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輸入車(海外車)人気モデルと専門家オススメ車種を紹介!

「高額」なイメージとは裏腹に、実は意外と手頃な価格であることも多い大人気の輸入車(海外車)。実際買うとしたら、いったいどんなモデルを選べばよいのでしょうか?

この記事では、輸入車(海外車)でよく選ばれるボディサイズ「SUV」「コンパクトカー」「スポーツカー」「ミニバン」の人気ランキング上位のモデルをそれぞれ紹介、さらに第2部として、輸入中古車評論家がセレクトした「予算別オススメモデル」も紹介します!
 

 

目次

 

輸入車(海外車)とは?

輸入車とは、文字どおり「輸入された車」のこと。主には海外に本拠地を置く自動車メーカーが日本以外の場所で生産したものを、海外メーカーの日本法人が日本市場で売るために輸入した車のことを「輸入車」と呼んでいます。

グローバル化の時代ですので、日本のメーカーも海外工場で生産した車を日本で販売することはありますが、そういった車が「輸入車」と呼ばれることはありません。

ただ、例えばトヨタが北米市場だけで販売している車種が、一般業者の手によって日本に少数が輸入された場合には、そういった車は「逆輸入車」と呼ばれます。
 

Gクラス▲こちらは代表的な輸入車メーカーであるメルセデス・ベンツのGクラス

そんな魅力あふれる輸入車でも、今から半世紀前の1973年は1年間に3万台ほどしか売れていませんでした。しかし1980年代末から輸入車の登録台数は急激に増え、2021年には1年間で31万台以上が販売されるに至っています。

その昔はレアで種類が少なかった輸入車は、種類が増えて、多様な車種を選べるようになりました。中でも、日本ではドイツ車メーカーが人気を集めています。2024年度上半期の新車登録台数ランキング(日本自動車輸入組合調べ)では、国産車同様にSUV人気の高まりも見てとれます。
 

順位 メーカー モデル 台数
1位 ミニ ミニ 6521
2位 フォルクスワーゲン ゴルフ 4650
3位 メルセデス・ベンツ GLC 3552
4位 メルセデス・ベンツ GLB 3338
5位 メルセデス・ベンツ Cクラス 3120
6位 BMW 3シリーズ 2890
7位 アウディ Q3 2886
8位 アウディ A3シリーズ 2727
9位 フォルクスワーゲン T-Roc 2627
10位 ボルボ 60シリーズ 2599
順位 メーカー モデル 台数
1位 ミニ ミニ 6521
2位 フォルクスワーゲン ゴルフ 4650
3位 メルセデス・ベンツ GLC 3552
4位 メルセデス・ベンツ GLB 3338
5位 メルセデス・ベンツ Cクラス 3120
6位 BMW 3シリーズ 2890
7位 アウディ Q3 2886
8位 アウディ A3シリーズ 2727
9位 フォルクスワーゲン T-Roc 2627
10位 ボルボ 60シリーズ 2599

※「外国メーカー車モデル別新車登録台数順位の推移(半期)」より引用
※ミニやA3シリーズなどは複数モデルの総数

 

輸入車(海外車)の特徴

国にもよりますが、海外の道路における実勢速度は日本よりも高い(速い)場合が多いため、多くの輸入車は、それに伴って「高速域での安定性が高い」という仕上がりになっています。またその結果として、車全体から「がっちり感」のようなものが感じられるというのも、多くの輸入車の特徴です。

選択肢が豊富で、国産車では減ってきているセダンやステーションワゴン、クーペなどを用意するメーカーも少なくありません。パワートレインの種類も多様であり、電気自動車やクリーンディーゼル、MT車などが選びやすくなっています。

そしてこれは定量化するのが難しい話ではあるのですが、エクステリアとインテリアの「デザイン」も、なんだかんだで国産車よりも輸入車の方がしゃれている場合が多いものです。

つまり輸入車の魅力とは、「乗ればがっちりとした安心感があって、内外装の造形を見ているだけでも満足できる」ということだといえるでしょう。
 

RS3セダン▲輸入車はスポーティなモデルが多いのも魅力です。こちらはドイツのメーカー・アウディのRS3セダン
 

輸入車(海外車)SUV人気ランキングTOP6

それではまず、アウトドアに映え高機能モデルも多くラインナップするボディタイプ「SUV」について、カーセンサーの独自データに基づく2024年上半期の人気ランキングTOP6を発表します。2023年から上位の顔ぶれが大きく変わっており、SUVの勢いが窺えます。
 

 

1位:ジープ ラングラー(4代目/JL型・現行型)

4代目ラングラー▲ジープが誇る本格オフローダーの「ラングラー」。こちら4代目にあたるJL型

第二次世界大戦中に米陸軍が使用した軍用車「ウィリス ジープ」の直系子孫といえる、アメリカ製のSUVです。現行のJL型ではエクステリアがやや丸みを帯びたデザインに変更されましたが、いまだ無骨さを感じさせる佇まいとなっています。

4WDシステムではラングラー史上初の「フルタイムオンデマンド4×4システム」を全車に搭載されたが、堅牢なラダーフレーム構造やリジッド式サスペンションといったジープの伝統を引き継いでおり、悪路走破性能は圧倒的です。一方で街中での「乗りやすさ」や「運転のしやすさ」は大幅に向上しています。

パワーユニットは、従来型から改良された3.6L V6自然吸気に加え、「アンリミテッド スポーツ」にはダウンサイジングされた新開発の2L直4ターボを搭載(※2019年3月以降はアンリミテッド サハラにも搭載)。トランスミッションは全車8速ATです。

 

4代目ラングラー▲JL型のインテリアは乗用車ライクで上質

【JL型ラングラーの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.32~4.87m×全幅約1.9~1.93m×全高約1.83~1.9m
乗車定員:4~5名
排気量:1995~3604cc
燃費(WLTCモード):8.0~10.0km/L
新車時価格:459万~1030万円
中古車流通台数:約630台
中古車価格帯:353.3万~1878万円
中古車平均価格:約615万円
 

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ジープ ラングラー(4代目/JL型・現行型)× 全国
 

2位:ポルシェ マカン(初代・現行型)

初代マカン▲ドイツのポルシェ社が製造するSUV「マカン」。その諸性能はほとんどスポーツカー並み!

「ポルシェ 911」というスポーツカーでお馴染みの、ドイツのポルシェ社。そのポルシェが作っているコンパクトSUVがこちらの「マカン」です。

もちろんコンパクトといっても、それはあくまで「ポルシェの基準では」です。改良型やグレードによって異なるものの、おおよそ全長4680mm×全幅1925mm×全高1625mmと、サイズは日本においてミドルサイズ以上といえるでしょう。それゆえ、車内や荷室も十分なスペースが確保されています。

搭載エンジンは2Lターボの他、3Lと3.6LのV6ツインターボを用意。駆動方式は全車4WDです。見た目的にはいかにも「今どきのSUV」といった感じで、確かにSUVらしく使い、SUVらしくゆったりと走ることも得意としています。しかし、その気になればスポーツカー顔負けの走りを披露することもできるのが、この車の特徴といえるでしょう。

2018年12月からグレードごとに順次マイナーチェンジを行い、搭載エンジンを変更するとともに、内外装のビジュアルや装備内容なども若干変更されています。
 

初代マカン▲こちらは3L V6エンジン

【初代マカンの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.68~4.73m×全幅約1.93m×全高約1.6~1.63m
乗車定員:5名
排気量:1984~3604cc
燃費(WLTCモード):9.1~10.1km/L
新車時価格:616万~1295万円
中古車流通台数:約400台
中古車価格帯:218万~1498万円
中古車平均価格:約600万円
 

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3位:BMW X3(3代目・現行型)

3代目X3▲伝統のキドニーグリルが大型化し、立体的となった3代目X3

ドイツの名門メーカー「BMW」が作っている人気のミドルサイズSUVです。現行の3代目X3は本国で「コンパクトSUV」と扱われることもありますが、全長4720mm×全幅1890mm×全高1675mmと、日本で乗る分には十分すぎるサイズとなっています。

搭載エンジンはデビュー当初ガソリンとディーゼルの2L直4ターボで、組み合わされるトランスミッションはいずれも8速AT。2018年9月には3L直6ディーゼルターボ、2020年4月にはプラグインハイブリッドが追加されており、多彩なラインナップとなっているのも魅力です。

2021年10月のマイナーチェンジではキドニーグリルやバンパー、ヘッドランプなどエクステリアのデザインが変更され、先進安全装備も拡充。「ドライビングアシストプロフェッショナル」が採用されて、「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」も搭載されています。

 

