<%image(editor/skyline coupe_73.jpg|565|424|)%> 先代のV35から「日本車としてのスカイライン」という呪縛から解き放たれたかのような、のびのびとしたデザイン。事実、北米では日本の10倍売れます。ロングノーズ・ショートデッキのスタイルは、プレスリリース通り「艶やかで躍動感のあるエクステリアデザイン」となっています。
<%image(editor/uneri.jpg|565|424|)%> 例えば、上記のうねり具合なんて、写真と実際に見るとでは全然印象が違います。また写真の角度によっても、これがまた表情を変えてしまいますし。メインボディ色のレッドも、私のカメラじゃ色がうまく出ないし…。カメラマン泣かせのボディカラーかもしれません。
セダンと共通の外観部品は、ドアミラーとドアハンドルだけ。ちなみにセダンのサイズが4755×1770×1450(mm)に対し、クーペは4655×1820×1390(mm)。つまり100mm短く、50mm幅広で、60mm低いというプロポーションです。よりワイド&ローですね。
インテリアでは、本物のウッド(オプション)が質感を一層高めています。高級家具にも使用される木材「ビュバンガ」だそうです。そこにアナログの時計がまた似合います。マセラティの真似と言えばそれまでですが、でもこれだけしっくりくるのなら、真似でも何でも構いませんよ。

<%image(editor/tokei.jpg|565|424|)%> 新開発された3.7Lエンジンは、VVEL(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)を備えたVQ37VHR型と呼ばれるもの。その名が示すとおり、VQ35HRエンジンの35%の部品が新規開発され、最先端技術VVELが盛り込まれたものです。このVVELとは、通常はスロットルバルブで吸気量をコントロールするのに対し、吸気バルブによって調整する機構です。さらにバルブのリフト量や作動角を無段階で制御できるため、燃費やレスポンス、出力などを最適化できるそうです。ちなみに最高出力は333馬力。燃費は改善され、出力が向上する、まさに一石二鳥です。
事実、燃費は先代が8.6km/Lだったのに対し、新型は9.3km/L。また配布された広報資料の図版を見る限り、加速性能は格段によくなっているようです。
また先に登場したセダンにも搭載されている4WAS(4輪アクティブステア)は、さらに熟成され、より自然になったとも言われています。 この辺は、早く試乗して確かめたいところですね。

<%image(editor/rear seat.jpg|565|424|)%> リアシートにも座ってみましたが、やはり無理でした。頭が思いっきりリアガラスにぶつかります。そもそも、もし座れたとしても思いっきり頭上はガラスエリアです。まぁTVCMでイチローさんが言うように「もし車が、ただの便利な道具なら、クーペなんかいらない。」ですね。
ちなみにTVCMはイチローさんと渡辺謙さん。つまりセダンとキャストは一緒です。

とにかく、カッコはいい。これは写真より実車でみなさんも確かめてみてください。

<カーセンサーnet編集部デスク・ぴえいる>