アストンマーティン、ブランド第2世紀の道程を定める
カテゴリー: アストンマーティンのニュース
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2015/03/04
• アストンマーティンVulcanとVantage GT3スペシャルエディションを公開
• 抜本的な製品ラインナップの一新と拡大を予定
2015年3月3日、ゲイドン:
アストンマーティンは、第85回ジュネーブ国際モーターショーにニューモデルを含む製品ラインナップを出展、最高経営責任者(CEO)のDr アンディ・パーマー率いる英国のラグジュアリーブランドは、確かな自信とともに来るべき未来に向けて大胆な一歩を踏み出すことを確認しました。
本日、全世界に向けて公開されたアストンマーティンDBXコンセプトには、ブランド・コンセプトの重要な変化が見て取れます。Dr パーマーは、製品開発担当チームに対して、ハイラグジュアリーGTセグメントを改めて定義し、今後に向けてその可能性を拡大する製品の開発を要請しました。
Dr パーマーは、次のように述べています。「本年のジュネーブショーは、アストンマーティン社内で今まさに起ころうとしている革命を皆さまにお知らせする初の機会です。我々はその革命を“第2世紀”と呼んでいます。」
「サーキット専用のニューモデル、アストンマーティンVulcanと、ロードカーのVantage GT3スペシャルエディションには、アストンマーティンの直近の未来が現れています。エキサイティングなDBXコンセプトは、ハイラグジュアリーGTセグメントの可能性と今後の発展進化の姿を、アストンマーティンとして初めて、皆さまに表明する機会を与えてくれました。」
さらにDr パーマーは、DBXコンセプトについて、以下のように言及しました。「DBXコンセプトは、アストンマーティンが考える“可能性の美学”を表現しています。DBXは、一部の方々にはチャレンジングである、あるいは革命的だと映るかもしれませんが、SFカーではありません。本日、アストンマーティンが将来的にDBXのような製品をお届けすることを確認いたします。」
未来に目を向けて
先週、CEO就任後150日に達したDr パーマーは、アストンマーティンCEOとして初めて迎える主要モーターショーにおいて、創業102年を迎えるブランドが今後も成長と発展を続けるための包括的な戦略を紹介しました。企業として第2世紀を迎えるにあたり、将来の安定と成功を約束する戦略について、Dr パーマーは、製品開発上および組織体制上の計画を詳しく説明しました。
Dr パーマーは、シンガポールにアジア太平洋地域を統括する新しいオフィスを、日本には新たな現地法人をそれぞれ開設し、地域オフィス体制を強化すること、およびフランクフルトの地域ヘッドクオーターズを通じてヨーロッパにおけるブランド・プレゼンスの向上を図ることを表明しました。
アストンマーティンは、今後も世界的な市場カバー率を高められるよう、段階的な市場拡大に対する投資を継続します。アストンマーティンは、現在、155拠点のトップクラス・ディーラー・パートナーを通じて、45の市場に製品とサービスをお届けしています。
ジュネーブショーでは、Lagonda Tarafスーパーサルーンを中東以外の市場にも拡張する重要なニュースが発表されました。Dr パーマーは、この新しいラグジュアリーサルーンを欧州連合(EU)およびEUレギュレーションに準拠する市場でも販売することを表明しました。また、英国をはじめとする右ハンドル車市場に対応するLagonda Tarafの設定も明言しています。
ビスポークの煌めき
アストンマーティンは、本年、すでに好評を博しているビスポーク・パーソナリゼーション・サービスであるQ by Aston Martinを拡充し、スペシャル・プロダクト部門との一体化を図ります。この新ビジネスユニットは、唯一無二のインテリアの創造はもちろん、次期ジェームズ・ボンド映画に登場するDB10の製作も担当します。
ゲイドン製スポーツカーの多くに、Q by Aston Martinの手になるデザイン・エレメントが装着されています。いっそうのパーソナライズド・サービスを目指すアストンマーティンにおいて、この部門にも新たな成長の機会が待っています。
Dr パーマーは、次のように結んでいます。「どの業界にも“新時代”という言葉に反応して、単なる誇大宣伝だと懐疑的な目を向ける人々がいるものです。しかしながら、本日、ジュネーブで展示した車両に目を向けても、英国や世界各国で実行中の業務を通じてアストンマーティン・ビジネスに新たな手法や設備が追加され、エキサイティングな時代を目指しているという事実を見ても、アストンマーティンの“新時代”には、その言葉以上の意義が存在していることをご理解いただけるはずです。」
「アストンマーティンには、102年間ラグジュアリー・スポーツカーを製作してきたという確かなヘリテージが存在します。加えて、お客様を再びアストンマーティンの流儀の中心にお迎えするためにエキサイティングな戦略を策定しています。アストンマーティンは、今後もラグジュアリービジネス・ブランドとして輝きを放ち続けると確信しています。」