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ポルシェ 911(空冷・993型)の中古車価格約1800万円に絶望した人に贈る「1/3で買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
ポルシェ 911(空冷・993型)の中古車価格約1800万円に絶望した人に贈る「1/3で買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
2024/06/11
▲10年ぐらい前までは総額300万円台でも買うことができたポルシェ 911の「タイプ993」ですが、近頃は最安値でも約1000万円で、高いものだと1億円を超えることも。今後値下がりする気配もなさそうであるため、遺憾ながら「タイプ993の代わりになり得るモデル」を探してみることにしましょう!
タイプ993の911は1億円を超える中古車も!
「世界一のスポーツカー」かどうかはさておき、「世界を代表するスポーツカーのひとつ」であることは間違いないポルシェ 911。
その素晴らしさは言わずもがなだが、特に1998年まで販売されていた「空冷フラットシックスを搭載するポルシェ 911」は、唯一無二のフィーリングと高揚感をドライバーに与えてくれるという意味で、素晴らしすぎるほど素晴らしい存在だ。
だが素晴らしすぎるだけあって、その中古車価格も高すぎるという事実がある。
空冷911の最終世代である993型(1994~1998年)は、10年ほど前までは「911カレラ」を総額300万円台でも狙うことができた。しかし、ご承知のとおり今や最安物件でも約1000万円であり、中古車の平均価格は1753.3万円に達している(※2024年5月下旬現在)。そしてカレラRSに至っては1億円を超える物件も登場した。
そしてこの先、993型ポルシェ 911の相場が「なぜか大幅に下落しました」となることは、おそらくないだろう。そのためタイプ993の入手は――筆者のような普通人にとっては「かなり難しいこと」となってしまったのだ。
とはいえそのことを嘆いてばかりいても仕方ない。まずはしっかり前を向き、「タイプ993の代わりになり得るモデル」について考えてみたいのだ。
もちろん、空冷ポルシェ911の代わりになるモデルなんて存在しないということは重々承知である。
それでも「993型にある程度近い満足度」を得られるモデルはあるはずで、なおかつそれを993型の3分の1ぐらいの価格=総額600万円ぐらいで入手できたなら、人生はなかなかハッピーなものになるのではないだろうか。
ということで探してみることにしよう。おおむね総額600万円ぐらいの予算で、「993型にある程度近い満足度」を得られるモデルを!
候補1|ポルシェ 718ケイマン(タイプ982・現行型)
予算目安:総額600万~700万円
▲2016年4月に上陸したポルシェ 718ケイマン
「より最新に近いポルシェ」を入手することでもって993型の満足感に対抗しようと考えるなら、適任は「718ケイマン」になるだろう。
ご承知のとおりポルシェ 718ケイマンは、ポルシェのミッドシップスポーツとして登場した「ケイマン」の第3世代。基本となる搭載エンジンは2Lまたは2.5Lの水平対向4気筒ターボで、従来型ケイマンが搭載した2.7Lまたは3.4LのNA水平対向6気筒より気筒数は減少している。
だがスペック的にはよりパワフルになっており、2Lターボでは従来型2.7L NA比で25ps増の最高出力300psをマークし、2.5Lターボでは350psの大パワーが炸裂する。
4気筒ゆえ、993型に限らず911全般が有している重厚感のような部分では「少し違うかな?」とは思うが、同じく911全般が有している「精密感」や「鬼のような接地感」については718ケイマンも同等または同等以上。そこに4気筒ターボゆえの「軽さ」が組み合わされているのだから、718ケイマンのドライブフィールが素晴らしくないはずがない。
そしてオプション装備の「ポルシェ・トルク・ベクタリング(PTV)」が付いた中古車が見つかったなら、その電子制御機構はタイプ993のマルチリンク式リアサスペンション以上の働きをするだろう。
総額600万円で狙えるのは2.5Lターボの「718ケイマン S」ではなく2Lターボの「718ケイマン」に限られるが、それでも十分というか、十分以上である。
▲トランスミッションは7速PDK。7インチのマルチタッチディスプレイや150Wのオーディオシステムを標準装備する
▼検索条件
ポルシェ 718ケイマン(タイプ982・現行型) ×全国
候補2|BMW M3クーペ(E92型)
予算目安:総額500万~600万円
▲現行世代の「M4クーペ」から数えると2世代前に相当するE92型BMW M3クーペ
ポルシェ 718ケイマンも素晴らしい選択肢だとは思うものの、「4気筒」という部分に若干の抵抗を覚える人もいるのかもしれない。
ならば「いっそV8エンジンを選んでしまう」という行動に出るのはどうだろうか? つまりは2007年から2014年まで販売されたE92型BMW M3クーペである。
BMW 3シリーズをベースとする超スポーティモデルであるM3は、ご承知のとおり初代は直4DOHCを搭載してDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)を戦い、その後の2世代は3~3.2Lの直6DOHCを搭載した。
しかし2007年9月に登場したE92型M3クーペは、当時のM5に搭載したV10エンジンから2気筒分を切り落とした4L V8を採用。だがそれでいて直6エンジンよりエンジン単体では15kg軽量化され、パフォーマンスとしては最高出力420ps/8300rpm、最大トルク40.8kgm/3900rpmを発生した。
それでも車両重量は1630kgもあるため、おおむね1300kg台後半だった993型ポルシェ 911カレラとは乗り味の方向性は異なる。
しかしV8ユニットならではの短いクランクシャフトは超が付くほどの高回転を許容し、最高出力は8300rpmで発生される。この怒涛の高回転特性と怒涛のパワー、そして見かけによらず洗練された乗り味をもってすれば、993型ポルシェ 911の「完全な代替品」にはならないとしても、かなり近いボリュームの満足を得られることは間違いない。
トランスミッションはコンベンショナルな6MTと、7速DCTである「M DCT ドライブロジック」の2種類で、それぞれの流通比率はおおむね半々。どちらをお選びになっても良いとは思うが、「993型カレラに近い歓びを得る」という目的から考えるのであれば、オススメは6MTだろうか。
▲シンプルなブラックを基調とする武闘派なインパネまわり。トランスミッションは写真の6MTの他、7速DCTも選択可能
▼検索条件
BMW M3クーペ(E92型) ×全国
候補3|ポルシェ 911カレラ(タイプ997・後期型)
予算目安:総額700万~800万円
▲2004年から2011年まで販売されたポルシェ 911の997型。写真は2008年6月にマイナーチェンジを受けた後期型カレラ
「総額600万円ぐらい」という想定ラインを超え、タイプ993の1/3よりはやや高めで恐縮だが、やはり「993型の代わりになり得る一台」といえばこれを外すわけにはいかない。993型から数えて2世代後の、水冷フラットシックスを搭載した911カレラである。
初めて水冷化されたタイプ996は新車当時、「いささか乗用車的な乗り味でつまらない」「全体的な質感が(911としては)やや低い」というような評価もされた。
だが2004年に登場した第2世代の水冷911であるタイプ997は、エクステリアデザインの面で伝統的な丸目ヘッドランプへと回帰し、インテリアの質感なども向上した形で登場した。
とはいえその前期型はインターミディエイトシャフトと6番シリンダーの問題によって評判を落としたわけだが(といってもすべての前期型997で問題が発生したわけではなく、問題発生の確率は低かった)、2008年6月以降の後期型からはエンジンを完全新設計の直噴タイプに変更。
排気量は前期型と変わらず3.6Lだったが、最高出力は前期型の325psから345psに向上。そして前述した問題についての懸念も払拭された。
さらに後期型ではオートマチックトランスミッションを、それまでのトルコン式5速ATであるティプトロニックSから7速DCTの「PDK」へと刷新。DCTならではの電光石火な変速が堪能できるようになった。
……というような成り立ちを持つタイプ997後期型のカレラであっても、空冷フラットシックスを搭載したタイプ993の「完全な代替品」になるとは筆者も思っていない。
とはいえ同じ911ファミリーの中の「より進化した存在」としての997後期型カレラは、993型カレラに“近い”満足感を与えてくれることは確かだ。そしてその中古車価格は“近い”どころではなく、993型の約半額である。
▲後期型からAT車のトランスミッションは7速PDKに。6MTを探すこともできなくはないが、流通量は少なめで、中古車価格もPDKより高めになる
▼検索条件
ポルシェ 911(タイプ997) ×2008年6月~2011年10月生産モデル×カレラ×全国
候補4|アルピーヌ A110(2代目・現行型)
予算目安:総額660万~750万円
▲超軽量なシャシーのミッドに、程よくパワフルな直噴1.8Lターボエンジンを搭載するアルピーヌ A110
ポルシェとはいささか毛色が異なるがフランスの「アルピーヌ A110」も、993型ポルシェ 911の代わりとしては十分以上に機能すると思われる。
ご承知のとおり現行型のアルピーヌ A110は、1960年代から70年代にかけて活躍した元祖A110を現代の最新技術で蘇らせた軽量ミッドシップスポーツ。
アルミ製軽量ボディの採用により、車重はガソリンタンクに燃料を満たした状態で1080kg。これは最近のフル装備な軽自動車とほとんど変わらない重量だ。
搭載エンジンは、前出のM3クーペなどと比べれば可愛らしい数値といえる最高出力252psの1.8L直噴直4ターボだが、アルピーヌ A110の走りは、その軽量さとも相まってきわめて強烈。いや強烈というよりは「痛快&爽快!」というべきだろうか? とにかくポルシェ 911とベクトルは異なるが、分量的には同じぐらいの「走る歓び」を得られるのがこの車だ。
作りもコンセプトも異なる車同士を無理やり比較するのはナンセンスだが、それでもあえて言うとしたら、「普通ぐらいの速度」で走っている際のドライビングプレジャーは、993型ポルシェ 911よりもアルピーヌ A110の方が上であるように思う。
それでいて中古車価格はタイプ993の約3分の1、総額660万~750万円付近のゾーンで普通に見つけることができるだろう。
▲993型ポルシェ911のやや無骨な世界観とは大きく異なるアルピーヌ A110のインテリア
▼検索条件
アルピーヌ A110(2代目・現行型)×全国
候補5|スバル アルシオーネSVX(初代)
予算目安:総額150万~500万円
▲スバル初の高級ラグジュアリークーペとして1991年に発売された「スバル アルシオーネSVX」
718ケイマンもM3クーペも、そしてアルピーヌ A110も、ナイスな選択肢であるとは確信している。だが世の中には「自分はどうしても水平対向6気筒が欲しいのだ!」という人もいるのかもしれない。
そういった場合は1000万円以上の予算を投じていずれかのポルシェ 911を買うのがベストなのだが、もしも1000万円を投じたくないというのであれば――911と同じく水平対向の6気筒エンジンを搭載した「スバル アルシオーネSVX」でどうだろうか?