3代目X3▲素材の質感がすこぶる高く、洗練されたインテリア

【3代目X3の基本データ】
ボディサイズ:全長約4.72~4.73m×全幅約1.89~1.9m×全高約1.68m
乗車定員:5名
排気量:1995~2997cc
燃費(WLTCモード):10.4~14.5km/L
新車時価格:639万~998万円
中古車流通台数:約370台
中古車価格帯:229万~899.9万円
中古車平均価格:約470万円
 

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4位:メルセデス・ベンツ Gクラス(2代目・現行型)

2代目Gクラス▲著名人やプロスポーツ選手などにも愛用者が多い、ドイツの「メルセデス・ベンツ Gクラス」

NATO(北大西洋条約機構)に採用された軍用車の民生版として登場した、「ゲレンデバーゲン」との愛称で有名なドイツ製のヘビーデューティなSUV。2018年6月に登場した現行の2代目Gクラスは先代と比べれば丸みを帯びましたが、特徴的な四角いフォルムは踏襲されています。

軍用車がベースですので、当然ながら悪路走破性は十分以上ですが、2代目では街中や高速道路などでの「乗りやすさ」は格段に向上。搭載エンジンは4LのV8ガソリンツインターボと3Lの直6ディーゼルターボが基本で、トランスミッションは9速ATが組み合わされています。

最新の先進安全装備が備わったのも2代目のトピックです。渋滞追従機能を備えた「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」などが採用された「レーダーセーフティパッケージ」が全車に標準装備されており、快適かつ安心して運転できます。

 

2代目Gクラス▲無骨だった先代とは打って変わって、高級感のあるデザインとなったインテリア

【2代目Gクラスの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.58~4.66m×全幅約1.86~1.99m×全高約1.93~1.98m
乗車定員:5名
排気量:2924~3982cc
燃費(WLTCモード):7.4~9.9km/L
新車時価格:1080万~1803.2万円
中古車流通台数:約310台
中古車価格帯:718万~2830万円
中古車平均価格:約1830万円
 

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5位:ミニ ミニクロスオーバー(2代目・現行型)

2代目ミニクロスオーバー▲ミニファミリーに「第3のボディタイプ」として登場したミニ クロスオーバー

大人気のコンパクトカー「ミニ」のSUVバージョン。ここで紹介する現行型は、ミニ クロスオーバーとしては2代目にあたります。

ボディサイズは全長4315mm×全幅1820mm×全高1595mm。車幅はそれなりにありますが、全長は比較的短めであるため、混雑した都市部での取り回しはけっこうラクに行うことができます。しかしそれでいてコンパクトカーのミニと比べれば、ずいぶんたくさんの荷物を載せることもできるのが特徴。またミニならではの「ポップな内外装デザイン」と「キビキビとした走行フィール」は、クロスオーバーにおいても健在です。

パワーユニットは出力が異なる2種類の2Lディーゼルターボエンジンと、1.5Lまたは2Lのガソリンターボが基本で、4WDを選ぶことも可能。2020年9月のマイナーチェンジで内外装デザインが少々変更されています。
 

2代目ミニクロスオーバー▲丸形のセンターディスプレイなどおしゃれな要素がたくさん

【2代目ミニクロスオーバーの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.32m×全幅約1.82m×全高約1.6m
乗車定員:5名
排気量:1498~1998cc
燃費(WLTCモード):11.3~16.9km/L
新車時価格:335万~647万円
中古車流通台数:約590台
中古車価格帯:119万~580万円
中古車平均価格:約290万円
 

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6位:ジープ ラングラー(3代目/JK型)

3代目ラングラー▲いわゆる「ジープ」と呼ばれる車の現代版であるジープ ラングラー。写真は5ドアの「アンリミテッド」

1位を獲得した現行のJL型だけでなく、先代に当たるJK型もランクインしました。ラングラーはジープを代表する本格オフローダーだけに「タフで強くてカッコいい!」とイメージ抜群で、JK型においても言わずもがな悪路走破性能が優れています。

このJK型から3ドアではなく5ドアの「アンリミテッド」と呼ばれるモデルが追加され、「都会的でプレミアムなニュアンスのSUV」として多くのユーザーから高く支持されています。

搭載エンジンは当初は最高出力199psの3.8L V6 OHVで、トランスミッションは4速ATです。2011年2月のマイナーチェンジでは内装のデザインが変更され、2012年1月ではエンジンが3.6LのV6 DOHCに変更されています。
 

3代目ラングラー▲角ばったデザインが特徴的

【3代目ラングラーの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.19~4.71m×全幅約1.88m×全高約1.84~1.89m
乗車定員:4~5名
排気量:3604~3782cc
燃費(JC08モード):6.9~7.9km/L
新車時価格:323.4万~483万円
中古車流通台数:約400台
中古車価格帯:126万~798万円
中古車平均価格:約285万円
 

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輸入車(海外車)コンパクトカー人気ランキングTOP5

SUVの次は、使い勝手が良く十分以上におしゃれで、それでいて経済的でもある「コンパクトカー」について、カーセンサーの独自データに基づく人気ランキングTOP5を発表します!
 

 

1位:ミニ ミニ(3代目)

ミニ▲ポップなデザインと俊敏な走りで大人気となっている「ミニ」

輸入コンパクトカーといえばコレでしょう。イギリスの小型車だった「ミニ」を、ドイツのBMWが現代のテクノロジーとセンスで蘇らせた大人気コンパクトカーです。ボディタイプは3ドアハッチバックが基本ですが、2014年に登場した3代目では5ドアハッチバックも選べるようになっています。

搭載エンジンは様々な出力のガソリンターボエンジンとディーゼルターボエンジンで、3ドア車の場合、ボディサイズはおおよそ全長3835mm×全幅1725mm×全高1430mm。トランスミッションは途中まで6MTまたは6速ATでしたが、2018年5月のマイナーチェンジで、6速ATは7速のDCTというタイプに変更されています。

ミニの全体的な特徴は「内外装がおしゃれ」「走りが活発で気持ちいい」とい2点に集約されるでしょう。カラバリやオプション装備が豊富であるため「自分だけの1台」というものを作りやすく、グレードを問わず、まるでゴーカートのようにキビキビとした走りを堪能することができる輸入コンパクトカーです。
 

ミニ▲リアも丸みを帯びたキュートなデザイン

【3代目ミニの基本データ】
ボディサイズ:全長約3.84~4.04m×全幅約1.73~1.76m×全高約1.42~1.45m
乗車定員:2~5名
排気量:1198~1998cc
燃費(WLTCモード):13.2~19.5km/L
新車時価格:226万~576万円
中古車流通台数:約1590台
中古車価格帯:42.1万~613万円
中古車平均価格:約215万円
 

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2位:フィアット 500(2代目・現行型)

2代目500▲往年のイタリアンコンパクトのエッセンスを現代に蘇らせた「フィアット 500」

アニメ映画『ルパン三世 カリオストロの城』などの劇中車としてお馴染みの、往年のイタリア製コンパクトカーのデザインとエッセンスを、現代の世に蘇らせた人気のイタリアンコンパクト。内外装デザインは「カワイイ系」と言えますが、決して甘口すぎるデザインではないため、年齢と性別を問わず、おしゃれに乗りこなせるはずです。

ボディサイズはおおよそ全長3570mm×全幅1625mm×全高1515mmという程よい小ささで、搭載エンジンは1.2Lまたは1.4Lの4気筒ノンターボと、0.9Lの2気筒ターボというちょっと変わった方式のエンジンが中心。トランスミッションは、ごく一部のグレードでMTを選ぶこともできますが、基本的には「デュアロジック」というATです。

こちらもミニ同様にカラバリが多いため、「ボディカラーにこだわって探してみる」というのも面白いはず。またミニほどではないにしても、けっこうキビキビとした走りを楽しむこともできます。特に0.9L 2気筒ターボの「ツインエア」というエンジンは活発で、かなり気持ちの良い走りを味わえるでしょう。
 

2代目500▲小型車だが質感の高いインテリア

【2代目500の基本データ】
ボディサイズ:全長約3.55~3.61m×全幅約1.63m×全高約1.52m
乗車定員:4名
排気量:875~1368cc
燃費(WLTCモード):17.5~19.2km/L
新車時価格:179万~344万円
中古車流通台数:約890台
中古車価格帯:15万~299.7万円
中古車平均価格:約93万円
 

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3位:ミニ ミニ(2代目)

ミニ▲2007年から2014年まで販売された2代目のミニ

輸入コンパクトカーの中でも一際人気を集めるミニですが、先代に当たる2代目が3位にランクインしました。エクステリアはキープコンセプトですが、ハッチバックはボディタイプが3ドアのみとなっています。

サイズは前期モデルがおおよそ全長3700mm×全幅1685mm×全高1430mmと、3代目よりも小ぶりです。搭載エンジンは1.4Lガソリンと1.6Lガソリン、1.6Lガソリンターボ。トランスミッションは6速ATと6速MTが用意されました。

