【日産 ティアナの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
カテゴリー: 特選車
タグ: 日産 / セダン / クルマを選び始めた人向け / 高級 / ティアナ / 人気中古モデル徹底ガイド / 高橋満
2021/07/29
▲デザイナーズホテルのようなモダンリビングというコンセプトをインテリアデザインに盛り込んだティアナ。保守的なデザインのセダンとは異なるユーザーの獲得に成功したモデルだ日産 ティアナの中古車は今
他のセダンとは一線を画した、モダンなインテリアデザインで話題を集めたティアナ。助手席の電動オットマンに代表されるように、乗る人をおもてなしする気持ちも盛り込まれているのが特徴だ。
3世代にわたり生産された中で、「モダンリビング」「おもてなし」というコンセプトはブレることなく継承された。
代を重ねるごとにボディサイズも拡大され、車内の居心地のよさが高まっていった。
世代ごとの中古車平均価格と流通量は下記のとおりとなっている。
・初代:25万円・約40台
・2代目:43万円・約200台
・3代目:131万円・約240台
初代は、多くの物件が総額50万円以内というお得な相場。3世代の中で最も全幅が短いため、年式は古くなるがコンパクトなサイズのセダンを探している人にはオススメだ。
2代目は、予算80万円で走行距離3万km以下の物件が狙えるなど、価格とコンディションのバランスがいい。
3代目は、2020年7月の販売終了からまだ間もないので、状態のいい中古車を探しやすい状況だ。
ここからはティアナの特徴や中古車相場について紹介する。
ティアナ(初代)の特徴と中古車相場
■ティアナ(初代) DATA
生産期間:2003年2月~2008年5月
中古車流通量:約40台
中古車価格帯:10万~60万円
全長:4770mm × 全幅:1765mm × 全高:1475mm
▲2.3Lエンジンをメインに、3.5Lと2.5Lという3タイプのエンジンを用意。居心地のよさはもちろん走りにもこだわりを見せた初代ティアナ■ティアナ(初代)の特徴
一世を風靡したセフィーロの後継モデルとして、2003年2月に登場したティアナ。
「洗練された大人のための高級セダン」というコンセプトで開発されたティアナの特徴は、当時注目を集めたデザイナーズホテルのモダンリビングを思わせる雰囲気に仕立てたことだ。
やわらぎ、もてなし、匠などをテーマに、これまでの車とは異なる高級感が表現されたインテリアには、木目をふんだんに使い、ホテルの部屋に備え付けられる高級家具のような雰囲気を醸し出している。
助手席電動パワーシートには電動オットマンが取り付けられ、さらにエアコンは左右独立温度調整が可能なものを設置。助手席に座る人へのおもてなしの気持ちを体現した仕様になっていた。
また、当時は一部のモデルにのみにしか採用されていなかったインテリジェントキーが、全グレードでオプション設定された。
▲木目を多用して、居心地のよさとやすらぎを演出搭載エンジンは2.3L V6で、4WDには2.5L 直列4気筒が搭載される。また、余裕ある走りを楽しみたい人のために3.5L V6も用意された。
2003年10月には、カスタムメーカーであるオーテックジャパンが手がけえた「アクシス」というグレードを追加。2004年6月には、プラズマクラスターフルオートエアコンが全グレード標準装備された。
さらに2005年12月のマイナーチェンジでは、内外装のデザイン変更が施されている。
■ティアナ(初代)の中古車相場
初代ティアナの流通量はかなり少なくなっているが、価格帯も下がっていて、ほとんどの中古車が総額50万円以下で購入可能だ。
流通量が多いのは2.3Lエンジンの上級グレードである「230JM」、ついで「230JK」となっている。
総額30万円以下の最安値帯は、走行距離10万kmを超えた物件もあるが、予算を50万円程度までアップすれば走行距離6万km前後の物件も見つかる。
3.5Lエンジン搭載車はほぼ流通しておらず、オーテックが手がけたアクシスは2台のみという状況。こちらを狙うなら、粘り強く相場をチェックしよう。
▼検索条件
日産 ティアナ(初代)× 全国ティアナ(2代目)の特徴と中古車相場
■ティアナ(2代目) DATA
生産期間:2008年6月~2014年1月
中古車流通量:約200台
中古車価格帯:20万~120万円
全長:4850mm × 全幅:1795mm × 全高:1475mm
▲プラットフォームを刷新し、乗り心地が大きく向上した2代目ティアナ■ティアナ(2代目)の特徴
2代目へと生まれ変わったティアナは、モダンで上質なデザイン、おもてなしの気持ちを大切にした装備という初代のコンセプトを受け継ぎながら、一回り大きな高級セダンになった。
シルエットは初代のイメージを引き継ぎ、ライトまわりのデザインを一新してエレガントで風格のある雰囲気が強調されている。
▲インパネは木目とソフトパッドのバランスで浮遊感を演出インテリアでは、インパネの木目調パネルの上に上質さを感じるソフトバッドを配置。適度なつつまれ感を意識するデザインにより、見た目の美しさだけでなく移動中の安心感も味わえるように仕上げられた。
センターコンソールからセンタークラスターにかけては、木目がウエーブする独特なデザイン。ミッドセンチュリーの家具が好きな人には、たまらない意匠となっている。
▲波打つような曲線を描くセンタークラスターで上質な雰囲気を演出初代で好評だった助手席電動オットマンに加え、上級グレードの「250XV」と「350XV」は、本革シートとセットで前席ベンチレーション機能と後席の大型ヘッドレストをオプションで選ぶことができた。
シートは体をシート全体で支えられるようにウレタンを配置。シートパッドは3層構造になっていて、表面のソフト感が高められている。
▲スタイリッシュガラスルーフ搭載車は、圧倒的な開放感を味わうことができるセンタークラスターとドアグリップには、ムーディーな間接照明が配置されている。
