▲チャイルドシート ▲チャイルドシート



1960年代初頭から、自動車メーカーとして初めてチャイルドシートの衝突試験を行い、業界をリードし続けてきたボルボ・カーズは、この度デザイン性、快適性、利便性を高めた新しいチャイルドシートを3種類発売します。

ボルボはチャイルドセーフティのパイオニアとして、チャイルドシートの開発、保護者に向けた分かりやすい装着方法と正しい使用方法についてのマニュアルの提供など、子供の安全を考えた積極的な取り組みを行ってまいりました。

「車内での子どもの安全は、多くの人にとって複雑で気がつきにくい問題です。ボルボは長年にわたり、チャイルドシートの必要性や正しい装着方法に関するガイドラインを提供してきました。」とボルボセーフティセンターでシニアテクニカルリーダーを務めるロッタ・ヤコブソン博士は述べました。

チャイルドシートの正しい装着方法と操作方法を大人に理解させることと、子供をきちんと座らせておくことは全く別のことであり、その違いは子どもが大きくなるとより明確なものとなります。

「私たちは、車で移動する際に、子どもの体格や年齢に応じた、可能な限り最も安全な乗車方法が選択されることを重視しています。少なくとも3~4歳までは、子供を後ろ向きに座らせる必要があります。その後も、身長140 cmまでの子供には、チャイルドシートやブースタークッションが必須となります。後ろ向きシートの安全性については疑問の余地がないのですが、多くの保護者が早い時期から子どもを前向きに座らせてしまっているのが実情です。その理由のひとつに挙げられるのが快適性の問題です。足元のスペースが十分でないために子供がぐずったり、チャイルドシートの生地が蒸れて暑がったりするためです。」とロッタ・ヤコブソン博士は説明します。

新型チャイルドシートは、通気性と快適性に優れたウール80%の生地を採用することで、滑らかな手触りと優れた耐久性を実現し、気温に左右されず高い性能を発揮します。またデザインをスリム化し、足元のスペースを広げて快適性を高めています。

「ボルボの新しい後ろ向きチャイルドシートは、お子様には高い快適性を提供し、ご両親にはお子様を長時間後ろ向きに座らせ続けることへの抵抗感を減らします。これはチャイルドセーフティ全般に良い影響を与えると同時に、『2020年までに新しいボルボ車での死者や重傷者をゼロに』という理念「Vision2020」の実現に貢献します。」とロッタ・ヤコブソン博士は説明しています。

今回発売されるチャイルドシートは、さまざまな年齢・体格のお子様に対応した設計になっています。

・新生児用シート:後ろ向き(体重13kg以下、または生後9カ月まで)
・チャイルドシート:後ろ向き(生後9カ月から6歳まで。3~4歳まではご使用いただくことを推奨します)
・ブースターシート:前向き(後ろ向きシートには大きすぎる3~10歳向け)

ボルボは今後も、子どもたちが後ろ向きチャイルドシートに座ることの大切さを強く主張し続けていきます。

新型チャイルドシートは、世界有数のチャイルドシートメーカーBritax-Romer(ブリタックス・レーマー)社とともに開発し、ボルボ・セーフティ・センター(スウェーデン・ヨーテボリ)で試験され、日本には2016年後半より発売される予定です。

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2015年のボルボ・カー・グループ


2015年会計年度において、ボルボ・カー・グループは66億2,000万クローナ(2014年度は21億2,800万クローナ)の営業利益を計上しました。同年度の収入は1,640億4,300万クローナ(1,375億9,000万クローナ)でした。2015年度の世界の販売台数は過去最高の50万3,127台に達し、2014年度と比較して8%増となりました。この最高の販売台数と営業利益は、ボルボ・カー・グループの世界での改革プランへの継続投資に道を開くことになりました。