BMWが手がけた2世代目だけあって走りはスムーズで、ミニ特有のゴーカートフィーリングを楽しめます。もちろん総合的な性能は現行型よりも若干劣りますが、「違うといえば違うが、似たようなものといえば似たようなもの」とも言えるでしょう。
 

ミニ▲センターメーターは大きな丸形デザインでかわいらしいものです

【2代目ミニの基本データ】
ボディサイズ:全長約3.7~3.78m×全幅約1.69m×全高約1.42~1.43m
乗車定員:2~4名
排気量:1396~1598cc
燃費(JC08モード):13.0~18.8km/L
新車時価格:217万~570万円
中古車流通台数:約730台
中古車価格帯:14.9万~800万円
中古車平均価格:約57万円
 

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4位:ボルボ V40(2代目)

2代目V40▲2013年2月から2020年12月まで販売されていた2代目V40

スウェーデンのメーカー「ボルボ」による5ドアハッチバックが2代目V40です。一時期ボルボが「プレミアムショートワゴン」と称していただけあって、どこかステーションワゴンっぽいフォルムとなっています。

パワートレインのラインナップが豊富なのも特徴で、モデルライフを通じて1.6Lの4気筒ガソリンターボや2Lの5気筒ガソリンターボ、2Lの4気筒ディーゼルターボエンジンなどが用意されています。

10年以上前にデビューした2代目V40ですが、先進安全装備が充実しているのもポイントです。デビュー時から衝突被害軽減ブレーキを標準装備し、全車速追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロールなど10種類の先進運転支援機能をセットにしたオプション・パッケージも用意されていました。このパッケージは、2013年12月には標準化されており、安全性能がさらに高められています。
 

2代目V40▲インテリアは北欧らしくモダンでおしゃれな雰囲気

【2代目V40の基本データ】
ボディサイズ:全長約4.37m×全幅約1.79~1.8m×全高約1.44m
乗車定員:5名
排気量:1497~1983cc
燃費(JC08モード):13.2~20.0km/L
新車時価格:269万~499万円
中古車流通台数:約370台
中古車価格帯:30万~330万円
中古車平均価格:約114万円
 

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5位:フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目)

7代目ゴルフ▲「実用車の世界的な規範」とすらいえるフォルクスワーゲン ゴルフ。写真は先代モデル

フォルクスワーゲン ゴルフは「実用ハッチバック車の世界的な定番」といえるドイツのコンパクトカー。初代は1970年代に登場して一大センセーションを巻き起こし、現在は8代目のゴルフが現行型新車として販売されています。

ここで紹介するゴルフは先代にあたる7代目で、十分以上に現代的な各種のテクノロジーを備えていつつ、現行型のように極端な電動化が進んでいるわけでもないという、非常にちょうどいいニュアンスの世代です。

搭載エンジンには様々な種類がありますが、中心となるのは1.2Lまたは1.4Lの直4ターボ。排気量の数字だけを見ると「……しょぼい?」と感じるかもしれませんが、実際の動力性能は十分以上というか、かなりパワフルです。そしてさすがはハッチバックの世界的定番ということで、乗り心地や積載性能なども大いに良好。「隙のない1台」と評することができます。
 

7代目ゴルフ▲こちらはGTIグレードのインテリア

【7代目ゴルフの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.27~4.28m×全幅約1.8m×全高約1.45~1.48m
乗車定員:5名
排気量:1197~1984cc
燃費(WLTCモード):12.7~18.9km/L
新車時価格:249万~599.9万円
中古車流通台数:約560台
中古車価格帯:48万~428万円
中古車平均価格:約165万円
 

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輸入車(海外車)スポーツカー人気ランキングTOP5

続いては、「秘めたる圧倒的動力性能」と「それを体現する流麗でセクシーなフォルム」が魅力となるスポーツカーについて、カーセンサーの独自データに基づく人気ランキングTOP5を発表します!
 

 

1位:ポルシェ 911(991型)

911▲先代にあたる991型が1位にランクイン

ポルシェ 911は、ドイツのポルシェ社が1960年代から作り続けている「スポーツカーの代名詞」ともいえる存在。水平対向方式の6気筒エンジンを、通常の車とは違って車の後部に搭載し、後輪を駆動させて走ります。

一番人気となった先代911は、車好きの間では「991型」という型番で呼ばれることが多い世代で、基本となるグレードは後輪駆動のベースグレードである「カレラ」と、その高出力版である「カレラS」で、4WD版の「カレラ4」と「カレラ4S」も人気を集めています。

その他にも「ターボ」や「GT3」など、かなりハイパフォーマンスなグレードも存在しますが、そちらは値段の方も“かなりのもの”ですので、一般的にはカレラ系またはカレラS系が狙い目となるでしょう。

前期型は3.4Lの自然吸気エンジン、2015年9月以降の後期型は3Lのツインターボエンジンが搭載されていますが、いずれの世代も、圧倒的なまでの硬質感と爆発的な走行性能、それでいてけっこう十分な実用性が両立されています。
 

911▲内装はおおむねこんな感じです

【991型911の基本データ】
ボディサイズ:全長約4.5~4.56m×全幅約1.81~1.91m×全高約1.27~1.31m
乗車定員:2~4名
排気量:2981~3996cc
燃費(JC08モード):7.2~12.8km/L
新車時価格:1115万~3656万円
中古車流通台数:約260台
中古車価格帯:678万~6750万円
中古車平均価格:約1410万円
 

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2位:ポルシェ 911(992型・現行型)

911▲2位も911! こちらは現行型モデルの992型

やはり「911」の人気は圧倒的なようで、2位にもポルシェ 911が輝きました。こちら「992型」はポルシェ 911の現行モデルであるため中古車価格もまだかなり高いせいか、2位という順位に落ち着きました。

ボディサイズは先代(991型)より20mm延長されましたが、ボディ前後の樹脂部分を除いて外板パネルにはすべてアルミが採用されたため、十分軽量に仕上がっています。

先行して上陸した「カレラS/カレラ4S」は従来どおり3Lターボエンジンを搭載しますが、最高出力は従来型を30ps上回る450psに増強。少し遅れて上陸した「カレラ」は、同じく3Lターボですが、最高出力は385psに抑えられています。とはいえカレラでも十分以上に速いので、過剰に気にする必要はないでしょう。

現行型からは運転支援システムも充実し、衝突被害軽減ブレーキや自動再発進機能付きACC、レーンキープアシストなどを装備する他、ハイビーム照射を自動で配光する「マトリクスLED」ヘッドライトも採用されました。
 

911▲シフトまわりなどが近代的なデザインに進化

【992型911の基本データ】
ボディサイズ:全長約4.52~4.58m×全幅約1.85~1.92m×全高約1.28~1.32m
乗車定員:2~4名
排気量:2981~3996cc
燃費(WLTCモード):7.8~9.7km/L
新車時価格:1335万~4118万円
中古車流通台数:約2200台
中古車価格帯:218万~1498万円
中古車平均価格:約2434万円
 

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3位:ポルシェ 911(997型)

911▲3位も911がランクイン。こちらは2世代前のモデルの997型

第3位となったのもやっぱりポルシェ 911ですが、こちらは2004年8月~2011年10月まで販売された2世代前にあたるポルシェ 911で、車好きからは「997型」と呼ばれています。

これの前の「996型」という世代は異型ヘッドランプを採用したことで、デザインの面では「やや微妙」と評価されることも多いのですが、こちら997型はポルシェ 911伝統の丸形ヘッドランプに回帰したことで、「これぞ911のデザイン!」というニュアンスで高い評価を得ました。

走りの方も996型から進化し、基本となるカレラのエンジンは3.6Lのそれが996型から踏襲されましたが、高出力版であるカレラSは新開発の3.8L水平対向エンジンを搭載。またカレラSにはアクティブサスペンションである「PASM」も標準装備となります。
 

911▲991型にも採用されている象徴的な5連メーター

【997型911の基本データ】
ボディサイズ:全長約4.43~4.47m×全幅約1.81~1.85m×全高約1.28~1.31m
乗車定員:2~4名
排気量:3595~3996cc
燃費(10.15モード):6.9~7.9km/L
新車時価格:1046万~3097.5万円
中古車流通台数:約120台
中古車価格帯:385万~4350万円
中古車平均価格:約738万円
 

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4位:アウディ TT(3代目・現行型)

3代目TT▲ドイツのアウディが90年代から製造しているスタイリッシュなクーペ「TT」の現行型(3代目)

