ビスカスLSD 【びすかす・える・えす・でぃー】
2008/04/08
ビスカスLSD(びすかす・える・えす・でぃー)/[足回り]
高粘度シリコンオイルが封入されたビスカスカップリング(ビスカス)を利用したLSD(Limited Slip Differential:リミテッド・スリップ・デファレンシャル=差動制限装置)のこと。ビスカスは流体クラッチの一種で、入力側と出力側の回転差が大きい状態が続くと、高粘度シリコンオイルの発熱による体積膨張が起こり、内部のプレート同士が接触し、高い摩擦トルクを発生する。
デファレンシャルギアは通常、旋回中の内側と外側のタイヤで発生する速度差を吸収する働きをするが、一方のタイヤがスリップしやすい状況になると、そのタイヤにより力を伝達し、空転させてしまう欠点がある。この特性を制御するのがLSDで、ビスカスLSDは差動制限への移行がスムーズなため、純正装着されることも多い。
例えば急なコーナーをハイスピードで曲がろうとすると、内側のタイヤがスリップしやすくなり、回転差が大きくなる。これをビスカスLSDによって制御することで、スピードを保ったまま安定した走行が可能になるため、スポーツ走行に適している。
デファレンシャルギアは通常、旋回中の内側と外側のタイヤで発生する速度差を吸収する働きをするが、一方のタイヤがスリップしやすい状況になると、そのタイヤにより力を伝達し、空転させてしまう欠点がある。この特性を制御するのがLSDで、ビスカスLSDは差動制限への移行がスムーズなため、純正装着されることも多い。
例えば急なコーナーをハイスピードで曲がろうとすると、内側のタイヤがスリップしやすくなり、回転差が大きくなる。これをビスカスLSDによって制御することで、スピードを保ったまま安定した走行が可能になるため、スポーツ走行に適している。
ビスカスLSD 【びすかす・える・えす・でぃー】/自動車なんでも用語集