コンセプト
ノーマルのCシリーズに、エッジを利かせた
DSシリーズの第2弾

「洗練」「大胆」「伝統」といった独自のコンセプトを表現する、シトロエンDSシリーズの第2弾、DS4が登場した。シリーズ第1弾であるDS3が、C3にエッジを利かせたモデルであったのと同様に、DS4も2011年6月に日本に導入されたC4を、ダイナミックかつエレガントに仕立てたモデルになる。

クーペのようなボディラインと、SUVのような高めのアイポイントをもちながら、ダイナミックかつスポーティな走りを兼ね備えた、新しいクロスオーバーモデルが目指された。

内外装
クーペを連想させるSUVスタイル
上質感を追求したインテリア

エクステリアはSUV のようにやや背の高いボディでありながら、クーペを連想させる独創的なデザインを採用。ボディサイズは、先にデビューしたC4と比べて、全長で－55mmの4275mm、全幅は逆に＋20mmの1810mm、全高は＋45mmの1535mmと、コンパクトかつワイドで背が高いスタイリング。

インテリアはスポーティさと上質感の追求が図られた。宝飾品や皮革製品、時計の製造工程などを研究し、ステッチの仕上げや、エンボス加工など随所にそのノウハウを盛り込んだという。また、スイッチなどの操作感の向上や、ダッシュボードに柔らかな「スラッシュスキン」を採用するなど手触り感も重視されている。

さらに、C3やC4ピカソに採用された、パノラミックフロントウインドウも装備される。約13cmの可動幅をもつスライディングサンバイザーを上げることで、フロントウインドウをドライバーの頭上近くまで広げることが可能だ。

バリエーション
出力特性の違う2種類の1.6L直4ターボ
ミッションは、グレードごとに違う

モデルバリエーションは、Chick（シック）とSports Chic（スポーツシック）の2種類が用意される。エンジンは両モデルともに1.6Lの直4DOHCターボだが、Chickは最高出力156ps／最大トルク24.5kg-mで、2ペダルの6速EGSとの組み合わせ。Sports Chicは、最高出力200ps／最大トルク28kg-mのエンジンに6速MTが組み合わされる。

価格はChickが309万円、Sports Chickが345万円となっている。また、ツートーンレザーシートなどが装備されるオプション、パックぺルソも用意される。