シンプルなデザインと使い勝手の良さを追求
低燃費化・低排出ガス化にも配慮されたコンパクトハッチ

ダイハツ ブーン|ニューモデル速報
↑ボディカラーは写真のパウダリーベージュメタリックを含む全9色

コンセプト
全車にCVTを搭載するなど環境性能を向上
FFモデルは全車エコカー減税・補助金の対象に

扱いやすいボディサイズや個性的なスタイル、広い室内空間などにより、幅広いユーザーから支持を得るコンパクトハッチバック、ブーンがフルモデルチェンジを果たした。
先代は、トヨタとの国内における初の共同開発車だったが、新型も共同開発を継続。全車にCVTが搭載されるなど、低燃費化・低排出ガス化を実現した上で、「素」の美しさを極めたシンプルなデザインと、使い勝手の良さを追求。なおかつリーズナブルな価格設定とされた。

もちろん、コンパクトカーとしての性能にも磨きがかかっており、軽自動車と同レベルの最小回転半径、4.3m(CLグレード)を実現。フロントピラー形状の工夫や、ガラスエリアの拡大、ヒップポイント高の引き上げなどにより、死角を減らすなど、全方位での優れた視界が確保されている。

内外装
素の美しさが魅力のシンプルなエクステリア
ナチュラルなリビング感覚のインテリア

スタイリングは、タイヤを四隅に配置した安定感のあるアンダーボディに、タマゴをイメージしたアッパーボディを傾斜して載せたという独創的なもの。シンプルながら上質で、飽きのこないデザインを目指したという。また、豊かな曲線と張りのある面構成により、立体感や躍動感の演出が図られている。

インテリアは、水平基調ですっきりとしたインストルメントパネルが採用された。アッパー部には部屋の壁紙からヒントを得た模様があしらわれている。また飽きのこない楽しさと、上質感を表現するため、丸や四角をモチーフにした操作部品が採用されている。上級グレードには、広々感を演出するフロントベンチシートが装備されており、直線基調ながら、端部に丸みを持たせ、リビングソファをイメージさせている。

バリエーション
排気量は1.0Lと1.3Lの2種類を用意
1.0Lのみ、駆動方式を選択可能

エンジンは、69ps/92N・mを発生する直列3気筒の1.0Lと95ps/121N・mを発生する直列4気筒1.3Lという2種類。1.0LモデルはFFか4WDか、いずれかの駆動方式を選択できる。10・15モード燃費は1.0LのFFモデルで、22.5km/L、4WDは19.2km/L。1.3Lは21.0km/Lとなる。先述の通り、FFモデルはエコカー減税・補助金の対象になっており、1.0Lは75%、1.3Lは50%の減免となる。

価格は1.0L FFのエントリーグレード「CL」の110万円から、同4WDの「CL “Limited”」の143万5000円まで。1.3Lの「CX」は138万円となる。
POINT
1 タマゴをイメージしたボディ
ボディ四隅のタイヤが安定感を演出
ダイハツ ブーン リアスタイル|ニューモデル速報
2 一眼の大径メーターを採用
飽きの来ないインテリアが目指された
ダイハツ ブーン インパネ|ニューモデル速報
3 上級グレードには
フロントベンチシートを採用
ダイハツ ブーン シート|ニューモデル速報
4 軽自動車並みの取り回し性
最小回転半径4.3mを実現
ダイハツ ブーン 最小回転半径|ニューモデル速報

SPECIFICATIONS

グレード 1.0 CL 1.0 CL“Limited” 1.3 CX
駆動方式 2WD(FF) 4WD 2WD(FF)
トランスミッション CVT
全長×全幅×全高(mm) 3640×1665×1535
ホイールベース(mm) 2440
車両重量(kg) 910 970 940
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直3DOHC 直4DOHC
総排気量(cc) 996 1329
最高出力[kW(ps)rpm] 51(69)/6000 70(95)/6000
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 92(9.4)/3600 121(12.3)/4000
10・15モード燃費(km/L) 22.5 19.2 21.0
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/40 レギュラー/38 レギュラー/40
車両本体価格(万円) 110.0 143.5 138.0
■発表日:平成22年2月15日 ■取り扱い:ダイハツ店