アウディ TTシリーズは、ドイツのアウディ社が1999年から作り始めたスポーティなクーペモデル。いわゆる「2+2」でいちおう4人乗りではありますが、後席は大人が座るのはちょっとキツい空間です。しかしラゲージスペースは意外と広いという特徴も持ち合わせています。

1999年に登場した初代アウディ TTも相当スタイリッシュでしたが、3代目は「それに輪をかけてスタイリッシュ」といった趣で、なおかつ最新世代のMQBという基本骨格に刷新されたため、走りの方も超絶クールです。具体的には「めっちゃスポーティなのに、めっちゃ上質でもある」といったニュアンスなのです。

搭載エンジンはスポーティな2Lと、少し落ち着いたフィーリングの1.8Lの直4ターボです。トランスミッションは6速のSトロニックで、駆動方式、FFとアウディ独自の4WDシステムであるクワトロを選択できます。
 

3代目TT▲3代目TTのインテリアはおおむねこんな感じ

【3代目TTの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.18~4.2m×全幅約1.83m×全高約1.37~1.38m
車重:4名
排気量:1798~1984cc
燃費(WLTCモード):12.5~14.5km/L
新車時価格:469万~793万円
中古車流通台数:約2200台
中古車価格帯:130万~728万円
中古車平均価格:約319万円
 

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アウディ TT(3代目・現行型)× 全国
 

5位:アウディ TT(2代目)

2代目TT▲2006年10月から2015年7月まで販売された2代目

4位に続いてアウディ TTがランクインしました。こちら2代目はASF(アウディ・スペース・フレーム)と呼ばれるアルミボディによって軽量化を果たし、安定性と軽快さを見事に両立しています。もちろん現行型の3代目と比較すればあらもありますが、その走り自体は「なかなかのもの」です。

当初のパワーユニットは2L直4ターボと3.2L V6自然吸気。いずれもそれなり以上にパワフルです。2010年9月にマイナーチェンジを行い、3.2L V6自然吸気エンジンを廃止。2013年7月からは1.8Lにダウンサイジングされた直4ターボエンジンも、2Lターボに加えて採用されました。駆動方式はFFと4WDの双方が用意されています。

超本格的なスポーツカーであるポルシェ 911と違い、アウディ TTは「スポーティに走るのが得意なクーペ」といったニュアンスになっています。程よくスポーティさを味わいたいなら、うってつけでしょう。
 

2代目TT▲黒を基調としたスポーティなインテリア

【2代目TTの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.18~4.2m×全幅約1.84m×全高約1.38~1.39m
乗車定員:4名
排気量:1798~3188cc
燃費(JC08モード):13.0~14.2km/L
新車時価格:414万~631万円
中古車流通台数:約150台
中古車価格帯:26万~228万円
中古車平均価格:約90万円
 

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アウディ TT(2代目)× 全国
 

輸入車(海外車)ミニバン人気ランキングTOP4

「ミニバン王国」ともいえる日本と比べれば種類はやや少なめですが、それでも、魅力的な輸入ミニバンは多数存在しています。カーセンサーの独自データに基づく人気ランキングTOP4を発表しましょう!
 

 

1位:BMW 2シリーズグランツアラー(初代)

初代2シリーズグランツアラー▲セダンのイメージが強いBMWにもミニバンは存在しています

BMW 2シリーズグランツアラーは、“走り”に強いドイツのBMWが作った初めての7人乗りミニバンとして2015年6月に登場。以来、マイナーチェンジを経て「走れるミニバン」を求めるユーザー層から高く支持され続けています。

パワートレインのラインナップは、最高出力136psを発生する1.5L直3ターボの他、同192psを発生する2L直4ターボ、同150psを発生する2L直4ディーゼルターボの3種類を用意。組み合わされるトランスミッションは3気筒モデルが6速ATで、それ以外は8速ATでしたが、2018年6月のデザイン変更時に、1.5L直3ターボの「218i」は7速のデュアルクラッチ式トランスミッションに変更されました。

また当初の駆動方式はFFのみでしたが、2017年1月以降はディーゼルターボモデルにおいて4WDも選べるようになっています。
 

初代2シリーズグランツアラー▲3列目は若干タイト

【初代2シリーズグランツアラーの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.57~4.59m×全幅約1.8m×全高約1.64~1.65m
乗車定員:7名
排気量:1498~1998cc
燃費(WLTCモード):13.5~16.7km/L
新車時価格:358万~541万円
中古車流通台数:約130台
中古車価格帯:62万~338万円
中古車平均価格:約169万円
 

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BMW 2シリーズグランツアラー(初代)× 全国
 

2位:メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目・現行型)

3代目Vクラス▲メルセデス・ベンツのミニバンVクラスが2位

メルセデス・ベンツ Vクラスは、ドイツのメルセデス・ベンツが1998年から製造販売を続けている3列シート車。現在は、2015年10月に発売された3代目のVクラスが現行モデルとして販売されています。

搭載エンジンは、日本専用に開発された2.2Lの直4ディーゼルターボ。最高出力は163psと控えめですが、最大トルクは4L車並みの380N・mを発生させるという、かなり力強いパワーユニットです。

ボディは全長4905mm×全幅1930mm×全高1880mmの「標準ボディ」と、幅と高さはそのままに全長を+245mm延長させた「ロングボディ」、同じく全長を+475mm延長させた「エクストラロングボディ」の3種類が存在しますが、乗車定員はいずれも7人です。

2019年10月にはエクステリアデザインを変更し、翌2020年7月には先進安全装備のセットである「レーダーセーフティパッケージ」を標準化。これ以前の中古車は比較的安価ですが、デザイン変更後の世代はさすがにいささか高額です。
 

3代目Vクラス▲ミニバンでも高級感バッチリのインテリア

【3代目Vクラスの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.91~5.39m×全幅約1.93m×全高約1.88~1.96m
乗車定員:7名
排気量:1949~2142cc
燃費(WLTCモード):11.4~13.2km/L
新車時価格:535万~1330万円
中古車流通台数:約230台
中古車価格帯:225万~1290万円
中古車平均価格:約667万円
 

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メルセデス・ベンツ Vクラス(3代目・現行型)× 全国
 

3位:フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(2代目・現行型)

2代目ゴルフトゥーラン▲先代よりキリっとしたフロントフェイス

初代ゴルフトゥーランの後を受けて2016年1月に登場した、2代目のフォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン。初代が2004年に登場した「ゴルフ5」のプラットフォームを使用していたのに対し、2代目はフォルクスワーゲンの新世代モジュラープラットフォームである「MQB」を採用しています。

ボディは全長4535mm×全幅1830mm×全高1660mmという程よいサイズに拡大されて、工夫がこらされたシートアレンジも加わったことで、利便性はより向上しています。また旧型とは打って変わってシャープな印象となった内外装デザインにより、いわゆる上質感も大幅に向上しました。

基本となるパワーユニットは最高出力150psのオールアルミ製1.4Lダウンサイジングターボで、7速DSG(ツインクラッチ式AT)との組み合わせにより燃費性能も向上。2018年9月には待望の2Lディーゼルターボエンジンも追加されました。

安全装備に関しては、プリクラッシュブレーキシステムや、事故が起きたときに車にブレーキをかけて二次衝突を防ぐポストコリジョンブレーキシステムなどをデビュー当初から全車に標準装備。その後も、先進安全装備の類は年々充実していきました。
 

2代目ゴルフトゥーラン▲シートレイアウト次第では長物の運搬も容易

【2代目ゴルフトゥーランの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.54m×全幅約1.83m×全高約1.64~1.67m
乗車定員:7名
排気量:1394~1968cc
燃費(WLTCモード):14.7~16.3km/L
新車時価格:284.7万~533.1万円
中古車流通台数:約100台
中古車価格帯:95万~488.5万円
中古車平均価格:約241万円
 

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フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(2代目・現行型)× 全国
 

4位:フォルクスワーゲン シャラン(2代目)

2代目シャラン▲フォルクスワーゲンのラージサイズミニバンであるシャラン

ドイツのフォルクスワーゲン社が作っているラージサイズミニバンです。1990年代後半のごく短い間、フォードと共同開発された先代のシャランが日本でも販売されていましたが、現行型はフォルクスワーゲンが独自開発したもので、15年ぶりのフルモデルチェンジを受けて2010年11月に再上陸しました。

ボディサイズは全長4855mm×全幅1910mm×全高1750mmという堂々たるもので、この余裕あるボディサイズとパワースライドドアなどにより、優れた使い勝手が実現されています。2列目に3席、3列目に2席用意されるシートはすべて独立式で、個別のシート調節や折りたたみが可能。2列目と3列目を倒せば、最大2297Lのラゲージスペースが確保されます。

組み合わされるエンジンは1.4L DOHCにスーパーチャージャーとターボという2つの過給機が組み合わされたダウンサイズユニットが基本。モデルライフの途中で何度も先進安全装備などのアップデートを重ね、2019年8月には、よりパワフルでより低燃費な2Lディーゼルターボエンジンも追加されています。
 

2代目シャラン▲開放感のあるインテリアも魅力的

【2代目シャランの基本データ】
ボディサイズ:全長4.86m×全幅1.91m×全高1.73~1.77m
乗車定員:7名
排気量:1389~1968cc
燃費(WLTCモード):12.2~14.0km/L
新車時価格:360万~549万円
中古車流通台数:約60台
中古車価格帯:49.8万~405万円
中古車平均価格:約180万円
 

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輸入車(海外車)セダン人気ランキングTOP5

乗り心地が良く、高級感にあふれる車種が多い輸入セダンについて、カーセンサーの独自データに基づく人気ランキングTOP5を発表します!
 

