革新と伝統の継承 “新アメリカン スーパーカー” シボレー コルベット【Car as Art !】
カテゴリー: シボレーの試乗レポート
2021/11/25
“カッコよさ”が最も大事なキーワード
スポーツカーってどんな車? そう尋ねると大抵、こんな答えが返ってくる。速い、運転が楽しい、そしてカッコいい。個人的には“カッコよさ”が最も大事なキーワードだと思っている(基準は人それぞれだけれど、速いも楽しいも同じこと)。
要するにカッコいい車はもうそれだけで速そうだし、性能も良さそうに見える。つまり歴史的に見て、高性能車が車のカッコよさの枠組みを決めてきた。
新たにスポーツカーを開発するというなら、とにかく高性能とカッコよさをまずは追求すればいい。けれども、コルベットのように歴史あるモデルの場合はそれだけではダメだ。半世紀以上の伝統があるがゆえに、“それらしく”見えなければならない。アストンマーティンのようなコルベットが出てきてもファンは喜ばない。
コルベットの歴史をたどれば、画期が一度あった。黎明期、C1からC2へのモデルチェンジ。オンデートなスタイルはすぐに鮮度が落ちる、ということで、C2で未来を採り入れた。スティングレイである。以来、コルベットは7世代目のC7までスティングレイスタイルを踏襲した。その時代に合ったスティングレイ的な解釈を表現してきたのだ。FR(フロントエンジン・リアドライブ)というパッケージを基本にしつつ。
ところが今回、C8へとモデルチェンジするに伴って、その基本というべきパッケージレイアウトを一転させた。ミッドシップとなったのだ。FRとミッドシップとではシルエットが全く異なる。果たしてミッドシップスタイルの車をコルベットらしく仕立てることはできるのか。
恐らくシボレーのデザイナーたちは、フェラーリのミッドシップモデル(例えば、F8トリブート)とFRモデル(例えば、ポルトフィーノ)との関係性を参考にしたのではないか。フェイスとテールランプまわり、そしてキャラクターラインに共通性をもたせることで、少なくともファミリーであることを表現できると。
果たしてC8コルベットは、C7やそれ以前のモデルに比べて、全く違うフォルムとまるで異なるディテールをもちつつも、どこからどう見てもコルベットに見えるというエクステリアデザインを実現した。
それどころか、シボレーファミリーにもちゃんと見える。ややラインビジーでアグレッシブにすぎるな点もC7やカマロと関連を考えれば正統だ。個人的には、もう1世代前の柔らかな雰囲気でミッドシップをスタイリングしてほしかったけれど。
"らしさ"の演出が重要なエクステリアに対して、インテリアは挑戦できる。むしろ、今の時代は個性と新鮮味、未来感が重要だ。
C8コルベットのインテリアはちょっと使い勝手は悪いものの、独創的で人を驚かせる。オーナーにしてみれば、隣に乗せる人をアッと言わせることができる。高級スポーツカーのインテリアデザインには、走るための機能に加えて、ちょっとした優越感も重要だ。C8コルベットのインテリアは今のところ、唯一無二のデザインである。
▼検索条件
シボレー コルベット(2020年~)×全国【試乗車 諸元・スペック表】
●シボレー コルベット 2LT
型式 | 不明 | 最小回転半径 | -m |
---|---|---|---|
駆動方式 | MR | 全長×全幅×全高 | 4.63m×1.94m×1.22m |
ドア数 | 2 | ホイールベース | 2.73m |
ミッション | 8AT | 前トレッド/後トレッド | 1.63m/1.57m |
AI-SHIFT | - | 室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
4WS | - | 車両重量 | 1670kg |
シート列数 | 1 | 最大積載量 | -kg |
乗車定員 | 2名 | 車両総重量 | -kg |
ミッション位置 | コラム | 最低地上高 | -m |
マニュアルモード | ◯ | ||
標準色 |
トーチレッド、アークティックホワイト、ゼウスブロンズメタリック、シャドーグレーメタリック |
||
オプション色 |
アクセラレートイエローメタリック、ラピッドブルー |
||
掲載コメント |
- |
型式 | 不明 |
---|---|
駆動方式 | MR |
ドア数 | 2 |
ミッション | 8AT |
AI-SHIFT | - |
4WS | - |
標準色 | トーチレッド、アークティックホワイト、ゼウスブロンズメタリック、シャドーグレーメタリック |
オプション色 | アクセラレートイエローメタリック、ラピッドブルー |
シート列数 | 1 |
乗車定員 | 2名 |
ミッション 位置 |
コラム |
マニュアル モード |
◯ |
最小回転半径 | -m |
全長×全幅× 全高 |
4.63m×1.94m×1.22m |
ホイール ベース |
2.73m |
前トレッド/ 後トレッド |
1.63m/1.57m |
室内(全長×全幅×全高) | -m×-m×-m |
車両重量 | 1670kg |
最大積載量 | -kg |
車両総重量 | -kg |
最低地上高 | -m |
掲載用コメント | - |
エンジン型式 | LT2 | 環境対策エンジン | - |
---|---|---|---|
種類 | V型8気筒OHV | 使用燃料 | ハイオク |
過給器 | - | 燃料タンク容量 | 70リットル |
可変気筒装置 | ◯ | 燃費(10.15モード) | -km/L |
総排気量 | 6153cc | 燃費(WLTCモード) | - |
燃費基準達成 | - | ||
最高出力 | 502ps | 最大トルク/回転数 n・m(kg・m)/rpm |
637(65)/5150 |
エンジン型式 | LT2 |
---|---|
種類 | V型8気筒OHV |
過給器 | - |
可変気筒装置 | ◯ |
総排気量 | 6153cc |
最高出力 | 502ps |
最大トルク/ 回転数n・m(kg・m)/rpm |
637(65)/5150 |
環境対策エンジン | - |
使用燃料 | ハイオク |
燃料タンク容量 | 70リットル |
燃費(10.15モード) | -km/L |
燃費(WLTCモード) | -km/L |
燃費基準達成 | - |