日産 エクストレイル(3代目)とスバル フォレスター(5代目)を比較!どっちのSUVが買い?
2019/07/15

SUVと一言で言っても種類は様々ですが、今回取り上げるのは本気でオフロードを走れるモデル。オフロードを走る予定はないかもしれませんが、1000m防水のダイバーズウオッチに憧れるように、実際に走るかは別として“本物”に惹かれるマインドは誰にでもあるはず。
そんな本気でオフロードを走れるモデルの日産 エクストレイル(3代目)とスバル フォレスター(5代目)を比較。走行性能や荷室の使い勝手、最新の安全装備など様々な観点から、両車の違いを浮き彫りにします。
【概要】手の届く「ちょうど良い」SUVから本命SUVへ
現在のSUV人気の火付け役はエクストレイルと言っても過言ではありません。話は1990年代後半にまでさかのぼります。日産のとある開発者が若者向けの新しい車を作るためにリサーチを始めました。具体的には、クラブや繁華街、キャンプ場、スポーツ施設……。様々な場所で若者に「どんな車が欲しいか?」と尋ね回りました。
答えは「4WD」でした(当時はまだSUVという言葉が定着していませんでした)。1990年代に爆発した4WD人気が完全に終焉していたにも関わらず、若者は「4WDをカッコいい」と考えていました。しかし、4WDは概して高価で「欲しいけれど諦めていた」のです。そこで日産の開発者は、若者でも手が届く本気で使える4WDを作ることにしました。
こうしてエクストレイルは誕生し、大ヒットしました。この成功に触発されるように、SUVの活況につながっていったのです。中でもエクストレレイルは、街中でもアウトドアでも活躍してくれる万能ぶりで根強い人気を誇ります。「街中だと持て余す」「アウトドアでは物足りない」といったことのない、ちょうど良さが魅力です。現行モデルでも、この点が進化しています。
対するスバル フォレスターは、そんなエクストレイルとはひと味違った「ちょうど良さ」を踏襲してきたモデル。結論から言ってしまうと、それはオンロードの走りの良さです(理由は後述)。オフロードの走りが担保されたSUVとはいえ、実際のところ普段走るのはほぼ舗装路です。いつも走っている道でちょうど良いのがフォレスターの個性であり、それが魅力となっています。
両車はそれぞれ独自のちょうど良さをもった、5ドアのSUV。どちらが自分にとって「ちょうど良い」かが、車選びのポイントとなります。まずは両車のアウトラインをチェックしておきましょう。
ボディサイズ:全高4640~4720mm×全幅1790~1830mm×全高1700~1750mm
最小回転半径:5.6m
駆動方式:2WD(FF)/4WD
乗車定員:5名/7名
JC08モード燃費:16.0~20.8km/L
新車時価格帯:223万1280~380万840円
(※燃費と新車時価格は2019年7月10日現在)

ボディサイズ:全長4625mm×全幅1815mm×全高1715~1730mm
最小回転半径:5.4m
駆動方式:4WD
乗車定員:5名
JC08モード燃費:14.4~18.6km/L
新車時価格帯:280万8000~309万9600円
(※燃費と新車時価格は2019年7月10日現在)