スバル アルシオーネSVXは、1991年から1997年まで販売されたスバルのスペシャルティクーペ。その最大の特徴は、巨匠ジョルジェット・ジウジアーロのオリジナルコンセプトに基づく斬新なデザインといえるだろう。
水平対向エンジンならではの低いノーズと、ルーフ以外の360°全面をガラスで覆った、まるで航空機のキャノピー(操縦席を覆う天蓋)のようなキャビン。そしてそのサイドウインドウには、ルーフ部分まで回り込む複雑な三次元曲面ガラスが採用された。
▲「グラスキャノピー」を実現させるため、ピラーはすべてガラスの内側に存在している。また徹底したフラッシュサーフェス化により、空力抵抗係数も0.29という抜群の数字をマーク
そんなアルシオーネSVXに搭載されたエンジンは、新開発の3.3L水平対向6気筒「EG33」。これは北米向けレガシィの2.2L水平対向4気筒SOHCに2気筒を加え、さらにはDOHC24バルブ化したというもの。低回転域から高回転域までひたすら豊かなトルクが発生し、なおかつきわめて静かでもあるという「至高の6発」だったのだ。
とはいえその乗り味は「優雅なラグジュアリークーペそのもの」といったニュアンスで、いささか硬派な993型ポルシェ 911のそれとは大きく異なるものである。
しかし、タイプ993とはキャラクターもデザインもここまで違うアルシオーネSVXだからこそ、水平対向6気筒ならではのテイストは味わいつつも、その他の部分は(あまりにも911とは違うため)あきらめがつくというか、993型ポルシェ 911のことを忘れられるのではないか? と思うのである。
2024年5月下旬現在、スバル アルシオーネSVXの中古車流通量は約20台。価格は「応談」である場合も多いのだが、筆者のこれまでの取材経験によれば、リフレッシュ費用を含めて350万~500万円ほどの総額を用意すれば、かなり満足のいくアルシオーネSVXが手に入れられるはず。
決して万人にオススメしたい選択肢ではないのだが、ある種の人には、きわめて深く刺さる1台であるはずだ。
▲インテリアもポルシェ 911とは真逆の世界観。この「平成レトロ」な感じが今、逆にシブいのかも?
▼検索条件
スバル アルシオーネSVX(初代) × 全国
文/伊達軍曹 写真/ポルシェ、BMW、篠原晃一、SUBARU
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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ポルシェ 911(空冷・993型)の中古車価格約1800万円に絶望した人に贈る「1/3で買えるコレ、代わりにどうですか?」5選/特選車
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<h3>タイプ993の911は1億円を超える中古車も!</h3>
<p>「世界一のスポーツカー」かどうかはさておき、「世界を代表するスポーツカーのひとつ」であることは間違いないポルシェ 911。<br />
<br />
その素晴らしさは言わずもがなだが、特に1998年まで販売されていた「空冷フラットシックスを搭載するポルシェ 911」は、唯一無二のフィーリングと高揚感をドライバーに与えてくれるという意味で、素晴らしすぎるほど素晴らしい存在だ。<br />
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だが素晴らしすぎるだけあって、その中古車価格も高すぎるという事実がある。<br />
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空冷911の最終世代である993型(1994~1998年)は、10年ほど前までは「911カレラ」を総額300万円台でも狙うことができた。しかし、ご承知のとおり今や最安物件でも約1000万円であり、中古車の平均価格は1753.3万円に達している(※2024年5月下旬現在)。そしてカレラRSに至っては1億円を超える物件も登場した。<br />
<br />
そしてこの先、993型ポルシェ 911の相場が「なぜか大幅に下落しました」となることは、おそらくないだろう。そのためタイプ993の入手は――筆者のような普通人にとっては「かなり難しいこと」となってしまったのだ。<br />
<br />
とはいえそのことを嘆いてばかりいても仕方ない。まずはしっかり前を向き、「タイプ993の代わりになり得るモデル」について考えてみたいのだ。<br />
<br />
もちろん、空冷ポルシェ911の代わりになるモデルなんて存在しないということは重々承知である。<br />
<br />
それでも「993型にある程度近い満足度」を得られるモデルはあるはずで、なおかつそれを993型の3分の1ぐらいの価格=総額600万円ぐらいで入手できたなら、人生はなかなかハッピーなものになるのではないだろうか。<br />
<br />
ということで探してみることにしよう。おおむね総額600万円ぐらいの予算で、「993型にある程度近い満足度」を得られるモデルを!<br />
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<li><a href="#toc2">候補1|ポルシェ 718ケイマン(タイプ982・現行型)</a></li>
<li><a href="#toc3">候補2|BMW M3クーペ(E92型)</a></li>
<li><a href="#toc1">候補3|ポルシェ 911カレラ(タイプ997・後期型)</a></li>
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<h3>候補1|ポルシェ 718ケイマン(タイプ982・現行型)<br />
予算目安:総額600万~700万円</h3>
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<p>「より最新に近いポルシェ」を入手することでもって993型の満足感に対抗しようと考えるなら、適任は「718ケイマン」になるだろう。<br />
<br />
ご承知のとおりポルシェ 718ケイマンは、ポルシェのミッドシップスポーツとして登場した「ケイマン」の第3世代。基本となる搭載エンジンは2Lまたは2.5Lの水平対向4気筒ターボで、従来型ケイマンが搭載した2.7Lまたは3.4LのNA水平対向6気筒より気筒数は減少している。<br />
<br />
だがスペック的にはよりパワフルになっており、2Lターボでは従来型2.7L NA比で25ps増の最高出力300psをマークし、2.5Lターボでは350psの大パワーが炸裂する。<br />
<br />
4気筒ゆえ、993型に限らず911全般が有している重厚感のような部分では「少し違うかな?」とは思うが、同じく911全般が有している「精密感」や「鬼のような接地感」については718ケイマンも同等または同等以上。そこに4気筒ターボゆえの「軽さ」が組み合わされているのだから、718ケイマンのドライブフィールが素晴らしくないはずがない。<br />
<br />
そしてオプション装備の「ポルシェ・トルク・ベクタリング(PTV)」が付いた中古車が見つかったなら、その電子制御機構はタイプ993のマルチリンク式リアサスペンション以上の働きをするだろう。<br />
<br />
総額600万円で狙えるのは2.5Lターボの「718ケイマン S」ではなく2Lターボの「718ケイマン」に限られるが、それでも十分というか、十分以上である。<br />
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<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bPO/s020/f001/index.html" target="_blank">ポルシェ 718ケイマン(タイプ982・現行型)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ポルシェ 718ケイマン(タイプ982・現行型) ×全国</div>
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<h3>候補2|BMW M3クーペ(E92型)<br />
予算目安:総額500万~600万円</h3>
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<p>ポルシェ 718ケイマンも素晴らしい選択肢だとは思うものの、「4気筒」という部分に若干の抵抗を覚える人もいるのかもしれない。<br />
<br />
ならば「いっそV8エンジンを選んでしまう」という行動に出るのはどうだろうか? つまりは2007年から2014年まで販売されたE92型BMW M3クーペである。<br />
<br />
BMW 3シリーズをベースとする超スポーティモデルであるM3は、ご承知のとおり初代は直4DOHCを搭載してDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)を戦い、その後の2世代は3~3.2Lの直6DOHCを搭載した。<br />
<br />
しかし2007年9月に登場したE92型M3クーペは、当時のM5に搭載したV10エンジンから2気筒分を切り落とした4L V8を採用。だがそれでいて直6エンジンよりエンジン単体では15kg軽量化され、パフォーマンスとしては最高出力420ps/8300rpm、最大トルク40.8kgm/3900rpmを発生した。<br />
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それでも車両重量は1630kgもあるため、おおむね1300kg台後半だった993型ポルシェ 911カレラとは乗り味の方向性は異なる。<br />
<br />
しかしV8ユニットならではの短いクランクシャフトは超が付くほどの高回転を許容し、最高出力は8300rpmで発生される。この怒涛の高回転特性と怒涛のパワー、そして見かけによらず洗練された乗り味をもってすれば、993型ポルシェ 911の「完全な代替品」にはならないとしても、かなり近いボリュームの満足を得られることは間違いない。<br />
<br />
トランスミッションはコンベンショナルな6MTと、7速DCTである「M DCT ドライブロジック」の2種類で、それぞれの流通比率はおおむね半々。どちらをお選びになっても良いとは思うが、「993型カレラに近い歓びを得る」という目的から考えるのであれば、オススメは6MTだろうか。<br />
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<h4>▼検索条件</h4>
BMW M3クーペ(E92型) ×全国</div>
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<h3>候補3|ポルシェ 911カレラ(タイプ997・後期型)<br />
予算目安:総額700万~800万円</h3>
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<p>「総額600万円ぐらい」という想定ラインを超え、タイプ993の1/3よりはやや高めで恐縮だが、やはり「993型の代わりになり得る一台」といえばこれを外すわけにはいかない。993型から数えて2世代後の、水冷フラットシックスを搭載した911カレラである。<br />
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初めて水冷化されたタイプ996は新車当時、「いささか乗用車的な乗り味でつまらない」「全体的な質感が(911としては)やや低い」というような評価もされた。<br />
