安いミニバンが欲しい! 総額50万円で買えるオススメ中古車6選【2022年版】
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / 日産 / ホンダ / ミニバン / 大家族向け / 家族向け / クルマを選び始めた人向け / ステップワゴン / シエンタ / フリード / セレナ / ノア / ヴォクシー / 高橋満
2022/02/14
総額50万円以下のミニバンでも、基本性能は変わらない
「新しい家族が生まれることになった」
「自分の親も含め、3世代で移動することもある」
「たくさんの荷物を積んで出かけたい」
「アウトドアで車中泊にもチャレンジしたい」
様々なシーンで車をマルチに使いたい人にこそオススメしたいのが、スライドドアと3列シートを備えたミニバン。
ただ、人気の日産 セレナの新車は、最も安い「2.0X」というグレードでも、車両本体価格が257万6200円……。購入時はさらにオプション代や登録諸費用も必要なので、280万から300万円程度が必要になります。
けれども中古車なら1~2世代前にはなりますが、総額50万円で人気のミニバンを探すことも可能です。
先代のモデルであっても3列シートに両側スライドドアといった、ミニバンに求める基本的な機能は変わりません。
ここでは総額50万円でお得に買えるミニバンを6モデル紹介します!
▼検索条件
トヨタ シエンタ(初代) × ホンダ フリード(初代) × トヨタ ノア(2代目) × トヨタ ヴォクシー(2代目) × ホンダ ステップワゴン(4代目) × 日産 セレナ(4代目) 総額50万円以下 × 全国トヨタ ノア(2代目)
助手席側電動スライドドアのX LセレクションやSが狙い目
ミドルサイズミニバンのノアは、クリーンな雰囲気のデザインを採用したノアは、ファミリー層からの支持が高いモデルです。
2007年6月にデビューした2代目ノアは、2Lガソリンエンジンを採用。ただ上級グレードの「Si」は、エンジンにバルブマチックというシステムが装着されたことで、最高出力、燃費性能ともに他のグレードより良くなっていました。
エクステリアデザインはフロントノーズからルーフにかけて流れるようにつながるワンモーションフォルムを採用されています。
ボディは全幅が1695mmの5ナンバーサイズですが、「S」と「Si」はエアロとワイドなフェンダーにより全幅が1720mmに拡大されているため、3ナンバーとなります。ただ、排気量は変わらないため自動車税は同額です。
全グレードワンタッチで、シートを跳ね上げて荷室を拡大できるセカンドシートを標準装備。
さらにオプションで後ろ向きに回転できたり、チャイルドシートに子供を乗せるときにスライドドア側にシートを向けられる、便利なマルチ回転シートが選べるようになっていました。
2022年2月4日現在、総額50万円で買えるノアは約200台。年式は前期型(2007年6月~2010年3月生産)、走行距離は10万km前後のものが中心になっています。
中でも両側電動スライドドアが備わる中古車は70台ほど流通しているが、人気装備だけにこの予算で買えるのは走行10万kmを超えたものが多くなります。
コンディションを重視するなら、助手席側のみ電動スライドドアになっているものがオススメ。片側電動ドアなら10万km以下から物件を選ぶことができます。
トヨタ ヴォクシー(2代目)
走行距離にこだわらなければ煌シリーズも買える
ノアの兄弟車となるヴォクシーは、タフな父親が乗る車というイメージを打ち出し、ノアよりも押し出しの強いデザインが特徴です。
中でもエアロをまとって力強さを強調した、特別仕様車の「ZS煌(きらめき)シリーズ」はヴォクシーの代名詞的な存在で、中古車でも人気が高くなっています。
ノア同様にボディサイズは全幅が1695mmの5ナンバーサイズが基本で、「ZS」と「Z」が全幅1720mmで3ナンバーに。排気量は全グレード2Lで、「ZS」に搭載されるエンジンはバルブマチックというシステムが装着されました。
総額50万円以内で買える中古車はノアより多い約420台。ノアと同じように年式は2010年3月までの前期型、走行距離は10万km前後のものが中心ですが、わずかに2012年式までの後期型も見つかります。
「ZS煌シリーズ」は70台ほど流通していますが、この予算だと走行距離が10万kmを超えたものか、修復歴ありのものが多くなります。
ヴォクシーはノアより流通台数が多い分、両側電動スライドドアが備わる中古車の台数が多くなります。両側電動スライドドア搭載の中古車は約180台見つかりました。
ホンダ ステップワゴン(4代目)
走りを楽しめるミドルサイズミニバン
2009年に登場した4代目のステップワゴンは、3代目から全長を50mm、全高を45mm拡大。しかも、ホンダが得意とする低床・低重心パッケージを採用しているので、室内空間は驚きの広さを誇ります。
低床・低重心パッケージには他にも様々なメリットがありました。ひとつは床が低いので、小さな子供やお年寄りもスライドドアからの乗り降りが楽にできること。
また、3列目シートを跳ね上げて格納するのではなく、床下に格納することができるようになったことで、荷室側面にシートがない分、荷物をたっぷり積めるようになりました。
さらに重心が低いので、ボディが大きくなっても気持ちの良いコーナリングを楽しめるのも特徴です。
2020年8月1日現在、総額50万円で買えるステップワゴンの中古車は約240台。年式的には2012年式までで、グレードは「G」や「G Lパッケージ」の他、カスタム仕様の「スパーダ」も見つかります。
本命となるのは両側電動スライドドアが標準装備になる「G Lパッケージ」で、走行10万km以内の中古車も購入可能。
ベースグレードの「G」は電動スライドドアが両側オプションだったので、購入時は備わっているかを確認してください。
日産 セレナ(4代目)
人気のハイウェイスターが総額50万円で買える
2011年から2013年まで、3年連続ミニバン販売台数ナンバーワンを記録するなど、世代を超えて多くの人から選ばれているセレナ。
2010年にデビューした4代目は、2012年8月の一部改良で、小型モーターが走行時にエンジンをサポートすると同時に、減速時のエネルギーで生み出した電気をナビなどの電力として使うS-HYBRIDを搭載しました。
インテリアは2列目シート中央が1列目の位置までスライドし、テーブルやアームレストにもなるスマートマルチセンターシートになっています。これを活用することで全14通りものシートアレンジが可能。
3列目席はサイドに跳ね上げる方式ですが、跳ね上げ位置が低いので重いシートを上まで持ち上げる必要がなく、簡単に格納することができます。
2020年8月1日現在、総額50万円で見つかる中古車は約280台。年式は2013年12月のビッグマイナーチェンジ前のものが中心になるものの、エアロでスポーティな雰囲気にまとめられた「ハイウェイスター」も選択可能です。
走行距離は「ハイウェイスター」なら10万から15万kmのものが中心になりますが、それ以外のグレードでは7万km台のものも流通しています。
ヴォクシーに比べると総額50万円で買える中古車の数は少ないものの、半数以上が両側電動スライドドア付きの物件になります。
走行距離10万km以内の物件が見つかれば、すぐ問い合わせを!