【バリエーション】多彩なエクストレイルと、シンプルなフォレスター
3代目エクストレイルは豊富な選択肢で幅広いユーザーの要望をカバーしようとしているため、ジャストフィットなモデルが見つけやすくなっています。一方で、5代目フォレスターはスバルのアイデンティティを好むユーザーの芯をとらえています。
3代目エクストレイルは2013年12月に登場。パワートレインはデビュー当初は2Lガソリンエンジンだけでしたが、2015年4月以降はハイブリッドエンジンが加わりました。2Lガソリン+モーターの構成で、ガソリンもハイブリッドもトランスミッションはエクストロニックCVTです。
最高出力:108kW(147ps)
最大トルク:207N・m(21.1kgf・m)
JC08モード燃費:16.0~16.4km/L
最高出力:[エンジン]108kW(147ps)[モーター]30kW(41ps)
最大トルク:[エンジン]207N・m(21.1kgf・m)[モーター]160N・m(16.3kgf・m)
JC08モード燃費:16.0~16.4km/L
駆動系はFFと、FFベースの4WDがあります。4WDは「インテリジェント4×4」(デビュー当初はオールモード4×4-iと呼称)というシステムを搭載しています。
デビュー当時のグレードは、廉価版の「20S」、コスパに優れた「20X」、ワイルドな印象を強めた「20XエクストリーマーX」の3種類。これらに“エマージェンシーブレーキパッケージ”付きグレードがありました。内容としてはエマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、LDW(車線逸脱警報)、進入禁止標識検知が備わったオトクなグレードです。
例えば当初は20Xの他に「20X“エマージェンシーブレーキパッケージ”」がありましたが、2015年12月の一部改良を機に全グレード名が“エマージェンシーブレーキパッケージ”付きに。その後、2017年のマイナーチェンジによって、今度は全グレード名から“エマージェンシーブレーキパッケージ”がなくなりました。これは覚えなくても問題ありませんが、初期のモデルには自動ブレーキが備わっていないものがあることを心の片隅に置いておきましょう。
そして2015年4月にハイブリッドモデルが加わり、2019年1月には20Xにオプションのプロパイロットなどを標準装備した「20Xi」が追加。「20Xtt」といった特別仕様車なども用意されていました。
バリエーションとして見逃せないのは、20Xと20XエクストリーマーXには7人乗り3列シートが設定されていることでしょう。なお、ハイブリッドはバッテリーなどを配置するスペースのため、3列シートの設定がありません。
この他、日産系列のオーテックからは高級仕様と、ニスモからはスポーツ仕様がラインナップ。純正カスタマイズを施したコンプリートカーが用意されています。

5代目フォレスターは2018年6月にデビュー。パワーユニットは2.5Lガソリンエンジンと、2Lガソリンにモーターを加えたハイブリッドエンジンの2種類。グレードは「ツーリング」「プレミアム」「エックスブレイク」「アドバンス」の4つとなっています。
装備の充実したツーリング、さらに装備を充実させた高級志向のプレミアム、力強いルックスのエックスブレイク(他のグレードはサマータイヤなのに対し、エックスブレイクのみオールシーズンタイヤを装備)、そしてハイブリッドのアドバンス。トランスミッションはすべてCVTのリニアトロニックです。
最高出力:136kW(184ps)
最大トルク:239N・m(24.4kgf・m)
JC08モード燃費:14.4~14.6km/L
最高出力:[エンジン]107kW(145ps)[モーター]10kW(13.6ps)
最大トルク:[エンジン]188N・m(19.2kgf・m)[モーター]65N・m(6.6kgf・m)
JC08モード燃費:18.6km/L
フォレスターの新車価格は280万8000~309万9600円と価格帯が狭め。装備を省いたエクストレイルの20Sのような廉価版の設定はありません。スバルのアイデンティティともいえる、先進安全装備のアイサイトや、駆動システムのシンメトリック4WDが全グレードに標準装備されているからです。
つまり、予算に合わせて自分好みの装備や仕様が選べるエクストレイルに対して、フォレスターはスバルらしさを追求したグレード展開となっているのです。

【外装】両車ともにワイルドな外観のグレードを設定
初代、2代目とスクエアなフォルムで人気を集めた一方、3代目エクストレイルでは一転。モダンで都会的なエクステリアになっています。2018年にはコンパクトサイズを除くSUVの中で、最も新車が売れたのはエクストレイルなので、この変身は大成功と言っていいでしょう。とはいっても、大きなタイヤ&ホイールを包むホイールアーチや、タフなデザインの前後バンパー形状など、あくまは力強さを感じさせてくれるデザインです。
エクストレイルは2017年6月のマイナーチェンジでフロントフェイスが変わりました。フロントグリルからエンジンフードへとキャラクターラインがつながり、日産車にシンボリックな「Vモーション」が強調。よりタフな雰囲気になりました。

