ヤフーとグーグルが検索サービス提携で兄弟関係!? 車でも同じような兄弟車が!【トレンドワードで中古車探し】
カテゴリー: クルマ
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2010/07/29
ヤフーとグーグルが検索エンジンサービスで提携!
この検索軸での代表的な車種はこちら
インターネットで検索をする際に、ヤフーやグーグルを利用される方が多いと思いますが、2010年7月27日に、そのヤフーから検索サービスでグーグルと提携するとの発表がありました。
国内で5割超の占有率を誇るヤフーと、4割近いグーグルが組むことは、国内のインターネット業界に大きな影響を与えることになります。検索エンジンのシェアがほぼ独占状態になるといっても過言ではありません。
具体的な提携の内容は、検索サービスでの技術提供のほかに、グーグルからヤフーへは広告表示システムの技術供給を。反対にヤフーからグーグルへは、ショッピングやオークションの値段や在庫などの最新情報が提供されます。これにより、一段と検索の精度が高まり、検索したキーワードに関係の深い広告が表示されやすくなります。
今回の提携の柱となる検索サービスでは、ヤフーがグーグルの検索エンジンを使用することになるので、言い換えればヤフーとグーグルが兄弟のような関係になるということ。実は自動車にも、このヤフーとグーグルと同じような関係性をもつ車があるのをご存じでしょうか?
それは一般的にはOEM車といい、俗に兄弟車などという呼ばれ方をしています。あるメーカーからあるメーカーへと、車名を変えて提供&供給されている車たちのことです。今回はそんな兄弟車と、その元となる本家モデルをご紹介します。
知っていれば選択肢に幅ができ、お得に中古車を購入できる可能性も
現在、カーセンサーnetに掲載されている兄弟車および、その本家モデルは約2万5000台。国産車のみで約40通りの組み合わせがあり、軽自動車が中心となっています。
軽自動車で販売台数の多い、御三家とも呼ばれているスズキワゴンR(ほかはダイハツムーヴとホンダライフ)にも、OEM車が存在します。OEMとして供給されているのはマツダで、AZ-ワゴンという名前で1994年にデビューしています。メーカーのエンブレム以外は、基本的にワゴンRと同じ車です。
現行型で4代目となるこのAZ-ワゴンですが、大きく異なる点は流通台数です。7月29日現在での掲載台数は、ワゴンRの約9500台に対し、AZ-ワゴンは約850台。本家ワゴンRの1割にもおよびません。
そんなAZ-ワゴンですが、購入を考える際に最大の利点になるのが相場です。現行モデルを例に挙げると、ワゴンRと比べ、平均価格で約5万円安くなっているんです。性能やデザインがほぼ同じにも関わらず、です。これはやはり、知名度や人気の差からこの価格差が生じているのでしょう。
ところがスズキパレットと日産ルークスでは、逆の現象が起こっています。本家のパレットに対し、兄弟車であるルークスのほうが平均価格で約16万円高。これにもちゃんと理由があり、フロントグリルやバンパーの外装とシートクロスやドアトリムなどの内装が異なるのです。特にシートクロスの部分には上質な素材を利用し、高級感が高められています。
このように、知れば車選びの幅が広がる兄弟車とその本家モデル。本家モデルが欲しいけど、予算が足りない。でも、兄弟車なら…なんてこともあるかもしれません。相場と合わせて比較することで、意外に“買い”な穴場的な中古車が見つかるかもしれませんよ!?