両側スライドドアが与えられ、使い勝手が向上
環境性能にも配慮されたコンパクトハイトワゴン

スズキ ソリオ|ニューモデル速報
↑ボディカラーは写真のグレースブルーパールメタリックを含む全6色

コンセプト
コンセプトは乗って楽しく、使って便利
燃費も優れたコンパクトハイトワゴン

軽自動車のワゴンRから普通車へと進化したコンパクトハイトワゴン、スズキソリオが、5年ぶりに2代目(ワゴンRソリオから数えると3代目)へとフルモデルチェンジを果たした。新型のコンセプトは「乗って楽しく、使って便利、燃費も優れたコンパクトハイトワゴン」。運転のしやすさ、低燃費を考えて全長と全幅を抑えながらも、新プラットフォームを採用したことで、コンパクトながらもクラストップのゆとりある室内が実現された。

後席のドアは、従来型のヒンジ式からスライドドアに改められ、利便性が向上している。全モデル助手席側のリアドアは、リモコンで開閉が可能なパワースライド式を採用。上級モデルでは、運転席側のリアドアも電動で開閉される。

内外装
質感の高さが追求された内外装
多彩なシートアレンジで利便性が向上

内外装のコンセプトは「さまざまな世代の感性にマッチする質感の高いデザイン」。エクステリアでは、スケルトングリルが与えられたフロントフェイスが印象的だ。そのほか、ヘッドランプからリアコンビランプへとつながる伸びやかなキャラクターラインや、フロントバンパーおよび、リアコンビランプ&バックドアガーニッシュなどにより、ワイド感が表現されている。

インテリアは、T字のテーマと奥行きを感じさせる楕円フォルムを組み合わせることで、室内空間の大きさが表現された。また、金属加飾が施されたエアコンルーバーや、光沢のある素材で囲われたオーディオ周辺、革シボがあしらわれたセンタークラスターなど、質感の高さが強調されている。

利便性も追求されている。前後シート間の移動がしやすいセンターウォークスルーが採用された。また、長い荷物などを積みやすくする助手席前倒し機構や、リアシートリクライニング機構も備えている。さらに上級グレードでは、手軽にリアシートを格納し、フラットな荷室スペースを実現するワンタッチダブルフォールディングリアシートなども採用された。

収納面でも充実が図られている。荷室スペースは、開口幅1065mm、開口高960mmという大きな開口部が確保された。リアシートを格納すれば、26インチと20インチの自転車を同時に立てて積載することも可能(一部グレードを除く)だ。

バリエーション
吸排気VVTが採用されたエンジン
副変速機構が備えられたCVT

パワートレインは1種類。エンジンはスイフトにも搭載される1.2Lの直列4気筒DOHC。このユニットには、吸排気両側に可変バルブタイミング・リフト機構、VVTが備わるフラットトルク型。組み合わされるミッションは、副変速機構付きのCVTを採用。高張力剛板を効果的に使用した軽量ボディもあわせて、燃費性能の向上が目指された。FFのGグレードは10・15モード燃費22.5km/Lを実現。4WDモデルも含めた全車種がエコカー減税に対応するという。

価格はFFのエントリーモデル、Gの138万2850円から、最上級グレードSの4WDモデルの174万7200円まで。
POINT
1 前後デザインに工夫が施され
ワイド感が表現された
スズキ ソリオ リアスタイル|ニューモデル速報
2 金属加飾などにより
質感の高さを追求
スズキ ソリオ インパネ|ニューモデル速報
3 多彩なシートアレンジを実現
利便性の高さが追求された
スズキ ソリオ シート|ニューモデル速報
4 スイフトにも搭載される
新世代ユニット1.2L DOHC
スズキ ソリオ エンジン|ニューモデル速報

SPECIFICATIONS

グレード G X S
駆動方式 FF 4WD
トランスミッション CVT
全長×全幅×全高(mm) 3710×1620×1765
ホイールベース(mm) 2450
車両重量(kg) 1000 1030 1090
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC
総排気量(cc) 1242
最高出力[kW(ps)rpm] 67(91)/6000
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 118(12.0)/4800
10・15モード燃費(km/L) 22.5 21.0 20.0
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/33
車両本体価格(万円) 138.285 150.99 174.72
■発表日:平成22年12月24日 ■取り扱い:スズキ店、アリーナ店