高級車ならではの加速感、静粛性を獲得

ミニ|ニューモデル速報
↑ボディカラーは、写真の新色ポメグラネイト・パールを含む全5色
世界初の4輪駆動力自在制御システム(SH-AWD)を採用したホンダのフラッグシップセダン、レジェンドにマイナーチェンジが施された。最大の変更点は、ホンダ車では初となる6速ATが採用されたことだろう。加速性能の向上はもちろん、加速感がリニアにつながるスムーズな変速が目指された。

SH-AWDの効果を最大限に引き出し、3.7LのV6 VTECエンジンのパワーとトルクを効率的に路面に伝えることが目的。また、低速から高速まで動力性能と燃費性能とを高い次元で両立させたという。なお、このミッションには、ステアリングから手を離すことなく、変速を可能にするパドルシフトも備えられている。

高級車ならではの静粛性の向上も図られた。変更を機に、新たに世界初となる18インチノイズリデューシングアルミホイールが採用された。これは、中空構造のレゾネーター(消音装置)を、ホイールを取り巻くように装着することで、高速道路のつなぎ目を越える際や、荒い路面を走行する際などにタイヤ内部で発生する不快な共鳴音を、共鳴吸収効果によって抑制するホイールだ。さらに、ボディ各所に効果的に配置した遮音材/吸音材との相乗効果により、走行中のさまざまな周波数のノイズを効果的に低減し、最上級セダンにふさわしい静粛性が実現されている。

装備面では、リアカメラ付きのHonda HDDインターナビシステム+プログレッシブコマンダーが標準装備された。フルセグ(12セグ/ワンセグ)対応により高画質な地上デジタルテレビ放送が視聴可能で、ほかにも多彩な機能を搭載した最新のシステムになる。

モノグレードで価格は620万円。装備の充実もあり、約70万円ほど高額になった。なお、モーションアダプティブEPSや、クルーズコントロールなど安全性能を高めたパッケージオプション、アドバンスパッケージは+60万円、レザー内装・シートや専用エクステリア、チューニングサスペンションが組み込まれたユーロパッケージが+20万円で用意される。
グレード LEGEND
駆動方式 4WD
トランスミッション 6AT
全長×全幅×全高(mm) 4985×1845×1455
ホイールベース(mm) 2800
車両重量(kg) 1850
乗車定員(人) 5
エンジン種類 V6SOHC
総排気量(cc) 3664
最高出力[kW(ps)rpm] 227(309)/6300
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 370(37.7)/5000
10・15モード燃費(km/L) 8.7
ガソリン種類/容量(L) プレミアム/73
車両本体価格(万円) 620.0
■発表日:平成22年10月21日 ■取り扱い:ホンダカーズ