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だが2004年に登場した第2世代の水冷911であるタイプ997は、エクステリアデザインの面で伝統的な丸目ヘッドランプへと回帰し、インテリアの質感なども向上した形で登場した。<br />
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とはいえその前期型はインターミディエイトシャフトと6番シリンダーの問題によって評判を落としたわけだが(といってもすべての前期型997で問題が発生したわけではなく、問題発生の確率は低かった)、2008年6月以降の後期型からはエンジンを完全新設計の直噴タイプに変更。<br />
<br />
排気量は前期型と変わらず3.6Lだったが、最高出力は前期型の325psから345psに向上。そして前述した問題についての懸念も払拭された。<br />
<br />
さらに後期型ではオートマチックトランスミッションを、それまでのトルコン式5速ATであるティプトロニックSから7速DCTの「PDK」へと刷新。DCTならではの電光石火な変速が堪能できるようになった。<br />
<br />
……というような成り立ちを持つタイプ997後期型のカレラであっても、空冷フラットシックスを搭載したタイプ993の「完全な代替品」になるとは筆者も思っていない。<br />
<br />
とはいえ同じ911ファミリーの中の「より進化した存在」としての997後期型カレラは、993型カレラに“近い”満足感を与えてくれることは確かだ。そしてその中古車価格は“近い”どころではなく、993型の約半額である。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ポルシェ 911" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/4.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲後期型からAT車のトランスミッションは7速PDKに。6MTを探すこともできなくはないが、流通量は少なめで、中古車価格もPDKより高めになる</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&FAIR=98373&CARC=PO_S001&GRDKC=PO_S001_F004_K003*PO_S001_F004_K048" target="_blank">ポルシェ 911 カレラ(タイプ997・後期型)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ポルシェ 911(タイプ997) ×2008年6月~2011年10月生産モデル×カレラ×全国</div>
<div id="toc4"> </div>
<h3>候補4|アルピーヌ A110(2代目・現行型)<br />
予算目安:総額660万~750万円</h3>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="アルピーヌ A110" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲超軽量なシャシーのミッドに、程よくパワフルな直噴1.8Lターボエンジンを搭載するアルピーヌ A110</span></div>
<p>ポルシェとはいささか毛色が異なるがフランスの「アルピーヌ A110」も、993型ポルシェ 911の代わりとしては十分以上に機能すると思われる。<br />
<br />
ご承知のとおり現行型のアルピーヌ A110は、1960年代から70年代にかけて活躍した元祖A110を現代の最新技術で蘇らせた軽量ミッドシップスポーツ。<br />
<br />
アルミ製軽量ボディの採用により、車重はガソリンタンクに燃料を満たした状態で1080kg。これは最近のフル装備な軽自動車とほとんど変わらない重量だ。<br />
<br />
搭載エンジンは、前出のM3クーペなどと比べれば可愛らしい数値といえる最高出力252psの1.8L直噴直4ターボだが、アルピーヌ A110の走りは、その軽量さとも相まってきわめて強烈。いや強烈というよりは「痛快&爽快!」というべきだろうか? とにかくポルシェ 911とベクトルは異なるが、分量的には同じぐらいの「走る歓び」を得られるのがこの車だ。<br />
<br />
作りもコンセプトも異なる車同士を無理やり比較するのはナンセンスだが、それでもあえて言うとしたら、「普通ぐらいの速度」で走っている際のドライビングプレジャーは、993型ポルシェ 911よりもアルピーヌ A110の方が上であるように思う。<br />
<br />
それでいて中古車価格はタイプ993の約3分の1、総額660万~750万円付近のゾーンで普通に見つけることができるだろう。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="アルピーヌ A110" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲993型ポルシェ911のやや無骨な世界観とは大きく異なるアルピーヌ A110のインテリア</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bAN/s001/f002/index.html" target="_blank">アルピーヌ A110(2代目・現行型)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
アルピーヌ A110(2代目・現行型)×全国</div>
<div id="toc5"> </div>
<h3>候補5|スバル アルシオーネSVX(初代)<br />
予算目安:総額150万~500万円</h3>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="スバル アルシオーネSVX" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/14.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲スバル初の高級ラグジュアリークーペとして1991年に発売された「スバル アルシオーネSVX」</span></div>
<p>718ケイマンもM3クーペも、そしてアルピーヌ A110も、ナイスな選択肢であるとは確信している。だが世の中には「自分はどうしても水平対向6気筒が欲しいのだ!」という人もいるのかもしれない。<br />
<br />
そういった場合は1000万円以上の予算を投じていずれかのポルシェ 911を買うのがベストなのだが、もしも1000万円を投じたくないというのであれば――911と同じく水平対向の6気筒エンジンを搭載した「スバル アルシオーネSVX」でどうだろうか?<br />
<br />
スバル アルシオーネSVXは、1991年から1997年まで販売されたスバルのスペシャルティクーペ。その最大の特徴は、巨匠ジョルジェット・ジウジアーロのオリジナルコンセプトに基づく斬新なデザインといえるだろう。<br />
<br />
水平対向エンジンならではの低いノーズと、ルーフ以外の360°全面をガラスで覆った、まるで航空機のキャノピー(操縦席を覆う天蓋)のようなキャビン。そしてそのサイドウインドウには、ルーフ部分まで回り込む複雑な三次元曲面ガラスが採用された。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="スバル アルシオーネSVX" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/15.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲「グラスキャノピー」を実現させるため、ピラーはすべてガラスの内側に存在している。また徹底したフラッシュサーフェス化により、空力抵抗係数も0.29という抜群の数字をマーク</span></div>
<p>そんなアルシオーネSVXに搭載されたエンジンは、新開発の3.3L水平対向6気筒「EG33」。これは北米向けレガシィの2.2L水平対向4気筒SOHCに2気筒を加え、さらにはDOHC24バルブ化したというもの。低回転域から高回転域までひたすら豊かなトルクが発生し、なおかつきわめて静かでもあるという「至高の6発」だったのだ。<br />
<br />
とはいえその乗り味は「優雅なラグジュアリークーペそのもの」といったニュアンスで、いささか硬派な993型ポルシェ 911のそれとは大きく異なるものである。<br />
<br />
しかし、タイプ993とはキャラクターもデザインもここまで違うアルシオーネSVXだからこそ、水平対向6気筒ならではのテイストは味わいつつも、その他の部分は(あまりにも911とは違うため)あきらめがつくというか、993型ポルシェ 911のことを忘れられるのではないか? と思うのである。<br />
<br />
2024年5月下旬現在、スバル アルシオーネSVXの中古車流通量は約20台。価格は「応談」である場合も多いのだが、筆者のこれまでの取材経験によれば、リフレッシュ費用を含めて350万~500万円ほどの総額を用意すれば、かなり満足のいくアルシオーネSVXが手に入れられるはず。<br />
<br />
決して万人にオススメしたい選択肢ではないのだが、ある種の人には、きわめて深く刺さる1台であるはずだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="スバル アルシオーネSVX" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/16.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲インテリアもポルシェ 911とは真逆の世界観。この「平成レトロ」な感じが今、逆にシブいのかも?</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bSB/s020/f001/index.html" target="_blank">スバル アルシオーネSVX(初代)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
スバル アルシオーネSVX(初代) × 全国</div>
<div class="author2019">文/伊達軍曹 写真/ポルシェ、BMW、篠原晃一、SUBARU</div>
<!--ライター紹介パーツ開始-->
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<p class="katagaki">自動車ライター</p>
<p class="writername">伊達軍曹</p>
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<p>外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。</p>
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<!--ライター紹介パーツ終了-->
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[description] => 10年ぐらい前までは総額300万円台でも買うことができたポルシェ 911の「タイプ993」ですが、近頃は最安値でも約1000万円で、高いものだと1億円を超えることも。今後値下がりする気配もなさそうであるため、遺憾ながら「タイプ993の代わりになり得るモデル」を探してみることにしましょう!
