150万円から狙えるディーゼルSUVオススメ5選|国産&海外車の人気お買い得モデルを紹介!
カテゴリー: 特選車
タグ: マツダ / BMW / ミニ / ボルボ / SUV / お手頃 / ディーゼル / 4WD / ミニクロスオーバー / X3 / V40クロスカントリー / CX-3 / CX-5 / ぴえいる
2024/12/29

人気のディーゼルSUVがようやく予算150万円で選べるようになってきた!
トルクがあるから出足が良く、同排気量のガソリンエンジンより低燃費。しかもガソリンより安い軽油を使用する。もちろん、現在販売されているモデルは厳しい環境規制もクリアしている。
そんな魅力あるディーゼルエンジンを搭載したモデル、とりわけ人気ジャンルのSUVは、ひと昔前に比べたら国産車・輸入車問わず随分と車種が増えた。
とはいえ、たいていはガソリン車より価格が高く、中古車でも人気があるため割高な場合が多い。
しかし、ようやく最近になって、予算150万円くらいから選べるディーゼルエンジン搭載のSUVが増えてきた。今回はその中からオススメの5モデルを紹介しよう。
マツダ CX-5(初代)
マツダを象徴するクリーンディーゼルを初搭載

それまで低迷していた同社の復活を告げるように、2012年2月に登場したのがマツダの初代CX-5だ。
今もマツダ車の個性を司るデザイン哲学「魂動デザイン」は、この車から初めて採用された。さらに、クリーンディーゼルを搭載したのもこのCX-5が最初になった。
同車が搭載した2.2Lディーゼルターボエンジンは、尿素SCRシステムなど排出ガス浄化装置を備えなくても環境基準をクリアするため、メンテナンスが楽になるメリットもある。
また、SUVでも同社のロードスターのような人馬一体感、つまり「意のままに操れるSUV」を目指して開発されただけに、走りも楽しいSUVに仕上げられている。
衝突被害軽減ブレーキはデビュー時から用意され、2013年9月から全車に標準装備された。
毎年のように小さな改良が続けられたが、中でも2015年1月のマイナーチェンジでは内外装デザインが見直された他、足回りが改良されて走りに磨きがかかり、レーダークルーズコントロール付きが選べるようになった。

原稿執筆時点の初代CX-5の掲載台数は約720台。全車の平均価格は約98万円、平均走行距離は約7.8万km。そのうち9割近くを占める620台ほどがディーゼル車だ。さらに、ディーゼル車のうち約4割が4WD車なのも初代CX-5の特徴だろう。
150万円くらいから狙うなら、オススメは「XD Lパッケージ」の2WDだ。2015年1月のマイナーチェンジ後の5万km以下が狙える。
XD Lパッケージはアダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト機能などが備わり、本革シートやフロント電動シートが備わる装備が充実したグレードなので、満足度も高いだろう。
この予算ならXD Lパッケージの4WDのマイナーチェンジ後も手に入るが、走行距離5万km以下は全体を通しても台数が少ないので、見つけたら早めの行動が肝心だ。
▼検索条件
マツダ CX-5(初代)×ディーゼルエンジン搭載×全国マツダ CX-3(初代)
コンパクトクラスで希少なディーゼルSUV

2015年2月に「1.5Lディーゼルターボエンジン専用車」として登場したのが、マツダの初代CX-3だ。
結局、後に2Lや1.5Lガソリンエンジンも搭載するのだが、全長約4.3mのコンパクトSUVクラスで、希少なディーゼルエンジンを搭載しているのが最大の魅力だろう。もちろん上記CX-5同様、排出ガス浄化装置がないためメンテナンスが楽ちんだ。
マツダらしい「人馬一体」の気持ち良い走りも魅力で、ディーゼル車にも6速MT車が用意されたのも特徴。また、本革シートの設定に象徴されるように、小さいながらも高級車のようなインテリアも魅力のひとつだ。
毎年のように小さな改良が続けられているのは他のマツダ車同様だが、特に2018年5月のマイナーチェンジでは大きく変わっている。まずディーゼルターボエンジンが1.8Lの新型に切り替えられた。併せて内外装デザインの見直しや、足回りの改良などが施されている。
また、衝突被害軽減ブレーキはデビュー時から用意されていたが、このマイナーチェンジでは全車速追従機能付きクルーズコントロールが採用された。

原稿執筆時点の初代CX-3の掲載台数は約1230台。全車の平均価格は約154万円、平均走行距離は約4.9万km。ディーゼル車は約6割を占める。
150万円くらいから狙うなら、流通量が多く比べて選びやすい1.5Lディーゼルターボを搭載する「ツーリング」がオススメだ。メーカー系中古車販売店でも走行距離5万km以下の物件を狙うことができる。
また、ツーリングよりは台数が少ないものの、アダプティブクルーズコントロールや本革シートが備わる充実装備の「ツーリング Lパッケージ」も十分射程圏内だ。
なお、1.8Lディーゼルターボを搭載するマイナーチェンジ以降はさすがにまだ高めだ。走行距離5万km以下のものなら予算を170万円くらいは見た方がいいだろう。
▼検索条件
マツダ CX-3(初代)×ディーゼルエンジン搭載×全国ミニ ミニクロスオーバー(初代)
ミニ初の4枚ドアで、初ディーゼル搭載車

