4WDシステムにさらなる磨きがかけられる、次期デリカD:5
カテゴリー: クルマ
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2016/03/22
クーペSUVとプラットフォームを共有化
SUVづくりを得意とする三菱が、1BOXの時代から高い走破性を織り込んできたピープルムーバーである、デリカD:5。FFベースとなった現行5代目も高い車高を有し、前後トルク配分が固定できる4WDロックモードを備えている。さらに2012年には、クリーンディーゼル搭載車も加わった硬派なモデルだ。次期型のディテールを紹介する。
6代目となる、次期デリカは2017年に登場する。2015年12月22日にご紹介したクーペSUV(関連リンク参照)と同時期に発表されることからもわかるとおり、プラットフォームが共有されることは間違いない。また、軽量化も図られ、環境性能が改善される見通しだ。
高剛性ボディはモデルチェンジ後も継承され、走破性の高さに寄与する。4WDシステムには電子制御タイプが踏襲され、左右駆動輪へのトルク配分を制御する機構も用いられて安定感が向上。まさに三菱が提唱している、「オールホイールコントロール」の思想に磨きがかけられるわけだ。
新世代の三菱デザインが与えられる
パワートレインには、ガソリンとディーゼルの両方が用いられる。ともに2~2.5L級の直4ユニットで、ギア比が固定できて擬似的なATにもなり得るCVTが組み合わされる。現在2WD車に限られているアイドリングストップ機構は、4WD車にも拡大展開されるだろう。
メカニズムと並んで期待したいのがデザインだ。ダイムラーと手を組んだ2003年に、三菱は洗練されたルックスに挑戦して、グランディスをモダンな姿に一新したが、従来からの三菱ユーザーにとっては、受け入れにくいものになってしまった。
やはり、三菱を指示しているファンは、無骨なデザインを好む傾向が強いようで、いまは「ダイナミックシールド」と称して、ボディパネルが車を守る新しい顔づくりに取り組んでいる。このデザインには、乗員を守る高い安全性を暗示する狙いも込められている。
予想イラストで示したように、次期デリカも例に漏れず、新しい顔つきを得るに違いない。黒いガーニッシュがまるで上下四隅にピンと張られたかのように配され、キラッと輝くメッキトリムがコの字を形成。
ユニークなのは、ヘッドランプがその外側に置かれることだ。結果的に押し出しが強く、かつワイドに構えた表情が作り出されるだろう。
お伝えしてきたとおり、次期デリカは2017年末のデビューが濃厚。メイン市場は国内のため、同年に開催される東京モーターショーで先行公開される公算が大きい。
※2016年3月22日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2017年12月
■全長x全幅x全高:4750x1795x1870(mm)
■搭載エンジン:2.5L 直4他
【関連リンク】
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