首都高で起こる事故の削減を呼びかけているプロジェクト「東京スマートドライバー」が、8月1日(水)~9月30(日)の期間、「助手席スマートドライバー計画」を実施しています。 首都高では、渋滞などによる時速40km以下の低速走行時に、ドライバーの不注意による交通事故が増えることがわかっているようです。

長い渋滞が懸念されるお盆休みや大型連休などでのドライブ。同乗している家族や仲間が、ドライバーに対しサポートできることがあるのでは?と考えられたのがこの助手席スマートドライバー計画。渋滞のピーク月などのデータのほか、ドライブ時の「助手席スマートサポート5ヵ条」や「ドライバーズ体操」を公表しています。

助手席スマートサポート5ヵ条では、ドライバーの緊張やイライラを和らげる5つのサポートを提案。運転をほめてあげたり、声をかけてあげようという「ほめサポ」、ドライバーの顔をきちんと見て様子を伺ってあげようという「かおサポ」、両手がふさがっているドライバーにガムやアメを渡してあげようという「あげサポ」や、状況の変化を見てBGMを変えてあげるなどの「おとサポ」、ときおり肩をなでたり、もんだりしてみようという「なでサポ」。これだけでも、ドライバーの気持ちが和らぎそうですよね。

最近の「初心者ドライバーに関するレポート(ソニー損保調べ)」という調査で、助手席の人にされるとうれしい行動として「運転の補助をしてくれる(バックの誘導など)」「食べ物や飲み物を渡してくれる」「眠らずに話し相手になってくれる」「運転をねぎらってくれる」「聞きたい音楽やラジオをセットしてくれる」という結果がでています。ドライバーが助手席に座る人に頼りたいという気持ちが伺えます。“助手”とつくだけあり、助手席はドライバーの気持ちを左右する重要な位置にあるのかもしれませんね。

お盆休みも間近。車でのお出かけの際は、ぜひ「助手席スマートドライバー計画」を実践してみてください。ドライバーが集中力を保てる助けになることはもちろん、いつものお出かけよりも、車内が和やかになるかもしれませんよ。


助手席スマートドライバー計画
http://www.smartdriver.jp/jyosyuseki/



Text/カーセンサー編集部

助手席スマートドライバー計画

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