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<div class="taC w600_img"><img alt="ポルシェ 911" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/1.jpeg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲10年ぐらい前までは総額300万円台でも買うことができたポルシェ 911の「タイプ993」ですが、近頃は最安値でも約1000万円で、高いものだと1億円を超えることも。今後値下がりする気配もなさそうであるため、遺憾ながら「タイプ993の代わりになり得るモデル」を探してみることにしましょう!</span></div>
<h3>タイプ993の911は1億円を超える中古車も!</h3>
<p>「世界一のスポーツカー」かどうかはさておき、「世界を代表するスポーツカーのひとつ」であることは間違いないポルシェ 911。<br />
<br />
その素晴らしさは言わずもがなだが、特に1998年まで販売されていた「空冷フラットシックスを搭載するポルシェ 911」は、唯一無二のフィーリングと高揚感をドライバーに与えてくれるという意味で、素晴らしすぎるほど素晴らしい存在だ。<br />
<br />
だが素晴らしすぎるだけあって、その中古車価格も高すぎるという事実がある。<br />
<br />
空冷911の最終世代である993型(1994~1998年)は、10年ほど前までは「911カレラ」を総額300万円台でも狙うことができた。しかし、ご承知のとおり今や最安物件でも約1000万円であり、中古車の平均価格は1753.3万円に達している(※2024年5月下旬現在)。そしてカレラRSに至っては1億円を超える物件も登場した。<br />
<br />
そしてこの先、993型ポルシェ 911の相場が「なぜか大幅に下落しました」となることは、おそらくないだろう。そのためタイプ993の入手は――筆者のような普通人にとっては「かなり難しいこと」となってしまったのだ。<br />
<br />
とはいえそのことを嘆いてばかりいても仕方ない。まずはしっかり前を向き、「タイプ993の代わりになり得るモデル」について考えてみたいのだ。<br />
<br />
もちろん、空冷ポルシェ911の代わりになるモデルなんて存在しないということは重々承知である。<br />
<br />
それでも「993型にある程度近い満足度」を得られるモデルはあるはずで、なおかつそれを993型の3分の1ぐらいの価格=総額600万円ぐらいで入手できたなら、人生はなかなかハッピーなものになるのではないだろうか。<br />
<br />
ということで探してみることにしよう。おおむね総額600万円ぐらいの予算で、「993型にある程度近い満足度」を得られるモデルを!<br />
</p>
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<div class="toc_box">
<p class="toc_title">目次</p>
<ul>
<li><a href="#toc2">候補1|ポルシェ 718ケイマン(タイプ982・現行型)</a></li>
<li><a href="#toc3">候補2|BMW M3クーペ(E92型)</a></li>
<li><a href="#toc1">候補3|ポルシェ 911カレラ(タイプ997・後期型)</a></li>
<li><a href="#toc4">候補4|アルピーヌ A110(2代目・現行型)</a></li>
<li><a href="#toc5">候補5|スバル アルシオーネSVX(初代)</a></li>
</ul>
</div>
</div>
<div id="toc2"> </div>
<h3>候補1|ポルシェ 718ケイマン(タイプ982・現行型)<br />
予算目安:総額600万~700万円</h3>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ポルシェ 718ケイマン" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/5.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲2016年4月に上陸したポルシェ 718ケイマン</span></div>
<p>「より最新に近いポルシェ」を入手することでもって993型の満足感に対抗しようと考えるなら、適任は「718ケイマン」になるだろう。<br />
<br />
ご承知のとおりポルシェ 718ケイマンは、ポルシェのミッドシップスポーツとして登場した「ケイマン」の第3世代。基本となる搭載エンジンは2Lまたは2.5Lの水平対向4気筒ターボで、従来型ケイマンが搭載した2.7Lまたは3.4LのNA水平対向6気筒より気筒数は減少している。<br />
<br />
だがスペック的にはよりパワフルになっており、2Lターボでは従来型2.7L NA比で25ps増の最高出力300psをマークし、2.5Lターボでは350psの大パワーが炸裂する。<br />
<br />
4気筒ゆえ、993型に限らず911全般が有している重厚感のような部分では「少し違うかな?」とは思うが、同じく911全般が有している「精密感」や「鬼のような接地感」については718ケイマンも同等または同等以上。そこに4気筒ターボゆえの「軽さ」が組み合わされているのだから、718ケイマンのドライブフィールが素晴らしくないはずがない。<br />
<br />
そしてオプション装備の「ポルシェ・トルク・ベクタリング(PTV)」が付いた中古車が見つかったなら、その電子制御機構はタイプ993のマルチリンク式リアサスペンション以上の働きをするだろう。<br />
<br />
総額600万円で狙えるのは2.5Lターボの「718ケイマン S」ではなく2Lターボの「718ケイマン」に限られるが、それでも十分というか、十分以上である。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ポルシェ 718ケイマン" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/7.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲トランスミッションは7速PDK。7インチのマルチタッチディスプレイや150Wのオーディオシステムを標準装備する</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bPO/s020/f001/index.html" target="_blank">ポルシェ 718ケイマン(タイプ982・現行型)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ポルシェ 718ケイマン(タイプ982・現行型) ×全国</div>
<div id="toc3"> </div>
<h3>候補2|BMW M3クーペ(E92型)<br />
予算目安:総額500万~600万円</h3>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW M3クーペ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/8.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲現行世代の「M4クーペ」から数えると2世代前に相当するE92型BMW M3クーペ</span></div>
<p>ポルシェ 718ケイマンも素晴らしい選択肢だとは思うものの、「4気筒」という部分に若干の抵抗を覚える人もいるのかもしれない。<br />
<br />
ならば「いっそV8エンジンを選んでしまう」という行動に出るのはどうだろうか? つまりは2007年から2014年まで販売されたE92型BMW M3クーペである。<br />
<br />
BMW 3シリーズをベースとする超スポーティモデルであるM3は、ご承知のとおり初代は直4DOHCを搭載してDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)を戦い、その後の2世代は3~3.2Lの直6DOHCを搭載した。<br />
<br />
しかし2007年9月に登場したE92型M3クーペは、当時のM5に搭載したV10エンジンから2気筒分を切り落とした4L V8を採用。だがそれでいて直6エンジンよりエンジン単体では15kg軽量化され、パフォーマンスとしては最高出力420ps/8300rpm、最大トルク40.8kgm/3900rpmを発生した。<br />
<br />
それでも車両重量は1630kgもあるため、おおむね1300kg台後半だった993型ポルシェ 911カレラとは乗り味の方向性は異なる。<br />
<br />
しかしV8ユニットならではの短いクランクシャフトは超が付くほどの高回転を許容し、最高出力は8300rpmで発生される。この怒涛の高回転特性と怒涛のパワー、そして見かけによらず洗練された乗り味をもってすれば、993型ポルシェ 911の「完全な代替品」にはならないとしても、かなり近いボリュームの満足を得られることは間違いない。<br />
<br />
トランスミッションはコンベンショナルな6MTと、7速DCTである「M DCT ドライブロジック」の2種類で、それぞれの流通比率はおおむね半々。どちらをお選びになっても良いとは思うが、「993型カレラに近い歓びを得る」という目的から考えるのであれば、オススメは6MTだろうか。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="BMW M3クーペ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/10.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲シンプルなブラックを基調とする武闘派なインパネまわり。トランスミッションは写真の6MTの他、7速DCTも選択可能</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bBM/s014/f003/index.html" target="_blank">BMW M3クーペ(E92型)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
BMW M3クーペ(E92型) ×全国</div>
<div id="toc1"> </div>
<h3>候補3|ポルシェ 911カレラ(タイプ997・後期型)<br />
予算目安:総額700万~800万円</h3>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ポルシェ 911" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/2.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲2004年から2011年まで販売されたポルシェ 911の997型。写真は2008年6月にマイナーチェンジを受けた後期型カレラ</span></div>
<p>「総額600万円ぐらい」という想定ラインを超え、タイプ993の1/3よりはやや高めで恐縮だが、やはり「993型の代わりになり得る一台」といえばこれを外すわけにはいかない。993型から数えて2世代後の、水冷フラットシックスを搭載した911カレラである。<br />
<br />
初めて水冷化されたタイプ996は新車当時、「いささか乗用車的な乗り味でつまらない」「全体的な質感が(911としては)やや低い」というような評価もされた。<br />
<br />
だが2004年に登場した第2世代の水冷911であるタイプ997は、エクステリアデザインの面で伝統的な丸目ヘッドランプへと回帰し、インテリアの質感なども向上した形で登場した。<br />
<br />
とはいえその前期型はインターミディエイトシャフトと6番シリンダーの問題によって評判を落としたわけだが(といってもすべての前期型997で問題が発生したわけではなく、問題発生の確率は低かった)、2008年6月以降の後期型からはエンジンを完全新設計の直噴タイプに変更。<br />
<br />
排気量は前期型と変わらず3.6Lだったが、最高出力は前期型の325psから345psに向上。そして前述した問題についての懸念も払拭された。<br />
<br />
さらに後期型ではオートマチックトランスミッションを、それまでのトルコン式5速ATであるティプトロニックSから7速DCTの「PDK」へと刷新。DCTならではの電光石火な変速が堪能できるようになった。<br />
<br />
……というような成り立ちを持つタイプ997後期型のカレラであっても、空冷フラットシックスを搭載したタイプ993の「完全な代替品」になるとは筆者も思っていない。<br />
<br />
とはいえ同じ911ファミリーの中の「より進化した存在」としての997後期型カレラは、993型カレラに“近い”満足感を与えてくれることは確かだ。そしてその中古車価格は“近い”どころではなく、993型の約半額である。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ポルシェ 911" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/4.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲後期型からAT車のトランスミッションは7速PDKに。6MTを探すこともできなくはないが、流通量は少なめで、中古車価格もPDKより高めになる</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&FAIR=98373&CARC=PO_S001&GRDKC=PO_S001_F004_K003*PO_S001_F004_K048" target="_blank">ポルシェ 911 カレラ(タイプ997・後期型)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ポルシェ 911(タイプ997) ×2008年6月~2011年10月生産モデル×カレラ×全国</div>
<div id="toc4"> </div>
<h3>候補4|アルピーヌ A110(2代目・現行型)<br />
