日産 セレナは安定感ある走りとプロパイロットでロングドライブに最適
2016/10/09

ミニバンらしい穏やかな挙動と良好な乗り心地
今年8月、約6年ぶりにフルモデルチェンジされたセレナ。同一車線での自動運転を行う「プロパイロット」が話題だが、むしろその副産物にも注目したい。それは良好な乗り心地である。
プロパイロットによる運転支援を行うため、路面の凹凸など何かしらの刺激に足回りが敏感に反応しないようなセッティングにされているのだ。これが奏功し、高速道路を走行した際も、横風に対しても車の動きが乱れるようなことはなかった。
もちろんこうしたセッティングは、快適性が重要なミニバンということも影響している。コーナーでは大きくロールするセッティングだが、反面、乗り心地は良い。強いて言えばリアがわずかにふらつくものの、これは本来多くの人数が乗るミニバンならではのもの。
つまり、ある程度の重量がかかった場合に合わせたセッティングになっているのだ。1人乗車ではなく、多人数乗車であれば安定感ある走りを見せてくれるだろう。
プロパイロットについては、試乗当日が雨だったこともありうまく動作しなかった。というのも、ワイパー作動時は機能しないように設定されているからだ。ただし間欠ワイパーであればその限りではない。
率直に言えば晴れや曇りの日用というわけだが、ロングドライブが多いミニバン、それも大衆的な価格設定のセレナに導入されたことは歓迎すべきだろう。家族旅行など、ドライバーの疲労が心配される場面で疲労軽減につながるからだ。
自動運転のみならず、ミニバンならではの快適性、利便性にこだわったセレナは、すなわちミニバンとしての基本的な機能にこだわった車といえる。例えば3列目のシートも、背もたれや座面の薄い他のミニバンに比べ、しっかりと厚みのあるものを使用している。大家族でのロングドライブにうってつけのモデルと言えるだろう。




【SPECIFICATIONS】
■グレード:ハイウェイスター
■乗車定員:8名
■エンジン種類:直列4気筒 DOHC ■総排気量:1997cc
■最高出力(ネット):110(150)/6000 [ kW(ps)/rpm]
■最大トルク(ネット):200(20.4)/4400 [N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:CVT
■モーター最高出力:1.9(2.6)[ kW(ps)]
■モーター最大トルク:48(4.9)[N・m(kgf・m)]
■全長×全幅×全高:4770×1740×1865(mm) ■ホイールベース:2860mm
■車両重量:1650kg
■車両価格:267.84万円(税込)
【関連リンク】
あわせて読みたい
新型VW パサートのセダン廃止に絶望した人に贈る「代わりこのプレミアムセダン、どうですか?」5選
アルファードが先代なら100万円台後半から狙える? トヨタの人気国産ミニバン、中古車価格や今オススメの買い方・選び方、新型モデルとの違いを解説!
トヨタ スープラ(A90型)生産終了の発表に絶望した人に贈る「代わりコレ、新車在庫がなくなったときに備えてどうですか?」5選
ケンドリック・ラマーの愛車 ビュイック GNXの中古車流通“0台”に絶望した人に贈る「このイケてる車、グラミー受賞ラッパー愛車モデルの代わりにどうですか?」5選
新型ローグ/エクストレイルPHEVは「日産再建計画」の肝となるか? 次期型について徹底予想!
R34スカイラインGT-Rの中古車価格2500万円に絶望した人に贈る「1/3以下で買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
最新型ノアとヴォクシーの違いは? 買うならどっち? 新車&中古車価格は?トヨタ4代目ノアヴォクを徹底比較!
Vクラスの中古車価格が約1年で110万円ダウン&200万円台後半から狙える! メルセデス・ベンツの人気ミニバン、今オススメの買い方・選び方は?
ディーゼル車とは? ガソリン車との違いやメリット・デメリット、人気中古車ランキング一覧TOP10を紹介!
4WD(四輪駆動)とは? オススメ車種一覧15選、2WDとの違いやメリットを解説!