ルノー・日産アライアンス、電気自動車の拡大を目指してオレンジとパートナーシップを締結
カテゴリー: 日産のニュース
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2014/09/04
・ルノー・日産アライアンスは、2015年までに、フランスの大手電気通信事業者であるオレンジに、主にカーシェアリング用の電気自動車200台を供給
・供給車種は、ルノーからは「ZOE」、「カングーZ.E.」と、日産からは「日産リーフ」、 「e-NV200」を予定
・パートナーシップは、オレンジのコミットメント、『2020年までにCO2排出量20%削減』の達成に貢献
ルノー・日産アライアンスは3日、世界最大手の電気通信事業者のひとつであるオレンジとパートナーシップを締結し、約200台の電気自動車を供給いたします。
持続可能なモビリティの世界的リーダーであるルノー・日産アライアンスは、2015年までに100%電気自動車をオレンジに供給します。オレンジは、これら電気自動車をフランス国内にある同社の事務所や施設で、主にカーシェアリング用に使用します。オレンジは現在、約2,000台の共用車両を所有し、そのうちの約100台(ハイブリッド車、電気自動車、ディーゼル車等)をカーシェアリング用として利用しています。オレンジの従業員は、カーシェアリングのクルマをインターネットやスマートフォン専用アプリケーションから予約ができます。予約したクルマは、業務用としても個人用としても利用可能です。
ルノー・日産アライアンスは、ルノーのサブコンパクト車「ZOE」、小型バン「カングーZ.E.」、今年6月に発売した日産の電気商用車「e-NV200」、そして世界で最も売れている電気自動車「日産リーフ」を提供します。オレンジは、既に、2012年からルノーより購入している2人乗りタンデム車「トゥイジー」を約30台保有しています。
「私たちは、電気自動車はビジネス用としてもプライベート用としても、もっと利用が促進されるべきだと考えています。今回のパートナーシップ締結は、私たちが目標とする『2020年までにCO2排出量20%削減』の達成に大きく貢献します。それまで、オレンジのカーシェアリング車両の約3分の1となる1,000台以上の電気自動車を保有したいと思っています。」と、オレンジ ファシリティ & モビリティ担当のマネージメント ダイレクターであるエレン ビヨンは述べました。
「ルノーと日産はアライアンスとして、サブコンパクトカーから小型商用車まで、ニーズに合わせて、最も幅広い種類の電気自動車をオレンジに供給することができます。より多くのオレンジ従業員の方々に、エンジンノイズゼロ、スムーズなハンドリングや加速、走行時の排出ガスゼロ、といったゼロエミッション・モビリティが持つ多くのメリットを楽しんで頂くことが出来ます。また、電気自動車は夜間の再生可能エネルギーによるフル充電が可能です。朝には100%充電された状態で利用頂けます。」と、ルノー・日産BVおよびアライアンスCEOオフィスの副社長であるクリスチャン・マルドリュスは述べました。
ルノー・日産アライアンスは、カーシェアリングサービスを提供する施設への充電ステーションネットワーク整備においても、オレンジに支援を行います。
ルノー・日産アライアンスとオレンジの間で締結された今回の電気自動車に関する調達契約は、両企業の広範囲に亘る国際的パートナーシップの一環です。
ゼロ・エミッション車の世界的リーダー、ルノー・日産アライアンス
ルノー・日産アライアンスは、ゼロエミッション・モビリティを提供する世界的なリーダーとして、再生可能エネルギーによる充電が可能で、燃料にガソリンを一滴も使用しない、様々な車種の100%電気自動車のラインナップを揃えています。アライアンスは、グローバルで累計17万6千台の電気自動車を販売しており、これはその他の主要な自動車メーカーの電気自動車販売台数の合算以上の販売台数となっています。
「日産リーフ」は、世界・カー・オブ・ザ・イヤー2011、欧州カー・オブ・ザ・イヤー2011、2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。また、ルノー「カングー」はインターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー2012を受賞しています。
ルノー・日産アライアンスは、世界の大手企業数社とEVの法人契約を結んでいます。2011年には、フランス郵便公社からルノー「カングーZ.E.」を1万台以上受注しました。最近では、デンマークのAVISレンタカーから「日産リーフ」400台を受注しました。これは、電気自動車の1回の受注台数としては最大規模となります。また、「日産リーフ」は、アムステルダム、マドリード、東京、メキシコシティ、サンパウロ、チューリッヒといった、世界の大都市で実施されている次世代タクシープログラムの車両として使用されています。
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