 

1位:BMW 3シリーズ(6代目/F30型)

6代目3シリーズ▲F30型3シリーズ。こちら2015年9月以降の後期型

BMW 3シリーズは、ドイツのBMW社のラインナップ上の中核を成すFRレイアウトのコンパクトセダンです。6代目となるF30型は2012年1月から2019年2月まで販売された先代モデルですが、走りはすこぶる爽快で、BMWらしい「駆けぬける歓び」を味わえます

3シリーズは他モデルと同様に代をかさねるごとにサイズアップしており、F30型ではおおむね全長4625mm×全幅1800mm×全高1440mmと、日本におけるミドルサイズ相当の大きさとなっています。室内もその分広くなっているので、後席に乗った人もゆったりとくつろげます。

搭載エンジンの種類が多彩なのも特徴です。モデルライフを通じて、2Lの直4ガソリンターボや2Lのディーゼルターボ、3Lの直6ターボとモータによるハイブリッド、2.0Lの直4ターボとモーターによるプラグインハイブリッドなどが設定されています。
 

6代目3シリーズインテリアは2010年代初頭ならではの落ち着きのあるデザイン

【6代目3シリーズの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.63~4.65m×全幅約1.8m×全高約1.43~1.45m
乗車定員:5名
排気量:1498~2997cc
燃費(JC08モード):13.5~21.4km/L
新車時価格:399万~879万円
中古車流通台数:約500台
中古車価格帯:54.9万~283.7万円
中古車平均価格:約138万円
 

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2位:BMW 3シリーズ(7代目/G20型・現行型)

7代目3シリーズ▲通算7代目にあたるG20型

BMWの中核モデルである3シリーズは多くの人に支持されており、F30型に続いて現行のG20型が2位を獲得しました。先代のF30型より順位が低いのは、やはり中古車価格がまだ高いことが理由でしょう。

ボディサイズはおおむね全長4715mm×全幅1825mm×全高1440mmと、F30型からさらにサイズアップ。いっそう堂々した体格となり、内外装のデザインも「似たようなもの」ではありますが、より洗練されて「今風のイケメン」に仕上げられています。

搭載エンジンも豊富で、2Lの直4ガソリンターボや2Lの直4ディーゼルターボ、2Lの直4ガソリンターボとモーターによるプラグインハイブリッドなどが用意されています。それぞれ特性やパワー感は異なるものの、いずれのパワーユニットを選んでも「十二分に素晴らしい」と言える走りを楽しめます。
 

7代目3シリーズ▲インテリアも今風のスタイリッシュなデザインを採用

【7代目3シリーズの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.72~4.73m×全幅約1.83m×全高約1.43~1.45m
乗車定員:5名
排気量:1995~2998cc
燃費(WLTCモード):10.6~15.6km/L
新車時価格:452万~1086万円
中古車流通台数:約620台
中古車価格帯:190.9万~818万円
中古車平均価格:約387万円
 

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3位:メルセデス・ベンツ Cクラス(4代目)

4代目Cクラス▲2014年7月から2021年6月まで販売された4代目 Cクラス

1982年に発売された「190E」を源流とするメルセデス・ベンツ Cクラス。「世界を代表する」と言っても過言ではないコンパクトセダンであり、ライバル車の3シリーズと同様に、メルセデス・ベンツの中核モデルとして位置づけられています。

先代モデルにあたる4代目は素晴らしい出来栄えで、その上質さから高い評価を集めました。軽量高剛性なアルミハイブリッドボディや、当時のSクラスと同程度の安全装備が採用されるなど「走りを中心とした車」と格段に進化したからです。

搭載エンジンのラインナップは、前期型が1.6Lまたは2Lの直4ガソリンターボ、2.1L直4ディーゼルターボ、3LのV6ガソリンターボ(C450 AMG 4マチック)、2Lガソリンターボとモーターによるプラグインハイブリッド。2018年7月以降の後期型が1.5Lガソリンターボのマイルドハイブリッドと、1.6Lのガソリンターボ、2Lディーゼルターボ、2Lガソリンターボとモーターによるプラグインハイブリッドが用意されています。
 

4代目Cクラス▲2014年の登場時は「未来的!」と反響を呼んだインテリア

【4代目Cクラスの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.69~4.72m×全幅約1.81m×全高約1.43~1.45m
乗車定員:5名
排気量:1497~2996cc
燃費(WLTCモード):12.3~17.0km/L
新車時価格:419万~880万円
中古車流通台数:約560台
中古車価格帯:118万~512.1万円
中古車平均価格:約262万円
 

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4位:メルセデス・ベンツ Sクラス(6代目)

6代目Sクラス▲2013年から2020年まで販売された6代目 Sクラス

メルセデス・ベンツ Sクラスはメルセデス・ベンツのフラッグシップサルーン(セダン)。メルセデス・ベンツを象徴するモデルであり、日本だけでなく世界中で「憧れの高級車」として人気を博しています。

先代モデルにあたる6代目のボディサイズは、おおよそ全長5116mm ×全幅1899mm ×全高1493mm。広々とした室内には上質の素材と豪華装備をふんだんに採用されており、極上の乗り味と相まった「世界最高峰の快適さ」を堪能できます。

パワーユニットがモデルライフを通じて激しく入れ替わったのも特徴です。結果として中古車では3.5LのV6ガソリンエンジンとモーターによるハイブリッドや、6L のV12ガソリンツインターボ、3LのV6ツインターボとモーターによるプラグインハイブリッド、3L 直6ディーゼルターボなど、選択肢が豊富となりました。
 

6代目Sクラス▲「いつの時代も世界の自動車の指標」と自負するだけあって、インテリアの出来も頭抜けている

【6代目Sクラスの基本データ】
ボディサイズ:全長約5.12~5.29m×全幅約1.9~1.92m×全高約1.5m
乗車定員:4~5名
排気量:2142~5980cc
燃費(JC08モード):8.5~20.7km/L
新車時価格:998万~2580.8万円
中古車流通台数:約290台
中古車価格帯:188.3万~980万円
中古車平均価格:約417万円
 

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5位:BMW 5シリーズ(7代目/G30型)

7代目5シリーズ▲2017年2月に販売された通算7代目にあたるG30型

BMW 5シリーズはアッパーミドルクラスセダンの大定番。ワンツーフィニッシュを果たした3シリーズよりも車格がひとつ上なだけあって、各部のクオリティも存在感も目を見張るものがあります。

先代モデルのG30型はおおむね全長4945mm×全幅1870mm×全高1480mmと、ほぼラージサイズまで拡大。デザインは従来型のスポーティなテイストを踏襲しつつも、ワイド感を強調しており、デビュー当時のトレンドを反映しています。2023年7月に代替わりしたこともあってか、そこまで古くささを感じさせません。

パワーユニットは2Lの直4ガソリンターボや2Lの直4ディーゼルターボ、4.4LのV8ガソリンターボ、2Lの直4ガソリンターボとモーターによるプラグインハイブリッドなど6種類が用意されています。乗り味はそれぞれ異なりますが、いずれでも3シリーズをほうふつとさせる軽快さと、5シリーズならではの快適さを兼ね備えています。
 

7代目5シリーズ▲インテリアは細部までこだわられ、各部のデザインがいちいちクール

【7代目5シリーズの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.95~4.98m×全幅約1.87m×全高約1.47~1.49m
乗車定員:5名
排気量:1995~4394cc
燃費(WLTCモード):8.3~15.6km/L
新車時価格:599万~1410万円
中古車流通台数:約410台
中古車価格帯:159.8万~820万円
中古車平均価格:約325万円
 

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予算別! 輸入中古車評論家オススメ12選

データに基づいたランキングという観点でSUVとコンパクトカーの人気モデルをご紹介してまいりましたが、ここから先は輸入中古車記者歴25年の不肖筆者が経験をもとに考える「予算別オススメ輸入車12選」を発表いたします。

