国際福祉機器展2016で福祉車両の最新事情をチェック!
カテゴリー: レース&イベント
タグ: トヨタ / 日産 / ホンダ / ダイハツ / ハッチバック / ミニバン / 軽自動車 / 女性向け / 男性向け / シニア向け / 高齢者向け / 家族向け / 福祉 / 送迎車 / フリード / スペイド / セレナ / ポルテ / タント
2016/10/14
車いす仕様車にハイブリッドカーが登場!
年に1回、最新の福祉車両をはじめ国内外の福祉機器が一堂に会する国際福祉機器展。今年も10月12日から14日の3日間、東京ビッグサイトで行われた。高齢の家族のために福祉車両を検討している人にとって、どんな福祉車両が登場しているのか、早速見ていこう。
会場で多くの人の注目を集めていたのが、デビューしたばかりのホンダ フリード+ ハイブリッドGの車いす仕様車だ。現状でスロープを使う車いす仕様車では唯一のハイブリッドカー。燃費数値は公表されていないが、車いすのまま家族を乗せて通院したい人にとってはうれしい選択肢が登場したことになる。
シートが2列目までしかないフリード+に対して、3列目シートもあるフリードには助手席や2列目の助手席側に回転&昇降シートを備えたモデルも用意された。ただし助手席の回転&昇降シート車にはハイブリッドの設定がなく、回転&昇降シートの位置によって乗車定員も異なるので選ぶ際に注意しよう。
日産も登場したてのセレナにリフトを使って車いすごと車内に乗せるタイプを用意。こちらにもハイブリッドカーが設定されている。セレナには助手席や2列目の回転&昇降シート車も用意された。さらに2017年春にはスロープを使った車いす仕様車も登場予定だ。こちらのグレード構成は現時点では不明だが、ハイブリッドカーを用意する可能性もある。
その他、例えばトヨタ ポルテ/スペイドは使い勝手を向上させた車いす収納装置に変更するなど、各社が細かな改良を加えていた。また福祉車両を購入するほどでは・・・・・・という人のために、自動車メーカーが高齢者のお出かけをサポートしてくれるオリジナル車内グッズも、従来よりもラインナップが増えている。
今年は新型車自体が少ないため新たな福祉車両の情報が少ないが、そもそも日本は自動車メーカーが福祉車両を開発するという、世界的にも希有な国。4年後には東京パラリンピックもあるだけに、福祉車両はさらに進化していくのは間違いないだろう。
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