フォレスターのエクステリアデザインは、異論があるのを承知で言うと「これぞフォレスター」というアイコニックなものではありません。歴代フォレスターを通じて、個性やアクがないかわりに、万人ウケともまた違う飽きのこないデザインとなっています。
もっとも、5代目からは「DYNAMIC × SOLID」とスバルが呼ぶ新しい“デザイン哲学”に基づいて造形されています。Vモーションが日産のアイコンとして認知されているように、今後は「フォレスターの造形がスバルらしさを体現している」と言われるようになるかもしれません。

両車のエクステリアは、やりすぎていない優等生的なテイストが共通しています。そこで、ワイルドなルックスが好みという要望に合わせて、それぞれ無骨なデザインのグレードが用意されています。それがエクストレイルのエクストリーマーXと、フォレスターのエックスブレイクです。
エクストリーマーXの外観はスタイリングガードと呼ばれる専用のプロテクターを前後左右に装備。オフロードイメージを高めています。エックスブレイクはルーフレールが標準装備になり(全高が+15mm)、ガンメタリックのホイールを装備しています。
なお、エクストリーマーXは他グレードと同様にオプションでパノラミックガラスルーフが選べるのに対して、エックスブレイクはオプションでも大型サンルーフが選べません。どれくらい要望があるかは別として、ルーフレールとサンルーフの両方を装着したいのであれば、必然的にエクストレイルを選ぶことになります。
【インテリア】3列シートの有無と2列目シートの使い勝手に注目
両車のインテリアは、ともに落ち着いた雰囲気。SUVらしさを期待する人には物足りないかもしれませんが、乗用車から乗り替えたとしても違和感がありません。ただ、そういった共通の雰囲気は別にして、室内寸法では違いが見られます。
室内長2005mm×室内幅1535mm×室内高1270mm(サンフール装着車1220mm)
室内長2110mm(ハイブリッド2100mm)×室内幅1545mm×室内高1270mm
スペック上、フォレスターは全長がエクストレイルより55mm短いにも関わらず室内長では約100mmも広いことがわかります。車内の広々感はスペックだけで表せるものではありませんが、この差は無視できません。特に、その恩恵は後部座席に感じられます。足元スペースは両車それほど変わらないものの、フォレスターは応接室のソファのようにゆったりと座れます。
ただし、“ギア”として機能的なのはエクストレイルです。後部座席の背面が4対2対4の3分割(実際にはセンターアームレストの部分が前に倒れるイメージ)で、使い勝手が良くなっています。
例えば、スノーボードなど長いものを積むとき。後部座席の一部を倒すことがありますが、フォレスターだと6対4の2分割式で4側(助手席側)を倒すのに対し、エクストレイルなら4対2対4の2(席の中央)を倒すだけで積載可能。ただし、20S、20Sハイブリッド、20Xハイブリッド、20Xiハイブリッドは6:4の2分割なので要注意です。
さらにエクストレイルにあってフォレスターにないものがあります。それが3列シートの設定。2列シートの5人乗りに加え、2人乗りのサードシートによって計7名乗車が可能です。
ただし、サードシートは床から座面まで十分な高低差がないため、着座時は膝を抱えたような格好になり、長時間の定員フル乗車には向きません。これはエクストレイルだけでなく、もともと荷室だった空間にサードシートを置いたSUVのほとんどに当てはまります。あくまで「その気になったら7人乗れる」くらいに思っておくと良いでしょう。
また、エクストレイルはシートも特徴的。防水シートが採用され、夏のビーチ、冬のゲレンデともに濡れたウエアのまま遠慮なく座れます。フォレスターにもこの気軽さを求めるなら、唯一撥水シートを標準装備しているエックスブレイクを選びましょう。
一方で、フォレスターのシートは、表皮やステッチにこだわっているのが特徴。トータルで5種類のシートトリムが設定され、プレミアムやアドバンスでは本革シートも選べます。エクストレイルの場合、メーカー純正カスタマイズ車のオーテックにのみ本革シートが用意されています。