まずは予算100万円以下のオススメ3選、次に予算200万円以下のオススメ6選、最後に予算300万円以下のオススメ3選の順でお届けします。
 

 

【予算100万円以下】1:スマート フォーフォー(2代目)

2代目フォーフォー▲こちらは4ドアのフォーフォーで、2ドアはフォーツーとなる

総額100万円以下の予算でもミドルサイズ以上の輸入車を買うことはできます。しかし「大柄で高額だった輸入車が、古くなったゆえに安くなったもの」というのは、メンテナンスが正直ちょっと大変だったりします。そのため、この予算帯では順当に「輸入コンパクトカー」を中心に検討するのが得策です。

そんな輸入コンパクトカーの中でオススメしたいモデルのひとつが、人気コンパクトカーランキングでは圏外だった「スマート フォーフォー」です。

スマートというブランドは、時計でお馴染みのスウォッチとメルセデス・ベンツのコラボで生まれた超コンパクトカー専門のブランドで、途中からはメルセデス・ベンツのみがスマートブランドを運用するようになりました。

ここでご紹介する2代目のスマート フォーフォーは、ルノーの現行型トゥインゴというフレンチコンパクトとプラットフォームを共有する4人乗りのコンパクトカー。

基本となるパワートレインは最高出力71psの1L 3気筒ガソリンエンジン+6速デュアルクラッチ・トランスミッションの組み合わせで、パワーと車重の関係は日本のターボ付き軽自動車に近いものがあります。
 

2代目フォーフォー▲カラフルでかわいらしいインテリア

しかし体に感じるボディ剛性の高さと乗り心地の良さに関しては「圧倒的!」といって良いほど、2代目スマート フォーフォーの方が上です。そして内外装デザインのセンスについても同じく圧倒的で、エンジンをリアに積んでいる関係上、最小回転4.1mとかなり小回りが利きますので、市街地で使う際にはかなり重宝するはず。

途中から追加されたターボ付きエンジン搭載グレードは総額110万~170万円がボリュームゾーンとなってしまいます。ただ、普段づかい中心で考えるのであれば、総額60万~100万円のゾーンで狙えるノンターボ車で十分だと言えます。

【2代目フォーフォーの基本データ】
ボディサイズ:全長約3.5~3.55m×全幅約1.67m×全高約1.54~1.55m
乗車定員:4名
排気量:897~999cc
燃費(JC08モード):20.6~22.3km/L
新車時価格:209万~345.2万円
中古車流通台数:約180台
中古車価格帯:22.2万~248万円
中古車平均価格:約99万円
 

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【予算100万円以下】2:フォルクスワーゲン クロスポロ(2代目)

2代目クロスポロ▲先代のフォルクスワーゲン ポロをSUV的なルックスに仕立てた「フォルクスワーゲン クロスポロ」

フォルクスワーゲン ポロは、ドイツのフォルクスワーゲンが製造している「ゴルフ」よりひと回り小さな5ドアハッチバック。その諸性能は、世界的な定番であるゴルフにさほど劣りません。

で、ここでオススメする「クロスポロ」というのは、先代のフォルクスワーゲン ポロをSUV風のデザインに仕立てたモデルです。

あくまでSUV“風”ですので駆動方式はFF(前輪駆動)であり、決して悪路をガンガン走れるタイプの車ではありません。しかし、そもそも「悪路をガンガン走りたい」という人もあまりいないと思いますし、クロスポロは最低地上高も15mm高くなっているため、街中でも、駐車場の車輪止めなどのことをあまり気にせず運転できるというメリットがあります。
 

2代目クロスポロ▲こちらは海外仕様の内装です

それでもって各種の実用性や性能は「ポロそのもの」ですのできわめて優秀ですし、SUV風デザインであるという“今っぽさ”も感じられるということで、フォルクスワーゲン クロスポロは、総額100万円以下で狙える輸入車の中ではぜひご注目いただきたいモデルのひとつなのです。

【2代目クロスポロの基本データ】
ボディサイズ:全長約4m×全幅約1.71m×全高約1.49~1.51m
乗車定員:5名
排気量:1197cc
燃費(JC08モード):18.8~21.9km/L
新車時価格:260万~294万円
中古車流通台数:約30台
中古車価格帯:17.8万~129万円
中古車平均価格:約72万円
 

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【予算100万円以下】3:フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン(初代)

初代トゥーラン▲2004年2月に登場した初代トゥーラン。こちらはエクスリアが変更された中期型

フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランは、5ドアハッチバックの世界的定番である「ゴルフ」のプラットフォームをもとに作られた、3列シートの7人乗りミニバン。現在は2代目のゴルフトゥーランが新車として販売されていますが、予算100万円以下で手に入るのは、5代目ゴルフをベースにした初代ゴルフトゥーランです。

2004年から2007年2月までの前期型はかなり安価に狙うこともできますが、今となってはいささか旧態依然とした1.6Lまたは2Lのガソリン自然吸気エンジンで、ビジュアルも少々古く感じます。

これから初代ゴルフトゥーランを買うのであれば、2007年3月以降の1.4Lツインチャージャーユニットを搭載した中期型か、ビジュアルもぐっと現代的になった2011年1月以降の後期型がオススメとなります。
 

初代トゥーラン▲後期型はかなり現代的なデザインに進化

ドイツ車の魅力の一つであるがっちりとした走りは健在で、同じ予算で狙える同年代の国産ミニバンと比べたら、その違いは一目瞭然でしょう。今乗ったら「10年以上も前のミニバンとは思えない! 何かの間違いじゃないのか?」と驚愕するかもしれません。

【初代ゴルフトゥーランの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.39~4.42m×全幅約1.8m×全高約1.66~1.67m
乗車定員:7名
排気量:1389~1984cc
燃費(WLTCモード):14.6~15.0km/L
新車時価格:272万~391万円
中古車流通台数:約50台
中古車価格帯:26万~124.9万円
中古車平均価格:約60万円
 

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【予算200万円以下】1:フィアット 500X(初代・現行型)

初代500X▲「フィアット 500」とよく似たデザインのコンパクトSUV、フィアット 500X

総額100万円台の予算であっても「流行りのSUV」で、なおかつ「そこそこ新しい年式の輸入車」を探すことは十分に可能です。例えばそれは「フィアット 500X」というイタリアンブランドのクロスオーバーSUVです。

フィアット 500Xは、車名も見た目もコンパクトカーである「フィアット 500」とよく似ていますが、中身は「ジープ レネゲード」というジープブランドのSUVとほぼ同じ、全長4250mm×全幅1795mm×全高1610mmという程よいサイズのSUV。搭載エンジンは最高出力140psの1.4Lガソリンターボです(※2019年5月のマイナーチェンジ以降は同151psの1.3Lターボ)。

駆動方式はFF(前輪駆動)の他に4WDもありますが、総額100万円台で探せる中古車はほとんどがFFです。とはいえ、このスタイリッシュなSUVで悪路をガンガン走りたいという人も少ないかと思いますので、FFでも何ら問題はありません。というか軽量で抵抗が少ないFF車の方が燃費は伸びますので、普通に使う分にはFFの方がむしろ好都合でしょう。
 

初代500X▲「ポップスター プラス」グレードは、インパネがボディ同色になります

乗り味もなかなか良好なフィアット 500Xですが、何より魅力的なのが、この愛らしくてポップなデザイン。このデザインを見ていれば毎日の気分がアガるはずですし、最低地上高が高いということで、街中でも車輪止めなどの段差をあまり気にすることなく、ラクな気持ちで運転することができます。

【初代500Xの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.25~4.3m×全幅約1.8m×全高約1.61~1.63m
乗車定員:5名
排気量:1331~1368cc
燃費(WLTCモード):13.4~13.5km/L
新車時価格:286.2万~435万円
中古車流通台数:約200台
中古車価格帯:63万~413.9万円
中古車平均価格:約220万円
 

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フィアット 500X(初代・現行型)× 全国
 

【予算200万円以下】2:ミニ ミニクロスオーバー(初代)

初代ミニ クロスオーバー▲こちらが初代ミニ クロスオーバー。写真はマイナーチェンジを経た後期型

2代目のミニをベースに作られた、比較的コンパクトなクロスオーバーSUVです。2代目のミニは素敵な車ではあるのですが、「ドアが2枚しかない」「荷室が狭い」という、ファミリーで使うには若干の難点もあるのも事実。しかしミニ クロスオーバーであれば「4枚のドア」と「そこそこ広い荷室」を備えていますので、ご家族がいる方でも割と普通に使うことができます。

走行性能や全体のしっかり感のようなものは、これの次の世代にあたる「2代目(現行型)ミニ クロスオーバー」の方が上なのですが、初代も年を追うごとにしっかり感は増していきましたので、2014年9月のマイナーチェンジを受けた後期型であれば、特にそのディーゼルターボエンジン搭載グレードであれば、現行型と比べてもさほど遜色ない走りや実用性を味わうことができるでしょう。
 

