日産 ラティオ【新型車】
カテゴリー: 日産の新型車
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2012/10/05
環境と性能に配慮した
正統派5ナンバーセダン
↑ボディカラーは写真のタイタニウムグレーを含む全6色
コンセプト
セダンに求められる要件を
きちんと抑えたコンパクトセダン
日本市場で扱いやすい5ナンバーサイズのコンパクトセダン、ラティオがデビューした。「セダンらしいセダンにしよう」という思いで企画されたという。具体的には「正統派セダンとしての上質感のあるスタイル」「広くて快適な室内」「リーズナブルな価格設定」というセダンに求められる条件をきちんと押さえている。タイで生産される世界戦略車という位置づけだ。ベースにはマーチでも採用されるVプラットフォームが用いられた。このプラットフォーム、日本のような厳しい性能が要求される成熟市場はもちろん、低価格の車を欲する新興国にも展開する世界戦略車のために開発されたもの。後席の居住性や運転時の視界の良さ、取り回しのしやすさなど、地味な部分を磨き上げることで使いやすさが追求された。
内外装
エクステリアは「力強さ」「流麗さ」「上級感」を意識
室内のキーワードは「品質感」「広々」「魅惑的」
エクステリアは、アスリートの筋肉のように研ぎ澄まされた彫刻的なボディ断面による力強さや、流れるようなシルエットを両立させたサイドビューなど流麗さが際立つ。力強く前を見据えるスポーティな表情のフロントスタイルによる上級感も特徴だ。クラスを超えた車格感のある堂々としたスタイルを実現したとメーカーではうたっている。インテリアは、機能的に並んだパーツ類やシルバー加飾で品質感を向上。単に数字上広いだけでなく、広く感じてリラックスできる室内が目指された。座ったときに見える範囲や部品の丸さ具合など「どこをどうすれば人は広く感じるか?」ということを研究した結果だという。上級車にはファインビジョンメーター(自発光式メーター)を装備することで艶やかさも演出されている。
ユーティリティ性能も重視され、ラゲージはコンパクトセダンクラスでトップとなる490Lの容量が与えられ、室内には多彩な収納ポケットも用意されている。
バリエーション
全車にアイドリングストップを採用
燃費性能はクラストップの22.6km/L
パワートレインはマーチで定評のある1.2L直3DOHCエンジンと副変速機付きエクストロニックCVTの組み合わせ。車両の軽量化や空力性能が煮詰められたこと、全グレードにアイドリングストップが標準装備されたことで、JC08モード:22.6km/Lというクラストップの燃費性能を実現した。モデルバリエーションは、法人向けのBを含む装備の違いによる4モデルが用意される。価格は、法人向けのBが138万8100円。一般モデルは、エントリーグレード「S」の141万9600円から最上級グレード「G」の169万8900円まで。
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