ホンダ フリード(初代)
電動スライドドア搭載グレードも探しやすい
初代フリードは2008年5月にデビュー。
ホイールベースを長くすることで、小さなボディでも広い室内空間が確保されているのが特徴です。
初代フリードはデビュー時に2列シートの5人乗り、セカンドシートをキャプテンシート仕様にした7人乗り、クラス最大の乗車人数となる8人乗りの3タイプが設定されました。
インテリアは、ドライバーが広い視界を確保できるようにAピラーが細く見せたり、サイドウインドウ下端のラインを前に行くほど低くするなどの工夫がなされています。
デビュー時のパワートレインは1.5Lガソリンエンジンのみの展開でしたが、2011年10月のマイナーチェンジで、ハイブリッド車もラインナップに加わりました。
2022年2月4日現在、流通している中古車の半数以上にあたる750台近い中古車が総額50万円以下で購入可能。この予算で見つかるのは2012年式までになります。
2011年10月に追加されたフリードハイブリッドも、わずかですが総額50万円以内で買える中古車が流通しています。
デビュー時は「G Lパッケージ」、「GエアロLパッケージ」、「Giエアロ」が助手席側電動スライドドアを装備。「G Lパッケージ」、「GエアロLパッケージ」はオプションで運転席側電動スライドドアを選ぶこともできました。
総額50万円以下で両側電動スライドドアを装備しているものは70台弱流通。片側電動スライドドアを装備した中古車だと76台流通しています。
トヨタ シエンタ(初代)
上級グレードのGや角目のダイスが狙い目
コンパクトでも3列シートやスライドドアといった“ミニバンらしさ”を堪能したい。シエンタはそんな人たちに向けて、2003年9月に発売されたモデルです。
ハッチバック+αのサイズながら、全高を高くしてスライドドアを採用。そして広々とまではいかないものの、2人座れる3列目シートが設置されているので、短い距離であれば大人7人が乗って移動することができます。
シエンタの大きな特徴は、丸目のフロントウェイスで愛らしいイメージを強調したデザイン。インテリアも随所に丸をモチーフにしたデザインを採用することで、エクステリアとの共通性をもたせています。
初代シエンタは、トヨタ独自のユニバーサルデザイン評価指標を活用した設計になっていることも話題となりました。
セカンドシートは1つのレバーでスライド、リクライニング、クッションのチップアップができる構造になっています。操作しやすい高さに大きなレバーが設置されているので、力の弱い人でも楽に動かすことができるでしょう。
セカンドシートのクッションをチップアップさせると畳んだベビーカーを立てた状態で積載可能。サードシートはヘッドレストを付けたまま格納することができ、使いたいときは片手で簡単に出せる構造になっています。
搭載エンジンは1.5Lで、これにCVTが組み合わされます。
初代シエンタは2010年10月にいったん生産終了となりましたが、2011年5月に復活。そのタイミングで、丸目の標準モデルの他、角目のシエンタダイスが追加されました。
2022年2月4日現在、流通している中古車の半数以上にあたる350台ほどの中古車が総額50万円以下で購入可能。全年式の物件がこの予算で探すことができ、もちろん角目のダイスも総額50万円以下で見つかります。
日常の移動手段として使われることが多いモデルということもあり、年式の割に走行距離が少なめの中古車が多いのが特徴です。
流通量が多いのは、走行距離5万~9万kmのものになりますが、5万km以下の中古車も探すのに苦労はしないはず。
シエンタのスライドドアは、上級グレードの「G」のみが助手席電動スライドドアを標準装備しています。2006年5月のマイナーチェンジから「G」と「X Sエディション」で両側電動スライドドアがオプションで選べるようになりました。
総額50万円以下だと、両側電動スライドドアを装備したものは20台ほどしか流通していません。助手席側電動スライドドアを搭載した中古車も40台弱という状況。そのため電動スライドドア狙いの場合、条件に合ったものがあれば早めに問い合わせをした方がいいでしょう。
※記事内の情報は2022年2月7日時点のものです。
▼検索条件
トヨタ シエンタ(初代) × ホンダ フリード(初代) × トヨタ ノア(2代目) × トヨタ ヴォクシー(2代目) × ホンダ ステップワゴン(4代目) × 日産 セレナ(4代目) 総額50万円以下 × 全国自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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