レクサス LSシリーズ【マイナーチェンジ】
カテゴリー: レクサスの新型車
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2012/10/12
新世代のレクサスフェイスを獲得、同時に走りのFスポーツを追加設定
↑従来どおりのフォーマルな装いのLS600h Version L(左)に加えて、走りのイメージを強調するLS600h F SPORT(右)を新設定
レクサスのフラッグシップセダンであるLSシリーズがマイナーチェンジを果たした。2012年1月にデビューしたGSシリーズから採用された新世代レクサスを象徴するスピンドルグリルを採用するなど内外装を変更。また、この変更を機にスポーツグレードである「F SPORT(Fスポーツ)」が新たに設定された。エクステリアは前述のスピンドルグリルに加え、シームレスに発光するアローヘッド形状のクリアランスランプやL字型テールランプなど、新世代レクサス共通のデザインテーマが用いられた。また、世界最小径のLEDフォグランプをはじめ、外装の灯火類すべてにLEDを採用。LEDランプならではの造形と光で華やかさを演出するとともに、省電力化により燃費性能も向上するという。
インテリアではインストルメントパネルを一新。水平基調のデザインが与えられた。また、操作系の配置が見直され、運転席周辺をディスプレイゾーンとオペレーションゾーンに分離、機能性の大幅な向上が図られている。さらに、匠の手技によって薄い板材を重ね合わせ独自の模様を表現した縞杢(しまもく)ステアリングが新設定されたほか、精緻に作り込んだ本アルミのアナログクロック(GPS補正機能付)を新採用。素材の持ち味を生かした上質な装備がふんだんに投入されている。
機能面では、「レーザースクリューウェルディング」や「構造用接着剤」などの新たな生産技術の導入によりボディ剛性を強化。ギア比可変ステアリングであるVGRSの採用やエアサスペンションの制御を見直し、操縦安定性、走行安定性も向上している。
新たに設定されたF SPORTは、専用の内外装デザインを採用。走りの面では、専用チューニングが施されたトランスミッションやサスペンション、ブレンボ社製高性能ブレーキ、19インチ鍛造アルミホイールなどにより、レクサス独自の“F”の走りのテイストが味わえる。
自分だけのLSを作れる「L−Select」には、「Passionate Spirit」や「Japanese Modern」など個性的な6つのテーマが追加。シートやインストルメントパネル、天井、カーペットなど、様々な部位の素材・カラーを好みに応じて組み合わせ、幅広いコーディネイトがさらに楽しめるようになった。
安全装備も充実している。具体的には、ミリ波レーダーとステレオカメラを組み合わせ、自車と対象物の相対速度が40km/h以下の状況で、自動ブレーキにより衝突を回避する「衝突回避支援型プリクラッシュセーフティシステム」を採用。さらに近赤外線投光器により夜間でも歩行者を検知することも可能だ。車線変更時に後側方を走行する車両をミリ波レーダーで検知する「ブラインドスポットモニター」や、夜間の視認性向上に寄与する「アダプティブハイビームシステム」なども装備される。
価格は、4.6LV8エンジン+8速AT+FRのエントリーモデル「LS460」の830万円から、5LV8エンジン+ハイブリッド+4WDの最上級グレード「LS600hL エグゼクティブパッケージ」の1550万円まで。エントリーグレードは34万円のプライスアップ。最上級グレードは価格が据え置かれた。
グレード | LS460 | LS600h F SPORT | LS600hL エグゼクティブパッケージ |
駆動方式 | FR | 4WD | |
トランスミッション | 8AT | CVT | |
全長×全幅×全高(mm) | 5090×1875×1465 | 5210×1875×1475 | |
ホイールベース(mm) | 2970 | 3090 | |
車両重量(kg) | 1940 | 2270 | 2370 |
乗車定員(人) | 5 | ||
エンジン種類 | V8DOHC | V8DOHC+モーター | |
総排気量(cc) | 4608 | 4968 | |
最高出力[kW(ps)rpm] | 288(392)/6400 | 290(394)/6400+165(224) | |
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 500(51.0)/4100 | 520(53.0)/4000+300(30.6) | |
JC08モード燃費(km/L) | 8.4 | 11.6 | |
ガソリン種類/容量(L) | プレミアム/84 | ||
車両本体価格(万円) | 830.0 | 1230.0 | 1550.0 |
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