【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、ジュリエッタの買い時を見極める
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2013/07/19
http://www.sgt-date.com
ジュリエッタの中古車相場がやっとこなれてきた
いよいよアルファロメオ現行ジュリエッタがやって来た。いやもちろん新車としてはとっくの昔、2012年2月には日本にやって来ているわけだが、筆者が言うのは「中古車としてのジュリエッタ」がついにやって来た、ということである。
無論ジュリエッタの中古車自体も、新車の日本でのデビュー後すぐに登場している。しかしそれは正規ディーラーの元デモカーや登録済み未使用車、あるいは金満家の車好きが一番乗りに近い形で購入し、そしてちょっとだけ乗って「なるほど、いい車だねジュリエッタ。でももうボクはお腹いっぱいだ」的なニュアンスでとっとと手放した個体だった。
そういった中古ジュリエッタの価格は必然的に新車価格とそう大きな差がないため、あえて中古車として買う意義が見いだしにくいというか、「それならいっそ新車で、正規ディーラーでお殿様扱いされながら買いたい」と思ってしまうのが人情というものである。
だが、ここへ来てついに“いい塩梅にほどよく値落ちした中古ジュリエッタ”の流通量が増えはじめたのだ。
さらなる値落ちを待つよりも、旬なうちに乗るのが吉
典型的なパターンとしては、新車時価格358万円の「コンペティツィオーネ」の2012年式・走行1万km物件が、様々なオプション付きで車両価格320万円前後、支払総額で340万円前後といったところ。もちろんコンペティツィオーネ以外にも、より強力なエンジンを積む「クワドリフォリオヴェルデ」や廉価版の「スプリント」の中古車も、先に挙げた典型例と似たような値落ち率、似たような走行距離で数多く登場している。
だが「支払総額340万円前後か……まだちょっと高いな」と感じる人もいるだろう。その金銭感覚に筆者も異存はないが、しかし車や食べ物には「旬」というものがあることは考慮すべきだろう。あと数年も待てば、ジュリエッタもおそらく格安化はする。しかし旬の時期を逃し、そしてハードウェア的にもややズタボロとなったド中古ジュリエッタを(例えば)180万円で買うことが、本当に“得”なのだろうか?
それについての意見は分かれるところだろうが、少なくとも筆者は「新車で買えば何だかんだで400万円近くにはなる旬な車が、走行1万km程度で総額340万円ほど」というのは、十分お買い得ではないかと考える。
どこぞの予備校講師がテレビCMで言っているような感じで「ジュリエッタを中古で買うなら今この瞬間が適切であると、わたしは考える」と言いたいところだ。あの「○×でしょ!」というシンプルで有名なセリフは、今さら恥ずかしいので真似しないが。
ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
ほどよく値落ちしたジュリエッタ、旬なうちにどうですか?
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