初代ミニクロスオーバー▲エクステリアはいかつめですが内装はミニらしいポップな印象です

個人的には「ジャングルグリーン」という後期型のボディカラーが大好きなのですが、まぁ筆者の好みはどうでもいいとして、素敵な色が揃っているというのも、この車のナイスな特徴です。

【初代ミニクロスオーバーの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.11~4.15m×全幅約1.79m×全高約1.55m
乗車定員:4~5名
排気量:1598~1995cc
燃費(JC08モード):12.0~17.2km/L
新車時価格:265万~502万円
中古車流通台数:約480台
中古車価格帯:23.5万~251万円
中古車平均価格:約83万円
 

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ミニ ミニクロスオーバー(初代)× 全国
 

【予算200万円以下】3:メルセデス・ベンツ CLAクラス(初代)

初代CLA▲流麗なクーペスタイルの4ドアモデル

初代メルセデス・ベンツ CLAクラスは、メルセデス・ベンツの新世代のFF車用プラットフォームをもとに生み出された4ドアクーペ。比較的コンパクトに見えますが、全長4685mm×全幅1780mm×全高1430mmというまずまずの存在感があるボディサイズで、特に全長は、同世代のCクラスよりも長いぐらいです。

モデルラインナップは、最高出力122psの1.6L直4ターボエンジンを積む「CLA180」と、同211psの2L直4ターボを積む「CLA250」、その4WD版である「CLA250 4MATIC」が基本。全車に7速のデュアルクラッチ式トランスミッションが組み合わされました。

2016年8月のマイナーチェンジでデザインが若干変更されていますが、予算200万円以下だとマイチェン後の後期型はチラホラ見つかるものの、まだ見つけづらくなっています。ただ、後期型は大幅なデザイン変更が行われたわけでもないので、「レーダーセーフティパッケージ」という先進安全装備のパッケージオプションが付いている中古車であれば、前期型でも十分満足できるはずです。
 

初代CLA▲メルセデス・ベンツらしい雰囲気をもつインテリア

100万円台という現実的な予算で輸入車が欲しいけど、「コンパクトカー」には乗りたくない……と考えている人にとって、流麗な4ドアクーペフォルムと存在感とを併せ持った初代CLAクラスは、なかなか絶妙な選択肢となるでしょう。

【初代CLAクラスの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.64~4.69m×全幅約1.78m×全高約1.43~1.44m
乗車定員:5名
排気量:1595~1991cc
燃費(JC08モード):12.6~17.4km/L
新車時価格:335万~579万円
中古車流通台数:約90台
中古車価格帯:90万~340.9万円
中古車平均価格:約185万円
 

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【予算200万円以下】4:プジョー 308SW(2代目)

2代目308SW▲フランスのプジョーが作っている「308」というモデルの先代で、「308SW」はそのステーションワゴン版。ディーゼルターボエンジンは特に絶品

あまり華はない車かもしれませんが、これのディーゼルターボエンジン搭載車はかなりの実力派です。

プジョー 308はフランスのプジョーが以前から作っている「フォルクスワーゲン ゴルフぐらいのサイズのハッチバック」で、308SWというのはそのステーションワゴン版です。

特にこれといったハイテクが駆使されているわけでもないのですが、足回りの感触は「……電子制御サスペンションか?」と思うほど極上で、ソフトにも、ハードにも走ることができます。また1.6Lと2Lの2種類があるディーゼルターボエンジンもこれまた極上で、どこからでもモリモリと力強いトルクが湧き、なおかつスポーティで気持ちの良いフィーリングでもあります。

「アリュール ブルーHDi」という1.6Lディーゼルターボ搭載グレードも、「GT ブルーHDi」という2Lのディーゼルターボ搭載グレードも、どちらでも十分以上に素敵ですので、とにかく「コンディションのいいやつ」を探してみるといいでしょう。
 

2代目308SW▲小径なステアリングホイールはプジョー車全般の特徴

ただし難点は「中古車の流通量があまり多くない」ということ。そのため、ステーションワゴンである308SWが見つからなかった場合は、5ドアハッチバックである「308」のブルーHDiを探してみるという手もあります。

【2代目308SWの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.59~4.6m×全幅約1.81m×全高約1.47~1.48m
乗車定員:5名
排気量:1199~1997cc
燃費(WLTCモード):15.6~20.6km/L
新車時価格:299万~390.9万円
中古車流通台数:約70台
中古車価格帯:40万~219.9万円
中古車平均価格:約116.6万円
 

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【予算200万円以下】5:BMW 1シリーズ(2代目)

2代目1シリーズ▲BMWが作るコンパクトカー「BMW 1シリーズ」。写真は先代に当たる2代目の後期型

BMW 1シリーズは、スポーティなセダンやクーペを得意とするドイツのBMW社が作っている5ドアハッチバック。2019年8月登場の現行型は駆動方式がFF(前輪駆動)に変更されましたが、ここで紹介する2代目1シリーズは伝統的な後輪駆動。前輪駆動と比べると操舵感(ハンドルを切った際の感触)が上質になるのが、後輪駆動車の特徴です。

ボディサイズは2015年4月までの前期型の場合、おおよそ全長4335mm×全幅1765mm×全高1440mm。輸入車はボディサイズが大きくなりがちですが、2代目1シリーズは国産5ドアハッチバックとさほど変わりません。しかも後輪駆動車であるため、最小回転半径が5.1mと小さく、取り回しやすくなっています。

初期のモデルは1.6Lまたは2Lの4気筒ターボエンジンを搭載。2015年5月のマイナーチェンジでエクステリアがカッコいい感じに変わり、1.5Lの3気筒ターボエンジンなどを追加しています。さらに2016年5月には2Lの直4ディーゼルターボ、同年11月には2Lの直4ツインターボが追加されています。

 

2代目1シリーズ▲こちらは前期型の1シリーズ

前期型なら総額100万円以下でも手に入りますが、オススメしたいのはビジュアルがシュッとした2015年5月以降の後期型です。1.6L直4ターボないし1.5L直3ターボを搭載した「118i」なら150万円以下の物件が見つかり、もう少し予算に余裕があるなら2Lディーゼルターボを搭載した「118d」にも十分に手が届きます。

【2代目1シリーズの基本データ】
ボディサイズ:全長4.34m×全幅1.77m×全高1.43~1.44m
乗車定員:5名
排気量:1498~2997cc
燃費(JC08モード):12.5~22.2km/L
新車時価格:298万~655万円
中古車流通台数:約410台
中古車価格帯:34.8万~409万円
中古車平均価格:約116.8万円
 

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【予算200万円以下】6:BMW 3シリーズツーリング(6代目/F31型)

F31型3シリーズツーリング▲BMWの中核モデル「3シリーズ」のステーションワゴンである、BMW 3シリーズツーリング(2012年9月~2019年8月生産モデル)

BMWの中でも2代目1シリーズ以上のサイズで実用性に優れるモデルをお求めなら、最もオススメなのは先代に当たるF31型3シリーズツーリングでしょう。

BMW 3シリーズは、ドイツのBMW社の中核モデルといえるプレミアムなスポーツセダンで、そのステーションワゴン版が「3シリーズ ツーリング」です。3シリーズセダンのスタイリッシュさや走行性能の良さはそのままに、ワゴンとしての使い勝手の良さをプラスしたのがこの車ですが、近年では「セダンよりも、むしろステーションワゴンの方がスタイリッシュ」といえるのかもしれません。

F31型3シリーズツーリングの「走り」は、BMWですから、これはもう当然ながら非常に優秀で、インテリアの質感やセンスなどもかなりハイレベル。そして運転支援システムは当初からそれなりに充実していますし、新しい年式であればあるほど、より充実しています。
 

F31型3シリーズツーリング▲スタイリッシュな印象のインテリア

搭載エンジンの排気量は様々で、ガソリンデターボ/ディーゼルターボという種別もあるのですが、総額100万円台の前半から半ばぐらいで狙えるのは2Lディーゼルターボの「320d」か、2Lガソリンターボの「320i」または「318i」になります。

力強さを求めたいならディーゼルターボの320dがイチ推しですが、2Lガソリンターボの軽快さも捨てがたいものはあります。320iと318iでは、同じ2Lでも最高出力が違うのですが、ややスペックが劣る318iも十分以上に速い車です。そのため、320iか318iのどちらにするべきかは「どちらでもいい」というのが答えになるでしょう。状態のいい中古車を、見つけてください。そうすれば、かなり満足できるはずです。

【F31型3シリーズツーリングの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.63~4.65m×全幅約1.8m×全高約1.45~1.47m
乗車定員:5名
排気量:1498~2997cc
燃費(WLTCモード):
新車時価格:431万~872万円
中古車流通台数:約250台
中古車価格帯:45万~308万円
中古車平均価格:約135.2万円
 

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【予算300万円以下】1:フォルクスワーゲン T-Roc(初代・現行型)

初代T-Roc▲こちらがフォルクスワーゲン T-Roc。コンパクトというか、ミドルサイズに近いSUVだ

総額200万円台というのは、決して安くはない「まずまずの大金」であるといえるでしょう。そういった大金を拠出するのであれば、正直「輸入車である」という以上の付加価値も欲しいところです。

ならば、「今流行りのSUVで、なおかつ最新モデルでもある」という付加価値も持つフォルクスワーゲン T-Rocでどうでしょうか?

