オススメ銘柄 注目の車のなかから最もお得なグレードを導き出す|日刊カーセンサー

今週の注目銘柄:BMW 1シリーズ

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■クラス唯一のFRを採用するプレミアムコンパクトカー
BMW 1シリーズ|日刊カーセンサー
VWゴルフをはじめ、アウディA3、プジョー308といった欧州ブランドの主力車種がズラリ居並ぶCセグメント。BMWは2004年9月にその市場に満を持して1シリーズを投入した。

FF(前輪駆動)が主流の中、1シリーズはコンパクトカーで唯一のFR(後輪駆動)を採用している。前後重量配分も50:50を達成し、エントリーモデルながらBMWらしい走りは健在だ。エンジンは3種類で、1.6Lと2Lは直4、3Lは直6となる。ミッションは6MT(3L車のみ)もしくは6ATが組み合わされる。ボディタイプはハッチバックだけでなく、2008年2月に独立したトランクをもつ2ドアクーペを、翌3月には約22秒で開閉できる電動ソフトトップを採用した4シーターのカブリオレを追加、ラインナップを強化している。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■フルモデルチェンジ+年式代わりで大幅に値落ち
BMW 1シリーズ相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 3カ月前の平均価格が198万円。10月に行われたFMCの影響で12月には20万円近く値落ちしている
台数 それまで500台程度だったが、FMC直後から増え始めピークを迎えた年末には600台を超えており非常に豊富
距離 2.2万kmだった平均走行距離は2.3万kmに延びている。それほど多走行の物件は見られない
2004年9月に登場したBMW1シリーズは毎年何らかの改良が加えられているが、変更の大きかった年に絞って紹介する。2005年10月は3L直6エンジンを搭載した最上級モデルの130i Mスポーツを追加。同時に全グレードにMスポーツパッケージを設定。2007年5月は大幅な変更を行い外装はパンパーをはじめ、グリル、ヘッドライト回りのデザインを変更。内装もデザインや素材を変更している。同時にグレードが整理され118iが廃止となった。2010年5月は1.6Lおよび2Lエンジンがリーンバーン化され直噴システムおよび、希薄燃焼テクノロジーを採用、出力が約10%、燃費が約25%向上した。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■グレードによる価格差がなくなった初期モデルの120i
BMW 1シリーズ|日刊カーセンサー BMW 1シリーズ 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 106台 69万~296万円
新車時価格290万円スタートのBMW1シリーズ。登場した当時、売れ筋の3シリーズの全幅が1800mmを超えたため、立体駐車場を利用しているユーザーが1シリーズを購入するという話が多く聞かれた。そういった影響もあり中古車の流通台数は600台弱と非常に豊富。最安値は50万円台まで下がっており、59万~389万円と相場は幅広い。グレードで見ると1.6Lエンジンを搭載した廉価グレードの116iが最も多く、次いで118i、120iが続く。3Lエンジンを搭載した130iは台数が少ない。

狙いを定めるなら100万円台前半で狙えるようになった初期モデルの120iに。流通台数は116iに譲るものの、初期モデルの中古車相場を比較すると、新車時ほどの価格差がなくなっている。したがって装備が充実した120iを狙うのがベストな選択だ。
Text/萩原 文博