▲変身するクルマ。

ボタン一発で「フツー」から「スペシャルな存在」に大変身

10月31日はハロウィン。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的行事でしたが、最近では(特に日本では)すっかり「仮装を楽しむシーズン行事」として定着しました。確かに仮装=変身というのはやってみると楽しいものです。ということで、車においても「変身」を気軽に楽しんでみてはどうでしょうか? 具体的には4シーターのオープンカーを買うことで「フツーの車」から「ちょっとスペシャルな車」への自在なメタモルフォーゼ(変身)を楽しむのです。

4座のオープンカーは、ソフトトップやメタルトップを閉めている限りは、見た目的にも実質的にも普通の車そのもの。まぁ、ソフトトップの場合は周囲の音が若干入ってきますが、それにしたって基本的には「ごく普通のハッチバック」「よくあるセダン」「一般的なクーペ」といった感じで使えますし、ビジュアル的にも至って普通です。

しかし、ひとたびボタンを押して、あるいは手動でロックを外して、ソフトトップやメタルトップを開け放てば、それはいきなり「スペシャルな車」へと変身するのです。

外界と車内を厳重に仕切っていたルーフや、キャビン後方にあるBピラーやCピラー(車の骨組みの一種)はキレイさっぱり消失し、その代わりにひたすらの青空や夜空が現れます。最近のオープンカーは、風の巻き込みは少なめですが、それでもある程度の風が顔や身体に当たります。そんな風や街の匂いなどを感じながら走るのは……言ってはなんですが“極上の快感”です。

▲フォルクスワーゲン ニュービートル カブリオレ。例えば、こんな車が…… ▲フォルクスワーゲン ニュービートル カブリオレ。例えば、こんな車が……
▲……パパッと屋根を開けるだけで「特別な車」に早変わり! ▲……パパッと屋根を開けるだけで「特別な車」に早変わり!

オープンカーである。それだけで大きな価値

しかしそんな快感も、長く続けていると飽きたり疲れたりしますので、そうしたらまたボタン一発か、車種によっては手動で、ルーフを閉めてください。そうすればあなたの「スペシャルな車」は、あっという間に「フツーの車」へと変身します。……これが、4座オープンカーならではの「自由自在な変身の歓び」なんです。

そんな喜びを味わえる4シーターオープンは世の中にたくさんの種類が存在しますが、価格的には100万円以下ぐらいのお手頃なものでも十分だと考えています。もちろん高額なオープンカーであればあるほど、いろいろと豪華で、便利で、ステキなのは当然です。でも、それ以上に「そもそもオープンエアである!」という快感が大きな部分を占めるカテゴリーですので、車はさほど豪華じゃなかったとしても十分以上に「豪華な体験」ができます。だから、100万円以下のモデルでもある意味十分なんです。

国産車でいくか輸入車にするかというのは難しい問題ですが、基本的には輸入4シーターオープンの中から選ぶのが得策であるはず。なぜならば、オープンカーの本場はなんだかんだいって欧米ですので、あちらの方が車種が断然豊富です。それゆえ、様々な選択肢の中から自分好みの1台を探すことができます。日本車も選択肢がないわけではありませんが、やはり豊富さでいえば輸入オープンに軍配が上がるのは間違いありません。その他、個人の好みによるので一概にはいえませんが、「デザイン性」でも輸入車の方に一日の長がありそうです。

▲こちらはプジョー 206CC ローランギャロス。やはり色使いとかは輸入車の方が何かとお上手? ▲こちらはプジョー 206CC ローランギャロス。やはり色使いとかは輸入車の方が何かとお上手?

開閉機構などのリスクはカーセンサーアフター保証で……

具体的な注目物件は下記のリンクをご参照いただきたいのですが、あえていくつかのオススメをここで挙げるとしたら、ひとつはプジョー 307CCでしょうか。その車名が示すとおり、こちらはクーペ・カブリオレ(Coupe Cabriolet)で、ルーフは電動のメタルトップ。屋根を閉めている間は外部の余計な音もほとんど入ってきませんので、ごく一般的なクーペとして使うことができます。が、ひとたびルーフを開ければ前述のような快感ワールドが現れます。もう少し安価で買えるプジョー 206CCもいいですが、居住性の点ではおそらく307CCの方が不満は少ないのではないかと思います。

▲メタルトップが電動で開閉するプジョー 307CC。206CCと比べるとリアの居住性もまずまず。そしていかにもプジョーらしいキビキビとした走りを楽しめます ▲メタルトップが電動で開閉するプジョー 307CC。206CCと比べるとリアの居住性もまずまず。そしていかにもプジョーらしいキビキビとした走りを楽しめます

あえてクラシカルなソフトトップ(布製のホロ)で行きたい場合は、ビジュアル的にもクラシカルな美しさがあるフォルクスワーゲン ニュービートル カブリオレあたりが最適でしょう。雨の日の夕方とか、この車のソフトトップにポタポタと落ちる雨粒の音に耳を傾けてみるのもオツなものです。そして車としても同時代のゴルフがベースですので、見た目以上にしっかりしています。

▲伝統的な布製ホロを採用したフォルクスワーゲン ニュービートル カブリオレ。何かと便利で快適なのは当然メタルトップなのですが、ソフトトップ特有の味わいも捨てがたいものがありますよ! ▲伝統的な布製ホロを採用したフォルクスワーゲン ニュービートル カブリオレ。何かと便利で快適なのは当然メタルトップなのですが、ソフトトップ特有の味わいも捨てがたいものがありますよ!

とはいえソフトトップや電動メタルトップが故障する可能性もなくはありません。そもそも100万円以下の輸入車ということでメンテナンス面での不安を感じる方もいると思います。そんな場合は、業界トップクラスの保証内容といっても過言ではない「カーセンサーアフター保証」を付帯させれば、加入方法にもよりますが、半年~2年間は比較的安心して維持できるはずです。

このようにいろいろとステキな100万円以下の輸入4シーターオープン。ぜひハロウインをきっかけに、検討していただけたら幸いです。

▼検索条件

輸入オープン×乗員定数4名×総額100万円以下×CSA保証対象車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額100万円を超える場合があります