躍動感あふれる新デザインで
新たに生まれ変わった3代目

マツダ デミオ フロントスタイル
↑見る角度によってラインが変化する独特の造形は今までにないものだ
世界に通用する新しい
コンパクトカーの形
 「Small or Big」。このCMコピーで日本のコンパクトカーマーケットにユーティリティという概念を取り込んだのが初代マツダ デミオだ。この考えは2代目にも継承されたが、なんと3代目はこのコンセプトからの「脱却」とも言えるまったく新しい考え方で登場した。狙うはズバリ「コンパクトカーへの原点回帰」である。今、世界に通用するコンパクトカーを目指した場合、ハイト系のボディは意外と“変化球”なのだそうだ。ゆえに、新型は“直球ど真ん中”と言える背の低いモデルで勝負をかけてきた。では日本ではどうか。ここが商売のポイントとなるのだが、やはり売りは今までの日本車にありそうでなかったダイナミックな造形と言えるだろう。
旧型より100kgの軽量化
低燃費への新技術も満載
ハード面での注目すべきポイントはボディの軽量化だ。1gを減らすためにもメーカーは気の遠くなるような努力をしているが、なんと新型は安全性能を向上させながら、旧型比で約100kgの軽量化、主力の1.3Lモデルは1tを切る車両重量を達成したのだ。これに新開発のミラーサイクルエンジンとCVTを組み合わせることでリッター当たり23.0kmという低燃費も実現した。コンパクトカー市場の“台風の目”になりそうだ。
立体的で躍動感あるデザインが光る
ボディサイズは旧型より全長で40mm短く、全高で55mm低くなったが、ホイールベースは2490mmと変わらないため、高い居住性はそのまま確保されている。エンジンは上記の1.3 Lのミラーサイクルエンジンのほかに、従来からの1.3 Lと1.5Lが燃費向上などリファインされて用意されている。また1.5Lには専用デザインのフロントグリルをもつ『SPORT(スポルト)』が設定されている。これにはリアスポイラーなど専用のエアロキットが装着され、7速マニュアルモードのパドルシフト付きCVT車のほか5MT車も用意された。
■SPECIFICATIONS:1.3 13C-V
・トランスミッション:CVT
・駆動方式:2WD(FF)
・全長×全幅×全高(mm):3885×1695×1475
・ホイールベース(mm):2490
・車両重量(kg):990
・乗車定員(人):5
・エンジン種類:直4DOHC
・総排気量(cc):1348
・最高出力[kW(ps)rpm]:66(90)/6000
・最大トルク[N・m(kg-m)/rpm]:120(12.2)/4000
・10・15モード燃費(km/L):23.0
・ガソリン種類/容量(L):レギュラー/41
・車両価格(万円):131.0
POINT

[1]“ZOOM-ZOOM”を体現する
躍動感あふれるデザイン
マツダ デミオ リアスタイル
[2]視覚的な拡がりに寄与する
立体的で動きのあるインテリア
マツダ デミオ インパネ
[3]専用装備を多数採用した
走りのグレード、スポルトも用意
マツダ デミオ スポルト フロントスタイル
[4]好燃費に貢献する
新開発ミラーサイクルエンジン
マツダ デミオ ミラーサイクルエンジン



発表日:平成19年7月5日
取り扱い:マツダ店、マツダアンフィニ店、マツダオートザム店