第148回 日産 ティーダ(現行型) 【おいしい中古車】
2010/10/08
■質感と実用性に秀でたコンパクトカー
コンパクトカーと聞くと、「小回りは利くけど、ちょっと狭いし高級感がないんだよなぁ」なんて思っている方も多いと思います。しかし、今回ご紹介する日産のティーダは別。高級感漂うインテリアと、クラスを超えた居住性がウリの一台なんです。しかも安く買えるのだから、企画のタイトルどおり、かなりおいしい中古車だと思います。ティーダが登場したのは、2004年9月のこと。最近では3ナンバーサイズのハッチバックも多いが、ティーダは全幅1695mmの5ナンバーサイズ。運転の苦手な方や狭い道を走る際も安心の大きさです。
↑エクステリアは、「スペーシャス(Spacious)&スパイシー(Spicy)」をテーマに、躍動感のある立体的でダイナミックなスタイリングを表現している(左右)
そしてティーダ最大のポイントとなるのが、インテリアの高級感と車内の広さでしょう。インテリアはソフトな素材をふんだんに使い、素材同士の質感を損うことなく組み合わせることで、高い品質感を実現しています。さすがにシーマ並みとまではいきませんが、コンパクトカーとは思えないほどの高い質感を誇ります。
シーマ並みどころか、シーマを超えているのがリアのニースペースです。もちろん普通の状態では勝てませんが、ティーダにはリアシートにスライド機構が付いていて、これが240mmもスライドできるので、シーマ以上のスペースが生まれるというわけです。シートもティアナクラスの大きさを採用しているため、ゆったり座ることができます。
手頃に狙えるマイナーチェンジ前のモデルのパワートレインは、エンジンが1.5Lと1.8Lの直4。ミッションは4ATとCVTで、4WDモデルはすべて4AT、1.8LモデルはすべてCVTになります。そして1.5LのFFはベースグレードのみは4ATで、それ以上のグレードにはCVTが装備されています。
↑質感の高いインテリアにゆったりしたリアシートは、居心地バツグン(左・中) 足回りには上級装備を採用し、優れた操縦安定性と快適な乗り心地を実現(右)
■修復歴なし、走行1.4万kmの中古車が49.9万円
さて、そんなティーダですが、50万円以下でもなかなか程度の良さそうな中古車が狙えます。例えば4ATよりちょっと燃費が良いCVTを搭載した上級グレードの15G。これの修復歴なし、走行1.4kmの中古車が49.9万円です。これほど程度の良さそうな中古車が50万円しないとは、調べていたボクもビックリでした。なにせ新車時の価格は172.2万円ですからね。現行型という点でもポイント高いです。しかも、この中古車に限った話ではなく、流通量が豊富にあるため、狙い目の中古車がゴロゴロしてるのも魅力です。
全国での流通台数は500台以上。たとえ狙っていた一台が売れてしまっても、似たような中古車がきっと見つかるはずです。そういった意味でも、この日産ティーダ、今が旬だと思います!
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
第148回 日産 ティーダ(現行型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
あわせて読みたい
- 【トヨタ タンクの中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
- 【試乗】新型 日産 ノート|市販モデルではプロトタイプのネガ部分が消え、スタビリティの高さが際立った
- 9年連続エンジン・オブ・ザ・イヤー2.0~2.5L部門賞を受賞した「2.5L直列5気筒TFSIエンジン」搭載の狙い目モデル3選
- 【試乗】新型 フォルクスワーゲン T-Cross│「TさいSUV」はハッチバックよりもどこが欲張りか? 実際に乗って考えた
- 今はもう中古車でしか味わえない高純度FR、国産を代表するミドルセダンのレクサス GS【Back to Sedan】
- 掲載率1%未満! 大人気コンパクトカーの2代目日産 ノートを狙うなら、激レアグレードも要チェック!
- 元教習指導員オススメ! 総額100万円以内で買える“脱ペーパードライバー”にぴったりなモデル【SUV編】
- 【試乗】新型 アウディ A1 スポーツバック│エントリークラスの常識を覆す数々の装備は、ハッチバックの可能性を大きなものに!
- 先々代ルノー ルーテシア ルノー・スポールは「フランス車好き」にとっては最後の楽園か?【NEXT EDGE CAR】
- 【名車への道】’11 アバルト 695 トリブート・フェラーリ