また、ルーフにはクラス初となるスタイリッシュガラスルーフを採用(「350XV」に標準装備。その他のグレードでオプション設定)。これは、ルーフを全面ガラスにして電動インナーシェードを備えたもの。前席は電動ガラスルーフ機構が付いている。
▲メイングレードのエンジンは排気量が200ccアップ。最高出力は136kW(185ps)、最大トルクは232N・m(23.7kg-m)になる搭載エンジンは、初代の2.3Lから2.5Lエンジンに変更された。このエンジンはレギュラーガソリン仕様で、経済面にも配慮がされている。また、初代同様、3.5Lエンジン搭載モデルも設定された。
トランスミッションはCVTで、3.5L車は6速マニュアルモード付きになっている。
デビューから半年後の2008年12月に、サイドエアバッグとカーテンエアバッグを全グレードで標準装備にし、2010年7月には2.5L車に横滑り防止装置、VDCが標準装備された。
2012年6月のマイナーチェンジでは、内外装のデザインを変更。メーターデザイン、車両情報ディスプレイの色、スイッチ類の色も変更して運転中の視認性が高められている。
■ティアナ(2代目)の中古車相場
2代目ティアナで流通量が多いのは、2.5L車の中間グレードである「250XL」だ。90台近くの中古車が流通していて、予算40万円以下で見つけることもできる。
総額60万円以上の価格帯には走行5万km前後の物件もあるので、コンディションのいいものを買って長く乗りたい人にはオススメだ。
同じ2.5Lでも、「250XV」はバックモニターなどが備わった上級グレードだ。
これは今だと簡単に後付けできるので気にする人は少ないだろうが、本革シート、ベンチレーション機能などは「250XV」と「350XV」しか選べなかった。装備重視の人は「250XV」に的を絞って探してみよう。
「250XV」の中古車は50台ほど流通して、本革シートが備わっているのは約5台。「350XV」の中古車は5台以下しか流通していなかったので、大排気量車にこだわる人はじっくり探してほしい。
▼検索条件
日産 ティアナ(2代目)× 全国ティアナ(3代目)の特徴と中古車相場
■ティアナ(3代目)DATA
生産期間:2014年2月~2020年7月
中古車流通量:240台
中古車価格帯:60万~230万円
全長:4880mm × 全幅:1830mm × 全高:1470mm
▲ボディサイズが拡大され、さらなるゆとりが生まれた3代目ティアナ■ティアナ(3代目)の特徴
日本ではセダンへの注目度が決して高くなく、販売台数も限られているのが現状。しかし、海外ではセダン人気が高く、中でもアメリカや中国は大型セダンの需要が一定数ある。
そういった事情もあり、3代目のティアナは日本よりも北米や中国市場を念頭に置いた設計になっている。それは、1830mmという全幅からも感じることができる。
この全幅拡大により、一般的な立体駐車場に収まらないというケースもあるが、その分、後部座席に大人が3人座ってもゆとりがあるパッケージングを実現した。
▲サイドのガラスがほぼ垂直に立っているので見た目以上に室内は広い。リアシート中央はトランクスルー構造になっている3代目ティアナも、“モダンリビング”“おもてなし”といった歴代ティアナが大切にしてきたコンセプトを継承している。
単にボディサイズを拡大するだけでなく、サイドガラスを垂直に近い角度まで立てたデザインにすることで車内の開放感を一層大きなものにした。また、前席の形状を工夫して、後部座席に座る人の膝まわりのスペースを広くしている。
初代から採用されている助手席オットマンは取り付け位置を最適化して、ふくらはぎを支える範囲を拡大。圧力を広範囲に分散し、これまで以上に快適に足を伸ばせるようになった。
▲取り付け位置が変更され、快適さが高まった助手席オットマン前席の本革シートには、座面と背もたれから暖気と冷気を送風可能なエアコンディショニングシートを採用。
そして、インテリジェントキーにはキーごとにドライバー情報を設定して、自動でシートとドアミラーのポジションをそれぞれのドライバーに最適な状態に合わせる機能が搭載された。
搭載エンジンは新開発の2.5Lのみの設定に。駆動方式もFF(前置きエンジン・前輪駆動)のみとなった。
▲コの字型のLEDリアコンビランプでシャープな印象を演出したリアスタイル2015年2月には、主要グレードとなる「XL」と「XV」にエマージェンシーブレーキと踏み間違い防止アシストを搭載。2015年12月にはこれらが全グレード標準装備となった。
2016年4月には、下記の機能が付くメーカーオプションナビを標準装備した「XVナビAVMパッケージ」と「XLナビAVMパッケージ」が追加設定された。
・移動物検知機能付きのアラウンドビューモニター
・クルーズコントロール
・車線逸脱警報
・後側方車両検知警報
■ティアナ(3代目)の中古車相場
3代目ティアナは、2020年まで新車販売されていたモデルだ。しかし、日本市場ではセダンへの注目度が低いこともあり、デビュー時の年式の物件で走行距離にこだわらなければ予算100万円以内で買うことが可能だ。
予算を120万円まで増やすと、走行距離を5万km以内のものが探しやすくなる。
本革シートが欲しい人は最上級グレードの「XV」狙いとなる。2016年3月までの「XV」の価格帯は80万~170万円。
装備をとことん充実させたいなら、アラウンドビューモニターやクルーズコントロールが標準装備された2016年4月以降の「XVナビAVMパッケージ」がオススメ。価格帯は総額120万~230万円となっている。
▼検索条件
日産 ティアナ(3代目)× 全国※記事内の情報は2021年7月21日時点のものです。

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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