東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015シリーズ第9戦を、鈴鹿サーキット(三重県)にて2015年8月29日(土)、30日(日)に開催いたします。

PCCJの2015シリーズは全10戦のうち8戦までを終了。オーバーオールは#15元嶋佑弥が開幕8連勝、ジェントルマンクラスは#7武井真司が5勝をあげ、それぞれランキングトップを走っており、両クラスとも第9戦でシリーズチャンピオンが決まる可能性がある。

第8戦(富士)終了後、ふたりは鈴鹿に向けて、「好きなコースなので、自信を持って臨む」(元嶋)、「鈴鹿のほうが得意なので、ぶっちぎりで勝ちたい」(武井)というコメントを残しており、自信を隠さない。もちろん、可能性が残されている限り、近藤や久保、ジェントルマンクラスはランキング2位#25内山清士、同3位#2田島剛、同4位#77浜崎大、同5位#24剛覇矢人、同6位#37久保田克昭らも、諦めずに攻めの走りに徹することが予想される。特に近藤と久保はここまで元嶋のテールを見ながらチェッカーを受けてきた。是が非でも連勝を止めにくるだろう。いずれにしても、ふたりがタイトルを決めるのか、追う者が意地を見せて最終戦のF1日本GPサポートレース(鈴鹿)までタイトル決定を持ち込ませるのか、そこが最大の見どころとなる。また、ここまでいまひとつ満足したリザルトを残せていないドライバーも鈴鹿での表彰台を狙っているはず。各ドライバーの思惑が交差する熱い戦いが期待される。

約1年ぶりとなる鈴鹿ラウンドはSUPER GTとの併催となる。鈴鹿サーキット(全長5.807km)はF1日本グランプリの開催コースとしても知られ、F1ドライバーからファンレーサーまで人気が高い。その理由は「攻略しがいのある難しいレイアウト」だ。立体交差を設けた8の字型のレイアウトにより、コーナーは左右のどちらかに偏ることなく均等に配置され、2本のロングストレート、S字コーナー、ヘアピン、130R、シケインなどバラエティに富む。主なオーバーテイクポイントはメインストレートからの1コーナーへの進入と、130Rを抜けたストレートからのシケイン進入だが、ヘアピンやスプーンコーナーなどでも仕掛けが見られる。S字コーナーはリズムよく走り抜けることができないと、そのあとの走りのリズムを崩しやすいとも言われている。ここ鈴鹿でRR(リヤエンジン・リヤ駆動)のマシン特性を巧みに操り、460psのパワーを存分に発揮するのは決して容易いことではない。2015年シーズン終盤にして今季最初の鈴鹿戦。カレラカップパイロットの腕の見せどころとなる。

鈴鹿大会のスケジュールは、専有走行が8月28日(金)9:30-10:00、11:10-11:40の2回。公式予選は8月29日(土)13:45-14:15。第9戦決勝レース(10周 or 30分)は8月30日(日)9:15から、それぞれ開始予定となっている。