予算目安:総額660万~750万円</h3>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="アルピーヌ A110" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/002.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲超軽量なシャシーのミッドに、程よくパワフルな直噴1.8Lターボエンジンを搭載するアルピーヌ A110</span></div>
<p>ポルシェとはいささか毛色が異なるがフランスの「アルピーヌ A110」も、993型ポルシェ 911の代わりとしては十分以上に機能すると思われる。<br />
<br />
ご承知のとおり現行型のアルピーヌ A110は、1960年代から70年代にかけて活躍した元祖A110を現代の最新技術で蘇らせた軽量ミッドシップスポーツ。<br />
<br />
アルミ製軽量ボディの採用により、車重はガソリンタンクに燃料を満たした状態で1080kg。これは最近のフル装備な軽自動車とほとんど変わらない重量だ。<br />
<br />
搭載エンジンは、前出のM3クーペなどと比べれば可愛らしい数値といえる最高出力252psの1.8L直噴直4ターボだが、アルピーヌ A110の走りは、その軽量さとも相まってきわめて強烈。いや強烈というよりは「痛快&爽快!」というべきだろうか? とにかくポルシェ 911とベクトルは異なるが、分量的には同じぐらいの「走る歓び」を得られるのがこの車だ。<br />
<br />
作りもコンセプトも異なる車同士を無理やり比較するのはナンセンスだが、それでもあえて言うとしたら、「普通ぐらいの速度」で走っている際のドライビングプレジャーは、993型ポルシェ 911よりもアルピーヌ A110の方が上であるように思う。<br />
<br />
それでいて中古車価格はタイプ993の約3分の1、総額660万~750万円付近のゾーンで普通に見つけることができるだろう。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="アルピーヌ A110" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/003.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲993型ポルシェ911のやや無骨な世界観とは大きく異なるアルピーヌ A110のインテリア</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bAN/s001/f002/index.html" target="_blank">アルピーヌ A110(2代目・現行型)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
アルピーヌ A110(2代目・現行型)×全国</div>
<div id="toc5"> </div>
<h3>候補5|スバル アルシオーネSVX(初代)<br />
予算目安:総額150万~500万円</h3>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="スバル アルシオーネSVX" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/14.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲スバル初の高級ラグジュアリークーペとして1991年に発売された「スバル アルシオーネSVX」</span></div>
<p>718ケイマンもM3クーペも、そしてアルピーヌ A110も、ナイスな選択肢であるとは確信している。だが世の中には「自分はどうしても水平対向6気筒が欲しいのだ!」という人もいるのかもしれない。<br />
<br />
そういった場合は1000万円以上の予算を投じていずれかのポルシェ 911を買うのがベストなのだが、もしも1000万円を投じたくないというのであれば――911と同じく水平対向の6気筒エンジンを搭載した「スバル アルシオーネSVX」でどうだろうか?<br />
<br />
スバル アルシオーネSVXは、1991年から1997年まで販売されたスバルのスペシャルティクーペ。その最大の特徴は、巨匠ジョルジェット・ジウジアーロのオリジナルコンセプトに基づく斬新なデザインといえるだろう。<br />
<br />
水平対向エンジンならではの低いノーズと、ルーフ以外の360°全面をガラスで覆った、まるで航空機のキャノピー(操縦席を覆う天蓋)のようなキャビン。そしてそのサイドウインドウには、ルーフ部分まで回り込む複雑な三次元曲面ガラスが採用された。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="スバル アルシオーネSVX" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/15.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲「グラスキャノピー」を実現させるため、ピラーはすべてガラスの内側に存在している。また徹底したフラッシュサーフェス化により、空力抵抗係数も0.29という抜群の数字をマーク</span></div>
<p>そんなアルシオーネSVXに搭載されたエンジンは、新開発の3.3L水平対向6気筒「EG33」。これは北米向けレガシィの2.2L水平対向4気筒SOHCに2気筒を加え、さらにはDOHC24バルブ化したというもの。低回転域から高回転域までひたすら豊かなトルクが発生し、なおかつきわめて静かでもあるという「至高の6発」だったのだ。<br />
<br />
とはいえその乗り味は「優雅なラグジュアリークーペそのもの」といったニュアンスで、いささか硬派な993型ポルシェ 911のそれとは大きく異なるものである。<br />
<br />
しかし、タイプ993とはキャラクターもデザインもここまで違うアルシオーネSVXだからこそ、水平対向6気筒ならではのテイストは味わいつつも、その他の部分は(あまりにも911とは違うため)あきらめがつくというか、993型ポルシェ 911のことを忘れられるのではないか? と思うのである。<br />
<br />
2024年5月下旬現在、スバル アルシオーネSVXの中古車流通量は約20台。価格は「応談」である場合も多いのだが、筆者のこれまでの取材経験によれば、リフレッシュ費用を含めて350万~500万円ほどの総額を用意すれば、かなり満足のいくアルシオーネSVXが手に入れられるはず。<br />
<br />
決して万人にオススメしたい選択肢ではないのだが、ある種の人には、きわめて深く刺さる1台であるはずだ。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="スバル アルシオーネSVX" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67915/16.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲インテリアもポルシェ 911とは真逆の世界観。この「平成レトロ」な感じが今、逆にシブいのかも?</span></div>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bSB/s020/f001/index.html" target="_blank">スバル アルシオーネSVX(初代)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
スバル アルシオーネSVX(初代) × 全国</div>
<div class="author2019">文/伊達軍曹 写真/ポルシェ、BMW、篠原晃一、SUBARU</div>
<!--ライター紹介パーツ開始-->
<div class="taC w600_img mB10">
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<div class="konokiji_box_top">
<div class="konokiji_box_left">
<figure class="konokiji_face"><img alt="伊達軍曹" height="200" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_63971/dategunso.jpg" width="200" /></figure>
</div>
<div class="konokiji_box_right">
<p class="katagaki">自動車ライター</p>
<p class="writername">伊達軍曹</p>
</div>
</div>
<div class="konokiji_box_text">
<p>外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。</p>
</div>
<div class="kijiyomu">
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</div>
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</div>
<!--ライター紹介パーツ終了-->
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</ul>
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<div class="taC w600_img"><img alt="ランドクルーザー250" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67925/1.jpeg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲大人気ではあるものの、前身であるランドクルーザー プラドと比べると新車価格は爆上がりし、なおかつ納車までに数年かかってしまうらしいトヨタ ランドクルーザー250</span></div>
<h3>今、ランドクルーザー250を手に入れるのはかなり難しい</h3>
<p>2024年4月に発売となったトヨタ ランドクルーザー250が今、ちまたで大人気となっています。<br />
<br />
ランドクルーザープラドの後継モデルとして2024年4月に登場したランドクルーザー 250は、「原点回帰」をキーワードに開発されたライトデューティ系統のランドクルーザー。フラッグシップであるランドクルーザー300と同じGA-Fプラットフォームに、直線基調のシンプルビューティなボディという組み合わせが何とも素敵です。<br />
<br />
しかし素敵で大人気なだけに、<b>その入手はきわめて困難な状況です。</b><br />
<br />
新車をオーダーするにしても、納期は「約2年待ち」というグレードも(メーカー公式サイトでは「詳しくは販売店にお問い合わせください」と案内。千葉トヨペットの公式サイトでは「令和8年以降」の納期予定と案内)。<br /><br />
</p>
<ul class="Base_Templete_Link3">
<li><a href="https://toyota.jp/news/delivery/?padid=from_landcruiser250_top_factory_delivery" target="_blank">トヨタ公式サイトの納期情報はこちら</a></li>
<li><a href="https://www.chibatoyopet.co.jp/newcar/schedule_list/schedule_landcruiser250" target="_blank">千葉トヨペット公式サイトの納期情報はこちら</a></li>
</ul>
<p>そして車両価格も、前身であるランドクルーザープラドと比べてかなり高くなってしまいました。プラドの最上級グレードだった「TX Lパッケージ(7人乗り)」は新車時価格433.7万円でしたが、ランドクルーザー250の最上級グレードである「ZX」のそれは735万円に達しています。<br />
<br />
そもそも買えるモノがなく、仮にあったとしても「……めっちゃ高い!」というのが、ランドクルーザー250の最大のネックなわけです。<br />
<br />
ならば今、ランドクルーザー250の半値ぐらいで――つまり一番人気の「ZX」を基準に考えた場合の約半値である「総額300万円台」という現実的な予算で、ランドクルーザー250に近い魅力と性能を備えた何らかのSUVをとっとと手に入れてしまう方が、QOL(Quality of Life)は大幅にアップするのではないでしょうか?<br />
<br />
ランドクルーザー250の半値で買えて「同じぐらい魅力的なSUV」などという都合の良い選択肢が本当にあるのかどうか、現時点ではわかりません。しかし以下、真剣に探してみることにしましょう。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10">
<div class="toc_box">
<p class="toc_title">目次</p>
<ul>
<li><a href="#toc1">候補1|ジープ ラングラー アンリミテッド(JK型)</a></li>
<li><a href="#toc2">候補2|トヨタ FJクルーザー(初代)</a></li>
<li><a href="#toc3">候補3|ジャガー Fペイス(初代)</a></li>
<li><a href="#toc4">候補4|メルセデス・ベンツ GLE(初代)</a></li>
<li><a href="#toc5">候補5|トヨタ ハイラックス(7代目)</a></li>
</ul>
</div>
</div>
<div id="toc1"> </div>
<h3>候補1|ジープ ラングラー アンリミテッド(JK型)<br />
→予算目安:総額300万~380万円</h3>
<p>ランドクルーザー250という車の魅力は、主には下記の6点に分解することができるはずです。<br />
<br />
1. 堂々たる体躯(要するに存在感がある)<br />
2. 直線基調のシンプルでギアっぽいデザイン<br />
3. 一級品といえるオフロード性能<br />
4. 舗装路でも快適な乗り心地<br />
5. 「ランドクルーザー」という歴史と伝統(要するにブランド力がある)<br />
6. 最新世代のADAS(先進運転支援システム)を装備<br />