2011年1月に日本デビューしたミニの初代ミニクロスオーバー。ミニを冠するモデルとしては初めて4枚ドアが採用されたモデルでもある。
ミニ、といっても当時の2代目ミニより約400mmも長いなど、ひと回り以上大きい。それでも全長は約4.1mと十分コンパクトだし、ミニらしい「ゴーカートフィーリング」も味わえる。
インテリアもミニ流だ。インパネ中央にスピードメーターが備わり、ステアリングの奥にはタコメーターだけが配置される。
デビュー時はガソリン車のみだったが、2014年9月のマイナーチェンジで2Lディーゼルターボ搭載車が加えられた。日本では初のミニのディーゼル車だ。クーパーD系に搭載された最高出力112ps仕様と、クーパーSD系に搭載された同143ps仕様という2種類がある。
なお、デビュー時はミニ初となる4WDシステムがガソリン車に用意されていたが、この時同時にディーゼルターボ×4WDの組み合わせ(クーパーDクロスオーバー オール4)に切り替えられた。

原稿執筆時点の初代ミニ ミニクロスオーバーの掲載台数は約480台。全車の平均価格は約83万円、平均走行距離は約6.9万km。3、4割程度がディーゼル車となる。
150万円以内で狙うなら、オススメは最高出力112ps仕様の「クーパーD」系だ。全体での台数は143ps仕様のクーパーSD系より若干多い程度だが、150万円以下で見ると、クーパーDはクーパーSDの約2倍あるので比べて選びやすい。走行距離8万km以下なら80万円あれば十分手に入る。
一方、もう少しだけ予算を上げれば、クーパーDおよびクーパーSDどちらも走行距離5万km以下も狙える。両グレードの中古車平均価格の差は10万円くらいなので、新車時より縮まっている。
なお、4WD車(クーパーDクロスオーバー オール4)も、台数こそ少ないが走行距離8万km以下が支払総額約130万円から見つけることができる。
▼検索条件
ミニ ミニクロスオーバー(初代)×ディーゼルエンジン搭載×全国BMW X3(2代目)
年々進化し続けたプレミアム・ディーゼルSUV

2011年3月に日本へやってきたBMWの2代目X3。全車4WDで、純正カーナビやリアビューカメラなどを全車に標準装備するなど、装備の充実したプレミアムSUV(同社はSAVと呼ぶ)だ。2Lディーゼルターボエンジンを搭載したディーゼル車は、2012年9月に追加された。
悪路を走破するSUVというよりは、他のBMWのセダンなどと同様、舗装路での走りが楽しい点が最大の魅力だろう。
また、機能が年々向上していったのも特徴だ。まず、2013年9月にはテールゲートが電動開閉式となり、リモコンキーからでも開閉できるようになった。
次いで2014年6月のマイナーチェンジでは、衝突被害軽減ブレーキやサイドビューモニターが標準装備化された。同時にテールゲートはバンパー下で足を振ると開閉するハンズフリー機能も備わるようになった(Mスポーツは非装着)。
モデル末期の2016年6月には、レーダークルーズコントロール機能も標準装備された。

原稿執筆時点の2代目X3の掲載台数は約110台。全車の平均価格は約155万円、平均走行距離は約6.8万km。約8割をディーゼル車が占める。
150万円以下のディーゼル車は約20台と、台数が少なく、グレードによる偏りもあまりないが、若干「xDrive 20d Mスポーツ」と「xDrive 20d Mスポーツパッケージ」が他より多い程度だ。どちらも支払総額約150万円で走行距離8万kmの、衝突被害軽減ブレーキやテールゲートのハンズフリー機能が備わったマイナーチェンジ後のモデルが狙える。
走行距離5万km以下を狙いたい場合は、予算を200万円まで上げた方がいいだろう。ただし、全体を通しても5万km以下は台数が少ないので、見つけたら早めの行動をオススメする。
▼検索条件
BMW X3(2代目)×ディーゼルエンジン搭載×全国ボルボ V40クロスカントリー(初代)
都会派のクロスオーバー・ディーゼルSUV

2013年2月に登場したコンパクトカーの初代ボルボ V40に続き、約3カ月の2013年5月に登場したのが初代V40クロスカントリーだ。
最低地上高がV40より10mm高い程度なので、一見“SUVルックのコンパクトカー”だと思うかもしれない。
しかし、全車に4WDが組み合わされ、滑りやすい路面の下り坂で速度を自動コントロールするヒルディセントコントロール機能を備え、前席シートヒーターやルーフレールを標準装備するなど、「都市部で雪が降っても安心」な、クロスオーバータイプのSUVなのだ。
都市部を走ることが想定されているからこそ、最低地上高の上げ幅を最小限にとどめ、都市部に多い立体駐車場に収まるよう、最低地上高の上げ幅を最小限にとどめ、全高が1470mmに抑えられたというわけだ。
もちろん、ボルボらしく安全機能は充実。デビュー時から衝突被害軽減ブレーキを含む10種類の安全機能が用意され、早くも2013年12月には全車に標準装備された。
2016年7月にマイナーチェンジが行われ、エクステリアデザインやグレード体系が見直されている。

原稿執筆時点の初代ボルボV40クロスカントリーの掲載台数は約130台。全車の平均価格は約130万円、平均走行距離は約5.7万km。3、4割程度がディーゼル車だ。
上のX3同様、150万円以下のディーゼル車は約20台と台数が少ないが、比較的多いのが上級グレードの「D4 SE」だ。純正カーナビゲーションやフロント電動シートが備わるグレードで、150万円あれば走行距離5万km以下のものを選ぶことができる。
2016年7月のマイナーチェンジ後のモデルも、走行距離8万kmまで許容できれば150万円から手に入る。5万km以下が欲しい場合は、予算を180万円ほどまで上げることを検討しよう。
▼検索条件
ボルボ V40クロスカントリー(初代)×ディーゼルエンジン搭載×全国
ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。先日、中古車のホンダeも加わった。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。