【荷室】使い勝手を向上させた実用的な荷室
エクストレイルの荷室はユニークです。荷物のサイズや種類に合わせて自在に空間を仕切ることができる「防水フレキシブルラゲッジ」を採用。しかも、インテリジェントキーを持っていれば手や物をセンサーにかざすだけでバックドアが開く「ハンズフリー機能付きリモコンオートバックドア」もオプション設定されています。荷物を抱えたままでもバックドアの操作が可能なのは、非常に便利です。
容量:[2列シート、ガソリン車]565L[3列シート車]445L
最大荷室長1745mm×荷室高845mm×最大荷室幅1305mm

フォレスターは、ラゲージルームをできる限りスクエアにして、リアゲート開口部を最大1300mmと従来型よりも拡大。大きな荷物でも積み降ろししやすくなっています。エックスブレイクでは撥水カーゴフロアボードが採用され、濡れた物の扱いも楽ちんです。
また、バックドアには「パワーリアゲート」を採用。駆動ユニットをゲートステーに内蔵することで荷室が狭くならないように工夫されているほか、リアゲートが閉まると同時に全ドアがロックされる機構も備わっています。
容量:[ガソリン車]520L[ハイブリッド車]509L
最大荷室長1547mm×荷室高884mm×最大荷室幅1585mm

室内長ではフォレスターは約100mm長いのですが、セカンドシートを倒したときの荷室長では約200mmも短くなります。ラゲージルームの長さを重視するなら、エクストレイルに軍配が上がります。
【メカニズム】両車ともにワン・アンド・オンリーな機構を備える
エクストレイルは日産独自のスタンバイ4WDシステム「インテリジェント4×4(4WD MODEスイッチ付)」を備えています。もともとはオールモード4x4と呼ばれていたシステムで、スカイラインGT-Rなどを源流にもつメカニズムです。
路面を選ばずに活躍する電子制御4WDシステムで、普段は前輪駆動で走行。濡れた路面やぬかるみなど、走行状況に応じて前後トルク配分を100:0から約50:50へと無段階に切り替え、安定して走れるよう制御します。
FFで走っているときも4WDでないことを意識させず、常に4WDのような安定感を発揮。ヨーモーメントコントロールと協調することで、コーナリングでも狙った走行ラインを走れるように支援してくれます。
このインテリジェント4x4は、走行モードの切り替えが可能。通常の「AUTO」モードの他、機械的な抵抗を減らして燃費走行できる「2WD」モードや、雪道や泥道でもスタックしにくい「LOCK」モードがあります。コンソールにダイヤルがあり、操作も簡単です。

フォレスターは全車シンメトリカルAWDを搭載(スバルは4WDをAWDと呼びます)。縦に積む水平対向エンジンを軸に、左右対称のパワートレーンで構成された独自のシステムです。重心が低いうえ、前後左右の重量バランスに優れているため、高い走行安定性を実現。シンメトリカル4WDのためにスバル車に乗る人もいるほどです。
フォレスターでは、路面や走行状況に応じて前後輪に最適なトルクを配分する「アクティブトルクスプリットAWD」となっているので、さらに安定性が向上。徹底していると感心させられるのは、ハイブリッドもシンメトリカルになっていることでしょう。e-BOXERと呼ばれるハイブリッドシステムは、モーターをトランスミッションと同軸上に配置。さらにバッテリーも左右対象にレイアウトすることで左右対象を維持しているのです。
こういうこだわりこそフォレスター、もといスバル車の魅力と言えるでしょう。