<br />
この6つの魅力のすべてではありませんが「ほぼすべて」は備えていて、それでいてランドクルーザー250の約半値で狙えてしまうのが先代のジープ ラングラー アンリミテッドです。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー250" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67925/2.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲「JK」という型式で呼ばれることも多い先代ジープ ラングラー アンリミテッド</span></div>
<p>ご承知のとおりラングラーは、第二次世界大戦中に米陸軍が使用した軍用車「ウィリス ジープ」の直系子孫で、その5ドアモデルが「アンリミテッド」です。<br />
<br />
2018年11月に発売された現行型ラングラー アンリミテッドはさすがにまだ300万円台では少々難しく、中古車の平均価格は600万円以上です。しかし、2007年から2018年途中まで販売されたJK型こと<b>先代であれば、走行距離3万km台までの物件であっても総額300万~380万円ぐらいで狙うことができます。</b><br />
<br /></p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ラングラー" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67925/3.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲インテリアデザインは年式によって少々異なるが、総額300万円台で狙える年式の運転席まわりはおおむねこのようなデザイン。写真は左ハンドルの本国仕様で、日本仕様はすべて右ハンドル</span></div>
<p>この車、「堂々たる体躯」という部分ではランドクルーザー250におおむね匹敵しており、「直線基調のシンプルでギアっぽいデザイン」のレベルに関しても、同等または同等以上とみていいでしょう。そして「オフロード性能」においても同等または同等以上です。<br />
<br />
「舗装路での乗り心地」はランドクルーザー250の方が良好でしょうし、先代のラングラー アンリミテッドは「小回りが利かない」という欠点はあるのですが、舗装路での乗り心地も決して悪くはありません。そして「歴史と伝統(つまりブランド力)」という部分も、ジープとランドクルーザーはおおむね同等とみて良い気がします。<br />
<br />
最後の「最新世代のADAS」という部分に関してはさすがに分が悪いのですが、<b>それ以外のすべてについて、先代のジープ ラングラー アンリミテッドは「ランクル250とおおむね同等または同等以上」だといえるでしょう。</b><br />
<br />
しかし、それでいて先代ジープ ラングラー アンリミテッドは、前述のとおり総額300万円台の予算で走行距離3万km台までの中古車を手に入れることができますし、もう少し条件をゆるくすれば総額200万円台でも普通にイケます。<br />
<br />
買いたくてもモノがないランドクルーザー250の代わりとしては十分に機能すると思うのですが、いかがでしょうか?<br />
</p>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=JE_S001&FMCC=JE_S001_F003&DNUM=5" target="_blank">ラングラー アンリミテッド(JK型)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ジープ ラングラー (JK型) × アンリミテッド × 全国</div>
<div id="toc2"> </div>
<h3>候補2|トヨタ FJクルーザー(初代)<br />
→予算目安:総額310万~380万円</h3>
<p>もしも輸入車より国産車の方がお好みであるならば、2018年1月に販売終了となったトヨタのSUV、FJクルーザー」がランクル250の代わりとして良い仕事をしそうです。<br /><br /><p>FJクルーザーは、もともとは北米専用車種として開発された中型サイズのSUV。<b>シャシーはランドクルーザープラドと共通で、パワーユニットは最高出力276psの4L V6ガソリンエンジンです。</b><br /><br />
では、このSUVをランドクルーザー250と比べてみることにしましょう。<br />
<br />
<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー250" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67925/4.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲日本では2010年から2018年1月まで販売されたトヨタ FJクルーザー</span></div>
<p>まず、1の「堂々たる体躯」に関しては、FJクルーザーの方がひと回り小さいのですが、FJクルーザーも決して小さい車ではないので(全長4635mm×全幅1905mm×全高1840mm)、さほどの減点材料にはなりません。<br />
<br />
そして、2の「直線基調のシンプルでギアっぽいデザイン」については、人それぞれの好みの問題もあるでしょうが、なるべく客観的に見て「引き分けかな?」と筆者は思います。もちろんランドクルーザー250の方が今っぽいデザインであることは間違いありませんが、FJクルーザーのデザイン性の高さだってかなりのモノです。<br />
<br />
3の「オフロード性能」も、FJクルーザーのシャシーはランドクルーザープラドですから、おおむね遜色ありません。もちろん過酷な悪路で厳密なテストを行えば、最新モデルであるランクル250が勝利するのでしょう。しかし、普通はそこまで過酷な悪路を走ることもないはずなので、ここは「同等!」と考えて大丈夫でしょう。<br />
<br />
「舗装路でも快適な乗り心地」については、さすがに最新のライトデューティ系であるランドクルーザー250の方が良好なはずですが、FJクルーザーの乗り心地も決して悪くはありません。<br />
<br />
もちろん5と6の「ランドクルーザーという歴史と伝統」「最新世代のADASを装備」という部分に関してはランドクルーザー250の圧勝です。しかし、ランクル250の約半値である総額310万~380万円ぐらいで走行3万km台までの中古車が買えてしまうことを考えれば、「そこも(ある意味)問題なし!」としても良いはず。<br />
<br />
ということでトヨタ FJクルーザーの中古車も、ランドクルーザー250の代わりとして十分に機能することでしょう。<br />
</p>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bTO/s219/f001/" target="_blank">FJクルーザー(初代)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
トヨタ FJクルーザー(初代) × 全国</div>
<div id="toc3"> </div>
<h3>候補3|ジャガー Fペイス(初代)<br />
→予算目安:総額310万~370万円</h3>
<p>ランドクルーザー250がボディ・オン・フレーム構造のオフローダーであるのに対し、こちらはモノコック構造のSUVですから毛色や方向性はずいぶん異なります。<br /><br />
しかしジャガー Fペイスも、ランクル250の代替品としてある程度は機能するはずです。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="Fペイス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_61761/j_168026_02.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲英国ジャガーが作っているプレミアムSUVのFペイス</span></div>
<p>Fペイスは、日本では2016年6月に発売されたジャガー初のSUV。<br />
<br />
エクステリアデザインは、ジャガーのピュアスポーツカー「Fタイプ」の要素を取り入れたもので、日本仕様のボディサイズは全モデルともに、全長4740mm×全幅1935mm×全高1665mm。<b>ランドクルーザー250と比べると少し小さいのですが、存在感は十分です。</b><br />
<br />
モデルライフの途中から超強力な5L V8エンジンなども追加しましたが、基本となるパワーユニットは最高出力180ps/最大トルク430N・mの2L直4ディーゼルターボと、同390ps/同450N・mのスーパーチャージャー付き3L V6ガソリン。トランスミッションは8速ATで、駆動方式は全車トルクオンデマンド式の4WDです。<br />
<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー250" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67925/7.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲運転席まわりは、スポーツセダンである「ジャガー XE」に近いデザインを採用している</span></div>
<p>この車は前述のとおりランドクルーザー250とはずいぶん毛色も方向性も異なるため、ガチで競合するSUVではありません。またプレミアム系のSUVであるため、ランドクルーザーならではの「屈強な感じ」を求めているのであれば、若干物足りなくも感じるかもしれません。<br />
<br />
しかし、幸いにして(?)昨今のジャガーは日本ではいまひとつ売れていないため、多くの人にとってジャガー Fペイスという車は「謎の高級大型SUV」に見えるはず。その<b>謎感こそが、日本におけるこの車の素敵なポイントなのです。</b><br />
<br />
そして本気で悪路を走るならさておき、ほとんどのユーザーは、ほとんどの時間を舗装路の上で過ごすはず。であるならば、モノコック構造ゆえに高速道路などを超快適に走ることができるFペイスでも問題ないというか、むしろFペイスの方が好都合かもしれません。<br />
<br />
「ランドクルーザー250と似た個性を持ち合わせた代替品」には決してなり得ないFペイスではあります。しかし、ガラリと考え方を変えて「自分は快適でゴージャスなプレミアムSUV路線を歩むのだ!」と決心できるのであれば、総額300万円台で狙える低走行なFペイスは、あなたがランドクルーザー250を購入した場合とおおむね同量の満足感を――方向性は異なりますが――あなたに与えてくれるでしょう。<br />
</p>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bJA/s015/f001/" target="_blank">Fペイス(初代)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
ジャガー Fペイス(初代) × 全国</div>
<div id="toc4"> </div>
<h3>候補4|メルセデス・ベンツ GLE(初代)<br />
→予算目安:総額320万~390万円</h3>
<p>先代にあたる初代のメルセデス・ベンツ GLEも、ジャガー Fペイスを選択する場合と似たマインドで選ぶべき選択肢です。<br /><br />
つまり、屈強なランドクルーザー250とはまったく違う方向性のラグジュアリーなモノコックSUVですが、「今後はそれで良し!」と考えるのであれば、十分な満足は得られるでしょう――という話です。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー250" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67925/8.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲こちらが先代メルセデス・ベンツ GLE</span></div>
<p>先代のGLEは、以前は「Mクラス」と名乗っていたアッパーミドルSUVが、ビッグマイナーチェンジを機に「GLE」へと車名を変更したモデルです。<br /><br />
メインのパワーユニットは最高出力258ps/最大トルク620N・mの3L V6ディーゼルターボで、トランスミッションは9速AT。やや古い世代ではありますが、さすがはメルセデス・ベンツということで<b>ADASは普通に充実していますし、乗り味における上質感と精密感もハイレベルです。</b><br />
<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー250" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67925/9.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲Mクラス時代と比べれば、ダッシュボード中央部の液晶パネルは大型化されている</span></div>
<p>デザインの面では、最新のトレンドにのっとっているランドクルーザー250の方が素敵であるように思えます。<br /><br />
しかし、「ベンツである!」という印籠のようなものが、足りない部分を補ってくれるでしょう。総額300万円台で考える選択肢としては、なかなか悪くないかもしれません。<br />
</p>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bME/s047/f001/" target="_blank">GLE(初代)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
メルセデス・ベンツ GLE(初代) × 全国</div>
<div id="toc5"> </div>
<h3>候補5|トヨタ ハイラックス(7代目)<br />
→予算目安:総額330万~370万円</h3>
<p>自分で挙げておきながらアレですが、候補3と4で申し上げたモノコック構造のプレミアムSUVは、やはりランドクルーザー250の代わりとしては少々弱い気がしてきました。<br />
<br />
ランドクルーザー250の魅力の本質は「タフで屈強であると同時に、現代的でもある」ということです。そう考えると、やや古い世代のモノコックSUVは少し違うと言わざるを得ないわけです。<br />
