プジョー 207 【ニューモデル】
カテゴリー: プジョーの試乗レポート
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2007/05/11
軽快さは残しつつ、ちょっぴり硬めになった“猫足”
◆テスト車両:207GT 264万円
207シエロ 264万円
■主要諸元:207 GT
●駆動方式:FF
●トランスミッション:5MT
●全長4030×全幅1750×全高1470㎜
●ホイールベース:2540㎜
●車両重量:1270㎏
●乗車定員:5人
●エンジン種類:直4DOHC+ターボ
●総排気量:1598㏄
●最高出力:110kW(150ps)/5800rpm
●最大トルク:240N・m(24.5kg-m)/1400~3500rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:50L
●10・15モード燃費:12.6㎞/L
●タイヤサイズ:205/45R17
◆コンセプト
先代をしのぐ高性能化と豊富なバリエーション
世界累計で600万台を売り上げたプジョーの大ヒットモデル、206の後継として登場した207。8年ぶりとなった今回のモデルチェンジでは、全長で195㎜、全幅で80㎜、ホイールベースで100㎜拡大、小柄な206の雰囲気から一転、かなりマッチョになった印象です。
今回登場したのは、1.6LのNAエンジンに4ATを組み合わせたベーシックモデルの207と豪華版のシエロ、1.6Lのターボエンジンに5MTを組み合わせたGTの3モデル。今秋にはCC(GT仕様も)とGTi、来年以降にはSWも登場する予定。ミニやゴルフといったライバルを見据え、ハイパフォーマンス化と豊富なバリエーション展開に力を入れたのも207の特徴です。ボディカラーも小粋でカラフルな全11色が揃っています。
◆室内&荷室空間
ガラスルーフと上質な香りが作り出すエレガント空間
206と比べ、室内幅で105㎜、室内高で50㎜拡大された207のキャビンは、シエロとGTに標準設定されたパノラミックガラスルーフとの組み合わせで、より広い室内空間を演出。室内側には、手動のサンシェードが装備されているので、お好みで明るさを調節できるのもいい。
さらに両グレードには、白いアクセントステッチがあしらわれたハーフレザーシートが標準装備され、上品な印象に。ラゲージスペースも206に比べ10%も増加、左右幅はベビーカーを横置きしてもまだ余裕があり、ママユーザーにとっても、使い勝手のいいサイズ。また、本場おフランスで調合された7種類のパフュームを室内で楽しめるパフュームディフューザーを装備。女性ユーザーもメロメロの一台です。
◆ドライブフィール
パワフル&軽快な走りが魅力のスポーティコンパクト
試乗したのは、NAエンジンで120psのシエロ、ターボエンジンで150psのGTの2グレード。パワーユニットはBMWとの共同開発によるもので、基本的には新型ミニと同じもの。どちらも低速からググッとパワーがあふれ出し、坂道でもストレスなくスムーズに加速していく心地よさがたまらない。足回りは、伝統の猫足というより若干硬めのセッティング。コーナーをスッスと切り込んでいけるクイックな操舵感とあいまって、全体的にスポーティな印象。
個人的には、クラッチの軽さには慣れが必要だと感じたものの、MTの軽快な操作感と、プラス30馬力のパワフルな走りが気に入り、「GTならこのままどこまでも走っていきい!」と思ってしまったほど。かなりイイです。
◆こんな人にオススメ
ミニやゴルフなど、ライバル車のハイパフォーマンス化という背景もあり、GTやGTiといったスポーティモデルの導入で、「脱奥様グルマ」を狙った感じ。206の後継として街乗りでも過不足ない足としての役割を果たしつつも、よりコアな車好きにも存分に楽しんでもらえる車に仕上がっていると思いますね。
【プジョー 207のカタログを見る】
(Tester/スーザン史子 Photo/尾形和美)
◆テスト車両:207GT 264万円
207シエロ 264万円
■主要諸元:207 GT
●駆動方式:FF
●トランスミッション:5MT
●全長4030×全幅1750×全高1470㎜
●ホイールベース:2540㎜
●車両重量:1270㎏
●乗車定員:5人
●エンジン種類:直4DOHC+ターボ
●総排気量:1598㏄
●最高出力:110kW(150ps)/5800rpm
●最大トルク:240N・m(24.5kg-m)/1400~3500rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:50L
●10・15モード燃費:12.6㎞/L
●タイヤサイズ:205/45R17
◆コンセプト
先代をしのぐ高性能化と豊富なバリエーション
世界累計で600万台を売り上げたプジョーの大ヒットモデル、206の後継として登場した207。8年ぶりとなった今回のモデルチェンジでは、全長で195㎜、全幅で80㎜、ホイールベースで100㎜拡大、小柄な206の雰囲気から一転、かなりマッチョになった印象です。
今回登場したのは、1.6LのNAエンジンに4ATを組み合わせたベーシックモデルの207と豪華版のシエロ、1.6Lのターボエンジンに5MTを組み合わせたGTの3モデル。今秋にはCC(GT仕様も)とGTi、来年以降にはSWも登場する予定。ミニやゴルフといったライバルを見据え、ハイパフォーマンス化と豊富なバリエーション展開に力を入れたのも207の特徴です。ボディカラーも小粋でカラフルな全11色が揃っています。
◆室内&荷室空間
ガラスルーフと上質な香りが作り出すエレガント空間
206と比べ、室内幅で105㎜、室内高で50㎜拡大された207のキャビンは、シエロとGTに標準設定されたパノラミックガラスルーフとの組み合わせで、より広い室内空間を演出。室内側には、手動のサンシェードが装備されているので、お好みで明るさを調節できるのもいい。
さらに両グレードには、白いアクセントステッチがあしらわれたハーフレザーシートが標準装備され、上品な印象に。ラゲージスペースも206に比べ10%も増加、左右幅はベビーカーを横置きしてもまだ余裕があり、ママユーザーにとっても、使い勝手のいいサイズ。また、本場おフランスで調合された7種類のパフュームを室内で楽しめるパフュームディフューザーを装備。女性ユーザーもメロメロの一台です。
◆ドライブフィール
パワフル&軽快な走りが魅力のスポーティコンパクト
試乗したのは、NAエンジンで120psのシエロ、ターボエンジンで150psのGTの2グレード。パワーユニットはBMWとの共同開発によるもので、基本的には新型ミニと同じもの。どちらも低速からググッとパワーがあふれ出し、坂道でもストレスなくスムーズに加速していく心地よさがたまらない。足回りは、伝統の猫足というより若干硬めのセッティング。コーナーをスッスと切り込んでいけるクイックな操舵感とあいまって、全体的にスポーティな印象。
個人的には、クラッチの軽さには慣れが必要だと感じたものの、MTの軽快な操作感と、プラス30馬力のパワフルな走りが気に入り、「GTならこのままどこまでも走っていきい!」と思ってしまったほど。かなりイイです。
◆こんな人にオススメ
ミニやゴルフなど、ライバル車のハイパフォーマンス化という背景もあり、GTやGTiといったスポーティモデルの導入で、「脱奥様グルマ」を狙った感じ。206の後継として街乗りでも過不足ない足としての役割を果たしつつも、よりコアな車好きにも存分に楽しんでもらえる車に仕上がっていると思いますね。
【プジョー 207のカタログを見る】
プジョー 207 【ニューモデル】/試乗レポート