【走行性能】「SUVらしさ」と「SUVであることを忘れさせる」
エクストレイルとフォレスターの走りはいずれも安定感抜群です。ただし、両車にはキャラクターの違いがあります。
エクストレイルの走りはSUVらしさ、言い換えればSUVならではの魅力を感じさせられます。具体的には、外径の大きなタイヤが滑らかに転がっていく気持ち良さ。タイヤは大きいほど道路の凸凹を吸収しやすく、一般的に高級車ほど大きなタイヤを装着しています。
SUVであるエクストレイルのタイヤは外径が大きなうえに、サイズが225/65R17や225/60R18など、サイドウォールが高い(=車を横から見たときにタイヤが厚い)ので、タイヤの中にたっぷりと空気が入っています。タイヤそのもののクッションが効いていて、それに見合ったサスペンションを装備。いかにもSUVらしく、おおらかでストレスフリーな走行感覚となっています。
一方で、フォレスターはSUVであることを忘れさせる安定感があります。シンメトリカルAWDによる低重心が、ハンドリングの素直さとフットワークの良さにつながっています。タイヤサイズを見ても225/60R17と225/55R18とエクストレイルのサイズに比べれば厚さが抑えられています。乗用車から乗り替えて違和感のないのはフォレスターでしょう。
あくまで車の個性の範ちゅうですが、よりSUVらしさを求めるならエクストレイル、乗用車のような安定性を求めるならフォレスターと言えます。

【安全性能】先進の運転支援技術を備える
エクストレイルとフォレスターには先進の安全装備が投入されています。それぞれの特徴を見てみましょう。
プロパイロットは、渋滞やロングドライブなど高速道路でストレスを感じるシーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をサポート。ドライバーの負担を軽減してくれます。より具体的に言うと、車間距離と車線中央をキープする機能によって成り立っています。
前を走る車をモニターして、アクセルとブレーキをコントロール。車間距離を保ってくれます。
道路の白線を捉え、ステアリングをコントロール。直線道路はもちろんのこと、カーブでも走行車線の中央を走るよう手助けしてくれます。
プロパイロットは2017年6月のマイナーチェンジから導入されていますが、20Xi系グレードでは標準装備。その他のグレードではメーカーオプションなこともポイント。オプション価格だと約14万円もする装備ですし、中古車で選ぶときは装備の有無に注目しましょう。
また、プロパイロットの他にも、エクストレイルはインテリジェントエマージェンシーブレーキを搭載。前の車や歩行者と衝突の危険があると、メーター内ディスプレイへの表示とブザーでドライバーに警告します。ドライバーが安全に減速できなかった場合は、緊急ブレーキをかけます。こちらは2016年4月以降、全車に標準装備。それ以前は付いている車とないものがあります。

フォレスターは、もはやスバルの代名詞となったアイサイトを装備。プリクラッシュブレーキをはじめ、後退時ブレーキアシやト、AT誤発進抑制制御、全車速追従機能付クルーズコントロールなど、様々な機能を兼ね備えています。エクストレイルのプロパイロットと同様、高速道路などでの疲れやストレスを大幅に軽減してくれます。
アイサイトは全グレードに標準装備され、これによってフォレスターは「JNCAP予防安全性能アセスメント」で最高ランク(ASV+++)を獲得しています。ちなみに、エクストレイルはデビューがより古いこともあってASV+でした。

【中古車】中古車が豊富なエクストレイルと限られているフォレスター
3代目エクストレイルはデビューから年月が経っていることもあり、中古車の数も豊富です。カーセンサーで検索すると2100台以上がヒットしました(2019年7月10日現在)。掲載車両の平均価格は約198.8万円ですが、2014年11月以前のモデルなら100万円台の物件も珍しくなく、予算に合わせて選べるのが魅力です。
中古車選びでポイントとなるのは、やはりプロパイロットの有無でしょう。安全装備を重視するなら迷わずプロパイロット搭載車を選ぶべきですが、そうでないなら装備していない格安車両を狙うのも賢い選択肢となります。
一方、5代目フォレスターはデビューからまだ1年しか経っていないため、カーセンサー掲載台数は100台以下でした。その中古車平均価格は315.9万円。なんと新車の価格280万8000円~309万9600円を超えています。理由は豊富なオプションを付けていることが挙げられます。納車を待たず手に入れられるのはメリットですが、価格面では中古車を選ぶ“旨味”が出てくるのにもう少し時間がかかりそうです。
▼検索条件
日産 エクストレイル(3代目) × スバル フォレスター(5代目) × 修復歴なしこの記事で紹介している物件
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