収めた成功を振り返ります。

ニスモは2014年、SUPER GT最終戦のもてぎでGT500クラスのタイトルを獲得するなど、目覚ましい結果を収めました。このニスモフェスティバルは、SUPER GTなどの各レースに駆けつけていただいた日本の情熱的なファンのみなさんに感謝の気持ちを伝える場です。

ニスモの創立30周年である今年、様々なモータースポーツプログラムでエキサイティングなレースを展開し、世界各国のサーキットで好成績を収めました。日産勢としては表彰台にのべ82回上がり、42のレースで勝利しました。

今年のハイライトとしては、新規定の「NISSAN GT-R NISMO GT500」でSUPER GTのGT500クラスを制し、日産/ニスモのエンジンを搭載したLMP2マシンはFIA世界耐久選手権でここまでクラス全勝を収め、ヨーロピアン・ル・マンシリーズではLMP2クラスタイトルを獲得。さらにル・マン24時間レースではLMP2クラスのトップ5を独占しました。FIA GT3規格のレース専用車である「NISSAN GT-R NISMO GT3」は、GTアカデミー出身のニスモアスリートの新人がブランパン耐久シリーズに挑んだほか、オーストラリアのバサースト12時間レースに挑みました。オリンピック自転車競技の金メダリストであるイギリスのクリス・ホイはル・マン24時間参戦を目指して「NISSAN GT-R NISMO GT3」で英国GT選手権への参戦する一方で、GTアカデミー出身のヤン・マーデンボローはF1傘下のGP3シリーズのデビューシーズンで勝利を収め、ゲーマー出身のレーサーとして、また新たな一章を綴りました。

今季、100%の力で挑んでくれたニスモアスリートたちの何人かは、11月28日、富士スピードウェイでSUPER GTのテストに参加しました。その多くはグランツーリスモでSUPER GTマシンを走らせたことからレースを始めており、バーチャルから現実のレーサーとなった究極のゲーマーたちにとって、実際のマシンの感覚を味わう機会となりました。
今年、SUPER GTのGT300クラスにフル参戦したルーカス・オルドネスは、「NISSAN GT-R NISMO GT500」 をドライブ。ホッケンハイムでGP3優勝を果たしたヤン・マーデンボローも、ステアリングを握りました。今年、数々の活躍を見せてくれたアレックス・バンコムにも、世界屈指のGTマシンである「NISSAN GT-R NISMO GT500」でのテストを行いました。ル・マン24時間で「NISSAN ZEOD RC」を駆り、電力だけでの1ラップ走行を実現したウォルフガング・ライプは、「NISSAN GT-R NISMO GT3」をドライブしました。

サーキットでの成功は、サーキットの外での成功も生み出し、レースの技術は革新的なロードカーに反映されます。日産が 「ジュークNISMO」を登場させたのは2013年。多くの注目を集めた「NISSAN GT-R NISMO」の発売も加わり、日産は今では2万台以上のNISMOロードカーを世界各国に販売しており、パフォーマンスカー分野で成長を続けています。

「ニスモが果たしたサーキット内外での成功を誇りに思います」とニスモのグローバルヘッドオブブランド・マーケティング&セールス、ダレン・コックスは述べました。「私たちのモータースポーツ活動は、国境を越えて展開しています。たとえば日本人のドライバーがヨーロッパのレースに参戦し、スペイン人が日本で参戦しています。私たちのモータースポーツプログラムはグローバルな規模に広がっており、私たちのブランドにとっても利益をもたらしています。私たちは世界各国でレースに参戦し勝利を収め、世界規模で多くの車を販売しています。NISMOは偉大な歴史を誇るスポーツブランドですが、今後も“新しい発想で、すべての人にワクワクを”という日産ブランドの使命を果たすために活用していきます。

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「日産モータースポーツ」サイト