<br />
しかし、「SUV」というボディタイプであることを一度ご破算にしてゼロベースで考えてみれば、けっこうしっくりくる代替品が見つかるかもしれません。<br />
<br />
例えばそれは、トヨタのピックアップトラックである現行型ハイラックスです。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ハイラックス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67925/10.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲2017年に、日本では13年ぶりに発売された現行型トヨタ ハイラックス。写真は2020年8月以降の後期型。フロントに台形の大型グリルを採用した他、乗り心地なども改善されている</span></div>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ハイラックス" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67925/11.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲現行型ハイラックス後期型の運転席まわり。欲をいえばもう少しワイルド感が欲しいが、そのあたりは中古車購入後、自分好みに少々カスタマイズすればいいのかも</span></div>
<p>ご承知のとおりハイラックスは、トヨタが1960年代から製造販売しているピックアップトラック。通算8代目となる現行型は2017年に発売されました。<br />
<br />
ボディサイズは全長5335mm×全幅1855mm×全高1800mmという、ランドクルーザー250に引けを取らないボリューム感で、パワーユニットも、ランドクルーザープラドに搭載された2.8Lディーゼルターボのショートストローク版2.4Lです。駆動方式は伝統的なパートタイム4WDですので、ローレンジ付きフルタイム4WDの<b>ランクル250と方式は異なるものの、同様に悪路走行を苦にしません。</b><br />
<br />
そして舗装路での乗り心地はまあまあ普通に快適で、「歴史と伝統」もランクルほどではないにせよ、まあまあではあります。<br />
<br />
まぁ「最新のADAS」や「高級感」みたいな部分については14対2ぐらいのスコアで完敗するわけですが、「そういったモノはないのが逆にハイラックスの魅力!」と言うことは確実にできます。そして「ピックアップトラックである」ということがもたらす個性あるいは存在感については、ランドクルーザー250以上と言ってもいいのかもしれません。<br />
<br />
それでいて中古車は、走行距離3万km台までの物件であっても総額330万~370万円ぐらいでマイナーチェンジ後の後期型を狙うことができます。<br />
<br />
「高級感」や「ラグジュアリー性」みたいな部分はどうでもいいと考えることができるのであれば、2021年式以降のハイラックスこそが「ランドクルーザー250の代わり」としては最適な1台なのかもしれません。<br />
</p>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bTO/s112/f003/" target="_blank">ハイラックス(7代目)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
トヨタ ハイラックス(7代目) × 全国</div>
<div class="author2019">文/伊達軍曹 写真/トヨタ、ジープ、河野敦樹、ジャガー、メルセデス・ベンツ</div>
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<div class="konokiji_box_left">
<figure class="konokiji_face"><img alt="伊達軍曹" height="200" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_63971/dategunso.jpg" width="200" /></figure>
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<div class="konokiji_box_right">
<p class="katagaki">自動車ライター</p>
<p class="writername">伊達軍曹</p>
</div>
</div>
<div class="konokiji_box_text">
<p>外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。</p>
</div>
<div class="kijiyomu">
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</div>
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<!--ライター紹介パーツ終了--></div>
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[description] => ランドクルーザー70を買おうにもモノがほとんどなく、2014年と2015年に期間限定で再発売されたモデルの中古車価格も高騰中。ということで、ランドクルーザー70の約半額で買える「ランクル70の代わり」を紹介|
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<div class="taC w600_img"><img alt="ランドクルーザー70" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/1.jpeg" width="600" /> <span class="CP_txt">▲トヨタ ランドクルーザー70が2度目の再発売となりましたが、新車を買おうにもモノがほとんどなく、2014年と2015年に期間限定で再発売されたモデルの中古車価格も高騰中……。ということで、ランドクルーザー70の約半額で買える「ランクル70の代わり」を考えてみることに</span></div>
<h3>新車は手に入らず、中古車価格も高騰</h3>
<p>昨年11月、8年ぶりに再々発売されたトヨタ ランドクルーザー70。ご承知のとおりヘビーデューティ系ランドクルーザーの超ロングセラーモデルが、様々な進化を遂げたうえで再び再発売されたわけですが、その新車を手に入れるのはなかなか難しい状況です。<br />
<br />
メーカーの公式サイトによれば、<b>新車の納期は「詳しくは販売店にお問い合わせください」となっており、実際には納車まで数年は待つ必要がある模様。</b><br />
<br />
ならば! ということで2014年から2015年にかけて期間限定で再発売された世代を狙おうにも、その中古車価格も高騰中。具体的には<b>総額500万~700万円というのが、再発売モデルの中古車価格です。</b>おそらくその平均価格は今後ますます上がっていくかもしれません。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー70" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/2.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲こちらは2014年から2015年にかけて期間限定で再発売されたランドクルーザー70。今回の再々発売モデルが2.8Lディーゼルターボエンジンであるのに対し、こちらは4L V6ガソリンエンジンだった</span></div>
<p>こうなるともう「ランクル70の中古車をお安く買える未来はやって来ない」と思った方がいいのかもしれません。残念な話ではありますが。<br />
<br />
しかし残念がってばかりいても仕方がありません。ヘビーデューティでカッコいいランドクルーザー70に憧れているならば、ランクル70と似た喜びを与えてくれるモデルを現実的な予算で、具体的には新車のランドクルーザー70の約半額である「250万円ぐらい」でとっとと買ってしまった方が、人生は有意義になるような気がします。<br />
<br />
では「新車のランドクルーザー70の約半額で買える、ランクル70の代わりになり得るモデル」とは、果たしてどれのことなのでしょうか?<br />
<br />
以下、検討してみることにしましょう。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10">
<div class="toc_box">
<p class="toc_title">目次</p>
<ul>
<li><a href="#toc1">候補1|トヨタ FJクルーザー(初代)</a></li>
<li><a href="#toc2">候補2|三菱 パジェロ(4代目)</a></li>
<li><a href="#toc3">候補3| スバル フォレスター(5代目)</a></li>
<li><a href="#toc4">候補4|トヨタ RAV4 アドベンチャー(4代目)</a></li>
<li><a href="#toc5">候補5|ホンダ エレメント(初代)</a></li>
</ul>
</div>
</div>
<div id="toc1"> </div>
<h3>候補1|トヨタ FJクルーザー(初代)<br />
→想定予算:総額230万~290万円</h3>
<p>再々発もしくは再発版ランドクルーザー70の代わりになり得て、なおかつ総額250万円ぐらいで買えるモデルとしては、まず第一にこれが挙げられるでしょう。<br />
<br />
もともとは北米市場専用車として開発および発売され、2010年からは日本でも販売されたオフローダー、トヨタ FJクルーザーです。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー70" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/3.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲2010年から2018年まで販売されたトヨタ FJクルーザー</span></div>
<p>シャシーはランドクルーザープラドと共通のラダーフレーム方式で、パワーユニットもプラドと同じ4L V6ガソリンエンジン。その最高出力は231psで、最大トルクも380N・mという十分な力強さ。ちょっとレトロでユニークなビジュアルを採用している車ではありますが、<b>オフローダー四駆としての実力は、ランクル70と同様に“本物”です。</b><br />
<br />
そして今申し上げたレトロでユニークなビジュアルも、ランドクルーザー70のシブいニュアンスと方向性は異なりますが、「インパクトがある」という意味では同じとも言えます。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー70" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/4.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲FJクルーザーの運転席まわり。駆動方式はオフローダーの王道である副変速機付きのパートタイム4WD</span></div>
<p>そしてFJクルーザーは中古車価格も比較的お手頃。再々発売されたランクル70の新車購入総額のおよそ半額である「250万円前後」を見ておけば、まずまずコンディション良好な2012~2013年式が見つかるはずです。<br />
<br />
若干古い世代のオフローダーであるため、ADAS(先進運転支援装備)の面では最新のランドクルーザー70にはまったくかないません。しかしそれ以外については、ランクル70の約半値であるにもかかわらず、「代わり」としての働きは十分以上にこなしてくれるはずです。<br />
</p>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href=" https://www.carsensor.net/usedcar/bTO/s219/f001/" target="_blank">FJクルーザー(初代)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
トヨタ FJクルーザー(初代) × 全国</div>
<div id="toc2"> </div>
<h3>候補2|三菱 パジェロ(4代目)<br />
→想定予算:総額190万~290万円</h3>
<p>トヨタ FJクルーザーもかなりナイスな選択肢かと思いますが、もしもそのポップなデザインがあまりお気に召さないのであれば、狙ってみるべきは最終型(4代目)の三菱 パジェロです。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー70" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/5.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲こちらが4代目三菱 パジェロ。写真はロングボディの上級グレード</span></div>
<p>ご承知のとおり三菱 パジェロは、ラダーフレームを採用する本格オフローダーとして1982年に初登場したモデル。その歴史と伝統は、さすがにランドクルーザーにはかなわないかもしれませんが、ダカール・ラリーなどで残した輝かしい戦績などと併せて考えれば、ブランドとしての威光は「ランクルに勝るとも劣らず」と言ってもいいでしょう。<br />
<br />
今回「ランクル70の代わり」として推したいパジェロは、2006年から2019年まで販売された4代目、つまり「最後のパジェロ」です。<br />
<br />
三菱パジェロは3代目からモノコック構造を採用したため、世の中には「ラダーフレームじゃなくなったパジェロは、もはや本格オフローダーではない」と言う人もいるようですが、それはちょっと違います。<br />
<br />
3代目および4代目パジェロで採用されたフレーム構造は「ビルトインラダーフレーム」というもの。これは、ラダーフレームのシャシーにモノコック構造のボディを溶接でくっつけてしまう――という構造です。<br />
<br />
