旧型 アルファードハイブリッド /ヴェルファイアハイブリッドの平均価格が、今年に入って大幅ダウン! 200万円切りも目前
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / ミニバン / ハイブリッド / アルファードハイブリッド / ヴェルファイアハイブリッド / ぴえいる
2021/07/29
お得感が出てきた高級ミニバン
2011年11月に2代目アルファード/初代ヴェルファイアがマイナーチェンジを受けた際、併せて追加されたのがアルファードハイブリッド /ヴェルファイアハイブリッドだ。
同時期のエスティマハイブリッド(2代目)と同じハイブリッドシステム「THS II」が搭載されており、初代アルファードハイブリッドに比べ、燃費性能も運動性能も大きく向上しているのが特徴。
それでいて、ラージサイズミニバンゆえの広い室内はそのままで、高い快適性をもつことから、依然として人気は高い。
デビュー時の車両本体価格はガソリン車に比べて約100万円ほど高い395万~565万円と、同社の高級セダン、クラウンにも匹敵する価格であった。
そんな高級ミニバンも登場から10年が経ち、相場的にお得感が出てきた。以下、詳細に見ていこう。
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トヨタ ヴェルファイアハイブリッド(2代目)×全国直近平均価格はいよいよ200万円切り間近
まずは、下記グラフをご覧になっていただきたい。
アルファードハイブリッド(2代目)の平均車両価格は、今年に入ってから急激に値落ちが進み、昨年同時期と比較して大きく下がっていることがわかる。
特に今年3月から6月にかけての下落は大きく、たった3ヵ月で20万円ほど安くなっている。
6月時点での平均価格は、202.8万円といよいよ200万円切り目前という状況だ。
同じくヴェルファイアハイブリッド(初代)の平均価格を見てみよう。
今年に入ってから平均価格はずっと右肩下がりという状況で、特に3月から4月には一気に10万円以上も値落ちが進んだ。
6月時点での平均価格は200.4万円と、アルファードハイブリッドよりも若干安く、同じく200万円切り目前だ。
両モデルともに登場から10年が経ち、また現行型もそろそろモデル末期という時期になり中古車台数も順調に増えていることから、人気の中心が旧型から現行型へとシフトしていることも、要因のひとつと考えられる。
あわせて、走行距離の多い中古車が多いのも平均価格を下げている要因だと考えられる。
アルファードハイブリッド(2代目)/ヴェルファイアハイブリッド(初代)の特徴
搭載されたハイブリッドシステム「THS II」は、2.4Lエンジンに前後2つのモーターが組み合わされ、後輪をモーターが駆動させる4WD(E-FOUR)。JC08モード燃費は、このクラスではトップレベルの17.0km/Lとなる。
トヨタの高級ミニバンとして、高い快適性や静粛性が与えられたアルファード/ヴェルファイアだが、ハイブリッドモデルではそれらの性能がさらに高まっている。
ライバルとしては日産 エルグランドがあるが、同車にはハイブリッドモデルはないため、このクラスで燃費の良さで選ぶならアルファードハイブリッド/ヴェルファイアハイブリッドの一択となるだろう。
しかし、8人乗りも選べるガソリン車と違い、ハイブリッドモデルは2列目がセパレートシートの7人乗りのみとなるため注意してほしい。
電動両側スライドドアは、最廉価グレード(アルファードハイブリッド X、ヴェルファイアハイブリッド V)を除く全車に標準装備された。
また、ガソリンモデル同様に、3列目シートを折りたたむことで広大な荷室として利用することが可能だ。
上級グレードでは、運転席パワーシート、助手席オットマン機能が標準装備されるなど、快適装備がさらに充実している。
車両を俯瞰で見られるパノラミックビューモニターは、ガソリン車同様全車にオプションで用意された。
さらに、ドライヤーやクッキングプレートなどが使えるAC100V・1500Wコンセントは、デビュー時には設定されなかったが、2012年9月の一部改良時に全車にオプションで用意された。ちなみに、初代では標準装備、3代目(ヴェルファイアは2代目)では標準またはオプションで用意されている。
狙い目となるのは上級グレードの「SR」と「ZR」
原稿執筆時点(2021年7月26日)、カーセンサーnetにはアルファードハイブリッドが174台、ヴェルファイアハイブリッドは193台の掲載があった。
販売期間が約3年と短かったこと、新車時価格が高かったことなどから、どちらもガソリン車の1割程度の台数となる。
価格帯を見るとアルファードハイブリッドは支払総額約100万~450万円、ヴェルファイアハイブリッドが約130万~480万円。いずれも走行距離10万km以下を探すなら予算150万~200万円、走行距離5万km以下なら200万円以上は見ておいた方がいい。
その中でも、掲載台数の約3割を占めるアルファードハイブリッド SRおよび、同5割を占めるヴェルファイアハイブリッド ZRといった上級グレードをオススメしたい。
前述のとおり、両側電動スライドドアや運転席パワーシート、助手席オットマン機能などの快適装備が標準装備されており、さらには専用エアロパーツを備えている。
それにも関わらず、エントリーグレード(X系)やエアロパーツを除いた一つ下のグレード(G Lパッケージ、V Lエディション)との価格差は小さく、最も掲載台数が多く好みの色や予算に応じて選びやすいというのが理由だ。
上を見ればツインムーンルーフや2列目のリクライニング&オットマン機能が電動になる最上級グレード(SR Cパッケージ、ZR Gエディション)もあるが、こちらはそもそも掲載台数が少なく価格も250万円程度からとお得感が少ないことは否めない。
大きく価格が下がってきている今、オススメグレードを中心にぜひチェックしてみてほしい。
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トヨタ アルファードハイブリッド(2代目)×2.4 SR×全国▼検索条件
トヨタ アルファードハイブリッド(2代目)×全国▼検索条件
トヨタ ヴェルファイアハイブリッド(初代)×2.4 ZR×全国▼検索条件
トヨタ ヴェルファイアハイブリッド(2代目)×全国ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。