フォルクスワーゲン T-Rocは、日本では2020年7月に販売開始となったドイツ製のコンパクトSUV。コンパクトといっても「ドイツの基準でいうとコンパクト」ということですので、実際のボディサイズは全長4240mm×全幅1825mm×1590mm。国産の中型SUVであるスバルXVの寸法と(全長以外は)あまり変わりませんので、車内や荷室の広さ、あるいは車としての存在感などは「十分!」といえます。

フォルクスワーゲン T-Rocには途中からガソリンターボエンジンも追加されましたが、中古車市場で主に探せるのは、当初から用意されていた2Lディーゼルターボエンジンを搭載するグレード。非常に力強いエンジンですので動力性能に不満を覚えることはまずないはずですし、最新世代のSUVですから、運転支援システムなども大いに充実しています。
 

初代T-Roc▲コントロールパネルもメーターもすべてデジタルとなります

予算200万円台の予算で、そんな「しゃれた最新の輸入SUV」が買えるのですから、これはもう「ある意味割安」と言ってもいいでしょう。「最新」「流行」という2つのキワードにこだわりたい人にオススメの1台です。

【初代T-Rocの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.24~4.25m×全幅約1.83m×全高約1.57~1.59m
乗車定員:5名
排気量:1497~1984cc
燃費(WLTCモード):15.5~18.6km/L
新車時価格:355万~688.9万円
中古車流通台数:約530台
中古車価格帯:178万~590万円
中古車平均価格:約305万円
 

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【予算300万円以下】2:BMW X1(2代目)

2代目X1▲ドイツのBMW社が作っている比較的コンパクトなSUV、「BMW X1」の現行型

「最新」というキワードの重要度を少し落としても構わないのであれば、先代の2代目X1が有力な候補となります。

BMWのSUVの中では最小となりますが、全長4455mm×全幅1820mm×全高1600mmとなかなかの寸法で、日本の道で使う分には「ミドルサイズのSUV」に近いサイズ感といえるでしょう。それゆえ室内や荷室も決して“コンパクト”ではなく、普通に余裕を持って座ったり積んだりすることが可能です。

駆動方式はFF(前輪駆動)と4WDの2種類で、搭載エンジンはガソリンの2L直噴ターボと1.5L直3ターボの他、2Lのディーゼルターボも用意。いずれのパワーユニットでも、いかにもBMWらしい痛快な走りを堪能することが可能です。2019年10月にはマイナーチェンジが行われ、内外装のデザインが少し変更されています。
 

2代目X1▲荷室は広くゴルフバッグも収まります

総額300万円以下となると2019年10月のマイチェン以降の後期型はわずかしか見つけられませんが、前期型であればBMW独自の4WDシステム「xDrive」を搭載する2Lディーゼルターボ車の「xDrive18d」にも手が届きます。しかもxラインやMスポーツといった装備が充実したグレードも見つかるので、無理に予算を上げて後期型を狙わずとも満足できることでしょう。

【2代目X1の基本データ】
ボディサイズ:全長約4.46m×全幅約1.82m×全高約1.6~1.61m
乗車定員:5名
排気量:1498~1998cc
燃費(WLTCモード):11.4~15.3km/L
新車時価格:385万~653万円
中古車流通台数:約370台
中古車価格帯:120万~438万円
中古車平均価格:約242.9万円
 

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【予算300万円以下】3:ミニ ミニクラブマン(2代目・現行型)

2代目クラブマン▲ミニの全長と荷室を延長し、ステーションワゴン的なフォルムにした「ミニ クラブマン」

予算200万円台でこじゃれた輸入車を探すなら、2代目ミニクラブマンがイチオシです。

2代目ミニクラブマンは3ドアまたは5ドアのハッチバックである3代目ミニの全長を少し伸ばして、「やや短めのステーションワゴン」的なフォルムとしたコンパクトカーです。2015年10月まで販売された初代ミニ クラブマンは「後部ドアは右側の1枚しか付いてない」というやや特殊なパッケージでしたが、2代目の後部ドアは普通に両側に付いています。

搭載エンジンのラインナップはハッチバックのミニとおおむね同様ですが、ボディサイズは全長4270mm×全幅1800mm×全高1470mmと、ミニ3ドアより約43cm長い作りになっています。それでいて、内外装デザインのおしゃれ感や走りの良さはハッチバックのミニとほぼ変わらないため、「走れて積めるミニ」を探している人にはぴったりな1台といえるかもしれません。
 

2代目クラブマン▲各ドアはこのように一般的な動きで使い勝手が良い

2019年10月のマイナーチェンジ以前の前期型ならスポーティな「ジョン・クーパー・ワークス」も見つけられます。ただ、ディーゼルターボ車には少し注意が必要です。実は排気ガス再循環装置の「EGRバルブ」に問題を抱えており、2023年3月にリコールし、当該部品は対策品に無償で交換しました。

そのため、前期型ディーゼル車のほとんどはリコール作業済みかとは思いますが、「万一」ということもありますので、購入する場合はEGRバルブのリコール作業が完了しているかどうか販売店に確認ください。なお、リコールの対象となっていない後期型は総額260万円~となっているので、予算に余裕があるならこちらを狙うのもアリでしょう。

【2代目クラブマンの基本データ】
ボディサイズ:全長約4.27~4.28m×全幅約1.8m×全高約1.47m
乗車定員:5名
排気量:1498~1998cc
燃費(WLTCモード):11.7~17.4km/L
新車時価格:290万~615万円
中古車流通台数:約560台
中古車価格帯:79.3万~647万円
中古車平均価格:約234万円
 

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輸入車(海外車)を中古で選ぶ際のポイント・注意点

まずは「車両全体に手荒く扱われてきた痕跡はないか?」を確認してください。外装や内装に少々の小キズがある程度なら問題ないのですが、それが妙に多かったり、嫌なにおいが車内にしみついている車両は「歴代オーナーの扱い方が荒かった」と推測できます。

そして内外装を手荒く扱われた車というのはたいていの場合、エンジンや足回りもろくな整備を受けていなかったりすることが多いのです。

車両全体の“印象”をしっかり観察した後は、整備記録簿にて「2年に一度、できれば正規ディーラーで点検を受けていたこと」を確認し、車内の異臭の有無を確認します。さらにはエンジンをかけてみて、変な音や振動、異臭などが出ていないかを確認すれば、中古の輸入車であっても、そうそう悪い結果にはならないものです。
 

 

【Q&A】中古の輸入車(海外車)購入でよくある質問

Q. 輸入車は国産車と比べれば壊れやすく、修理代も高いのでは……?
A. 輸入車の方がマイナートラブル(ちょっとした故障)は多いという傾向はあるかもしれませんが、「絶対にそうだ」と言い切れるほどではありませんし、最近のモデルは特に、国産車との差は少なくなっています。

エンジンオイルを定期的に交換し、12ヵ月に一度は整備士による点検を受けるようにすれば、恐れる必要はありません。

Q. 輸入車の維持費は国産車より高い?
A. 税金面では輸入車も国産車も税額に違いはありません。排気量や車重など国産車と同じ基準で税額が決まります。つまり車種によって税額が異なり、それは燃料代や保険料も同様です。

一方で修理費用は海外から輸入することになる「部品」がどうしても国産車用の部品よりも高くつきます。とはいえ安価な部品を探すこともできますし、一部の高額車を除けば極端な高額にはならないでしょう。総じて輸入車は国産車より維持費が高くなりやすいのですが、「目ン玉が飛び出るほど維持費が高い」わけではありません。

※ランキング結果は、カーセンサーの独自データを基に算出しています
※記事内の情報は2024年7月31日時点のものです
 

文/伊達軍曹 写真/篠原晃一、向後一宏、BMW、メルセデス・ベンツ、アウディ、ステランティス、ポルシェ、フォルクスワーゲン、ボルボ
伊達軍曹

自動車ライター

伊達軍曹

外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。

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