「超」の字が2つも3つも付くような悪路を走る場合は、純粋なラダーフレーム構造の方が有利なのでしょう。しかし、一般的には<b>ビルトインラダーフレームで十分以上であり、高速域での走行性能は、明らかにビルトインラダーフレームの方が有利です。</b><br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="パジェロ" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/6.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲4代目パジェロのインパネまわり。4WDシステムは、4つのモードの切り換えが可能な「スーパーセレクト4WD-II(SS4-II)」が採用されている</span></div>
<p>そのような本格オフローダーである4代目三菱 パジェロは総額で250万円も出せば、タフでトルクフルな3.2L直4ディーゼルターボエンジンを搭載している中古車を見つけることができます。ご承知のとおり再々発売版ランドクルーザー70も、排気量は異なりますが、同じく直列4気筒のディーゼルターボエンジンを搭載しています。<br />
<br />
そういった意味でも4代目三菱 パジェロは、「約半額で買える再々発売版ランクル70の代わり」として、素晴らしい働きをしてくれるはずです。<br />
</p>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bMI/s012/f004/" target="_blank">パジェロ(4代目)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
三菱 パジェロ (4代目) × 全国</div>
<div id="toc3"> </div>
<h3>候補3|スバル フォレスター(5代目)<br />
→想定予算:総額200万~250万円</h3>
<p>トヨタ FJクルーザーも4代目三菱 パジェロも、いずれも屈強でタフな素晴らしいオフローダーです。とはいえ、世の中には「そこまで屈強じゃなくてもいい」という考え方もあります。<br />
<br />
もちろんランドクルーザー70に憧れる人は、あの「屈強でタフな感じ」がお好きであるということは重々承知です。しかし、やはりモノコック構造を採用している一般的なSUVの方が高速道路などでの走りは快適であるため、キャンプやスノーボードなどを行う現地までの往復は圧倒的にラクになります。そしてその結果として、現地でのアクティビティをより集中して楽しむことができ、安全に帰宅することも可能になるわけです。<br />
<br />
とはいえ、あまりにも一般的で軟弱な「なんちゃってSUV」では、ランドクルーザー70の代わりになどなり得ないことも明らかでしょう。ランクル70の代わりとなるモノコック構造のSUVは、快適であるだけでなく「本格的な悪路走破性能」ももち合わせている必要があるのです。<br />
<br />
であるならば、現行型の5代目スバル フォレスターが適任なのではないでしょうか。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー70" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/7.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲現行型スバル フォレスター。写真は前期型の「X-BREAK」</span></div>
<p>フォレスターは1997年から製造販売されているスバルの中型モノコックSUV。いわゆるクロスオーバーSUVと呼ばれるカテゴリーですが、その悪路走破性能はいつだって本格的で、それは2018年に発売された現行型(5代目)においても変わりません。<br />
<br />
そして現行型フォレスターは「スバルグローバルプラットフォーム」という非常に出来の良い新世代のプラットフォームを採用したことで、<b>舗装路での走行安定性や快適性は、ちょっと言葉を失うぐらい素晴らしいものがあります。</b><br />
<br />
そして現行型フォレスターは登場時から「アイサイト・ツーリングアシスト」が全車標準装備であるため、高速道路を安全かつ楽ちんに走るのは大の得意。その結果として、アウトドアアクティビティの現場での活動クオリティも向上することでしょう。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="フォレスター" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/fores.jpg" width="600" /><span class="CP_txt">▲この世代のスバル車におおむね共通するデザインが採用されたインテリア。ビッグマイナーチェンジ前の運転支援システムは「アイサイト・ツーリングアシスト」</span></div>
<p>2021年6月以降の大幅改良モデルはさすがに総額250万円ではまだ無理ですが、大幅改良前の2018~2019年式付近の世代であれば、総額200万円台前半で2.5L水平対向エンジンを搭載する各グレードを見つけることができます。<br />
<br />
この2.5L自然吸気エンジンは2020年10月の一部改良を機にカタログから消えてしまいましたが、なんとも自然な力強さを発揮してくれるナイスなパワーユニットです。ランドクルーザー70とは毛色も方向性も異なりますが、きっと同じような量のよろこびと幸せを、オーナーに与えてくれるでしょう。<br />
</p>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/bSB/s011/f005/" target="_blank">フォレスター(5代目)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
スバル フォレスター(5代目) × 全国</div>
<div id="toc4"> </div>
<h3>候補4|トヨタ RAV4アドベンチャー(4代目)<br />
→想定予算:総額240万~280万円</h3>
<p>ここまでは、ランドクルーザー70という車がもち合わせている本格的な各種性能に対抗し得る本格的なモデルを、「ランクル70の代わり」として挙げてまいりました。<br />
<br />
しかし世の中には、ランドクルーザー70の本格的な性能にはさほど興味がなく(したがって悪路を走る予定もほとんどなく)、あくまでも「あのビジュアルと雰囲気が好き」という人だっているはずです。最近はそういった意味と目的で、本格派の軽オフローダーである現行型スズキ ジムニーを買っている人もたくさんいます。<br />
<br />
もしもあなたがそうであるならば、つまりランドクルーザー70の見た目と雰囲気だけが好きゆえに買おうと思っていたならば、例えば現行型トヨタ RAV4の「アドベンチャー」というグレードの方がハマる可能性はあります。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー70" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/9.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲こちらが現行型トヨタ RAV4アドベンチャー。当初は2L自然吸気エンジンのみで、のちにハイブリッドのアドベンチャーも追加した。写真は2L自然吸気エンジンのアドベンチャー</span></div>
<p>現行型のRAV4は2019年4月に登場したモノコック構造の中型SUV。4WD車の四駆システムはなかなか先進的なものが採用されていますが、基本的には悪路ではなく「都市部中心」に使っているユーザーの方が多いでしょう。トヨタ ハリアーと同じプラットフォームを使用していますので、<b>舗装路での乗り味は非常に良好で、快適でもあります。</b><br />
<br />
そんな現行型RAV4は通常のグレードでもほのかなアウトドア風味が感じられる外観デザインを採用していますが、その中でも「アドベンチャー」という4WDグレードは、まさに冒険的なというか、専用のグリル&バンパーやスキッドプレート、グレーメタリック塗装の17インチホイールなどにより、アウトドアテイスト満点の外観デザインが採用されています。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー70" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/20221004_02_07_s.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲アドベンチャーの「オフロードパッケージII」。ブラックアウトされたスキッドプレートセットや、オールテレインタイヤ+マット調ブラック塗装の18インチホイールなどが特徴で、サスペンションチューニングにより最低地上高も10mmアップされている</span></div>
<p>超ハードなクロスカントリー走行を想定している人には向いていませんが、もしもそうでないならば、総額240万~280万円ぐらいで狙える現行型RAV4アドベンチャーの2Lガソリン車で“雰囲気”を楽しむというのもアリなはずです。<br />
<br />
ちなみに少し高くなってしまいますが、「オフロードパッケージ」または「オフロードパッケージII」という特別仕様車であれば、さらにオフロード風味は満点となります。<br />
</p>
<div class="sarch_col">
<div class="FAIR_btn3"><a href="https://www.carsensor.net/usedcar/search.php?STID=CS210610&CARC=TO_S147&GRDKC=TO_S147_F004_K091*TO_S147_F004_K079*TO_S147_F004_K087*TO_S147_F004_K088*TO_S147_F004_K090" target="_blank">RAV4 アドベンチャー(4代目)の中古車を見てみる</a></div>
<h4>▼検索条件</h4>
トヨタ RAV4(4代目) × アドベンチャー × 全国</div>
<div id="toc5"> </div>
<h3>候補5|ホンダ エレメント(初代)<br />
→想定予算:総額130万~250万円</h3>
<p>もしも候補4の場合と同じく雰囲気優先で考えるのであれば、ホンダが2003年から2005年までの短い期間だけ販売したホンダ エレメントというMPVも適任かもしれません。<br />
</p>
<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー70" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/11.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲2003年から2005年までアメリカから逆輸入されたホンダ エレメント</span></div>
<p>ホンダ エレメントは、米国ホンダが企画から開発、生産までを行った逆輸入車。<br />
<br />
外観は、海辺でライフガードが待機する「ライフガードステーション」をモチーフにデザインしたもので、センターピラーレス&左右観音開きの「サイドアクセスドア」が採用されています。<br />
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汚れや水に強く、モップなどで拭き取れる「ワイパブルフロア」も採用し、濡れたままのサーフボードなどを載せても簡単に拭き取ることが可能。そしてシート表皮にも撥水加工が施されるなど、アウトドアユースをかなり意識したつくりになっています。<br />
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<div class="taC w600_img mB10"><img alt="ランドクルーザー70" src="//wwwtst.carsensor.net/contents/article_images/_67927/12.jpeg" width="600" /><span class="CP_txt">▲観音開きの「サイドアクセスドア」を採用。Bピラーは観音ドアに内蔵されているため、後部座席へのアクセスは容易で、キャンプ場などでは前後のドアを開け放っておくのも一興</span></div>
<p>パワーユニットは最高出力160psの2.4L直4「i-VTEC」で、駆動方式は、油圧多板クラッチを備えた4WD。通常はほぼFF状態で走りますが、走行状況に応じて後輪に駆動を伝えるタイプです。<br />
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とはいえ当然ながらランドクルーザー70や、あるいはFJクルーザー、三菱パジェロ、さらにはスバル フォレスターのように「どんな悪路も苦にしない!」というタイプの4WD車ではないのですが、<b>最低地上高はそれなりに高いため、ある程度の悪路は普通に走ることができます。</b><br />
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本格オフローダーを探している人には縁のない車かもしれませんが、もしもそうでないならば、総額100万円台半ばから後半ぐらいで狙えるホンダ エレメントも、なかなか悪くない選択肢になるはずです。<br />
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ホンダ エレメント(初代) × 全国</div>
<div class="author2019">文/伊達軍曹 写真/トヨタ、三菱、スバル、尾形和美、ホンダ<br />
※記事内の情報はすべて2024年6月1日時点のものです。</div>
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<p class="katagaki">自動車ライター</p>
<p class="writername">伊達軍曹</p>
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<p>外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。</p>
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