VWはモデルラインナップを拡大し、アバンギャルドなグランツーリズモ、新型「Arteon」 を追加します。「Passat」より上に位置づけられる「Arteon」は、ジュネーブモーター ショー(3/9~19)で世界初公開します。VWのデザイン部門を統括するクラウス ビショフ(Klaus Bischoff)は、「Arteonは、伝統的なスポーツカーのデザイン要素、 ファストバック*のエレガントなスタイルと広い空間を融合させています。このクルマは、 人々の感性と理性に同時に訴えかける、アバンギャルドなビジネスクラスのグラン ツーリズモです。」と述べています。

▲Photo:Arteon Elegance ▲Photo:Arteon Elegance


グランツーリズモ

エクステリアデザインを担当したトビアス シュールマン(Tobias Suhlmann)は、「Arteon のアスリートのようなボディラインは、とても機能的な全体コンセプトを具現したもの です。ここでは形態と機能が先進的な方法で巧みに融合しています。伝統的な サルーンとは異なり、このグランツーリズモは、ロングホイールベース、クーペのような ファストバックデザイン、大型リヤハッチによって、サルーンを上回る空間と柔軟性を 提供します。」と述べています。5シーターの「Arteon」は、洗練され、エレガントな デザインと先進技術を備えた5ドアファストバックモデルを求める人々にとって、 理想的な選択肢になるでしょう。

完璧なプロポーション

「Arteon」は、MQB(モジュラー トランスバース マトリックス)を基本に設計されました。 トランスバースとは、フロントにエンジンを横置きにすることを意味します。フロントとリヤ アクスルの間は、2,841mmもの長いホイールベースを確保しています。したがって、 この全長(4,862mm)のファストバックモデルのフロントとリヤオーバーハングは、短く なっています。「Arteon」の全幅と全高は、それぞれ1,871mmと1,427mmで、 これらの寸法から生まれるプロポーションは、とてもダイナミックで、フォルクスワーゲンの デザイナーは、これを視覚的なスタート地点に定めました。

▲Photo: Arteon R-Line ▲Photo: Arteon R-Line


カリスマ性を感じさせる「Arteon」のダイナミズム

カリスマ性を感じさせる「Arteon」のエクステリアデザインの中で、ひときわ重要性が 高いのは、まったく新しいデザインになったフロント部分でしょう。その大きな特徴は、 車両前方と左右フェンダーまで伸びたボンネットと全幅いっぱいに広がるラジエーター グリルです。標準装備のLEDヘッドライトとデイタイムランニングライトは、ラジエーター グリルとボンネットに施されたクロームメッキのクロスバーと組み合わされます。この結果、 高性能スポーツカーを彷彿とさせるフロントデザインが完成しました。

純粋なスポーツカーの定義

リヤショルダー周辺の魅力的でパワフルな部分と力強いフェンダー、盛り上がった ホイールアーチと大口径の20インチアルミホイールは、スポーツカーと同じ流儀で デザインされています。フロントとリヤアクスルの間にあるウェストラインのシルエットにも 純粋なスポーツカーの流儀が見て取れます。

「Passat」、「Arteon」、「Phideon」

「Arteon」はVWモデルラインナップの中で、「Passat」(世界各国で販売する全ての 「Passat」を含む)よりも上に位置づけられます。中国専用車「Phideon(フィデオン)」 は、「Arteon」よりもひとつ上のモデルとなります。「Arteon」はドイツのエムデン工場で 生産されます。エムデンは積出し港に近く、世界のさまざまな市場でデビューする 「Arteon」にとって、理想的な製造拠点といえます。「Arteon」は、まず6月中旬に ドイツ市場で納車がはじまり、欧州の一部の国向けの予約注文は、ジュネーブでの ワールドプレミア直後から受付を開始します。

革新的、経済的、日常ユーに完璧に対応

「Arteon」は、“グランツーリズモ”コンセプトを再解釈し、アバンギャルドなデザイン、 高いスポーツ性、卓越した柔軟性、広々とした空間を組み合わせています。その他、 あらゆるカテゴリーで好意的に評価されるポイントとして、ゆとりあるリヤレッグスペース と563~1,557リットルにおよぶ広大なラゲージスペースが挙げられます。一方、 技術面に目を移すと、「Arteon」は6つの大変高率的なエンジン(最高出力: *110kW/150PS~1 206kW/280PS)を搭載し、前輪駆動、4輪駆動、デジタル ディスプレイ/コントロールを採用しています。さらにアクティブインフォ ディスプレイ (フルデジタル/プログラマブル インストルメント)、ヘッドアップ ディスプレイ、新しい 9.2インチガラススクリーン/ジェスチャーコントロール付きの新しい“Discover Pro” インフォテインメント システムを装着しています。

インタラクティブな未来型アシスタンスシステム

「Arteon」に採用した革新的なドライバーアシスタンス/コンビニエンスシステムは、 そのアバンギャルドなコンセプトと見事にマッチしています。3つの新技術がこの事実を 裏付けています。最新世代のアダプティブクルーズコントロール(ACC)は、制限速度、 ルート情報などのデータを取り込み、それに応じて自動的に車速を制御します。 プレディクティブ(予測)ビーム付きの新しいダイナミックコーナリングライトは、ナビの GPS機能と道路データを活用、コーナーへの接近を検知し、ドライバーが実際に コーナーに向かってハンドルを操作する前に進行方向を予測して路面を照らします。 第2世代に進化したエマージェンシーアシストシステムは、これまで以上に安全に 貢献します。ドライバーに何かしら健康上の理由による緊急事態が発生し、車両を 制御できなくなると、システムの制御範囲内で車速を低下させるだけでなく、後方の 交通状況が許すかぎり、車両を低速車線に移動させる機能が追加されました。

パーソナリゼーションの可能性を切り拓く3つの装備グレード

「Arteon」は、進歩的なコンセプトに基づきながらも魅力的な価格を実現しています。 高品質なベース仕様に加え、「Elegance(エレガンス)」と「R-Line(R-ライン)」という 2つのグレードが設定されています。その名称は、装備の内容を反映しています。 「Elegance」の基本構成は、プレミアムクラスの装備とスタイルに焦点が当てられる 一方で、「R-Line」では典型的なフォルクスワーゲンの「R-Line」として基本的な車両 構成にスポーティな性格が加わっています。3つの装備グレードをベースにファスト バック モデルを個性的に演出できます。オプション装備にはパノラマスライディング ルーフ、3ゾーンフルオートエアコン(空気品質センサーとアレルゲンフィルター付きの Air Care Climatronic)、マッサージ機能付きフロントシート、ヒーター付きステアリング ホイール、ツートーンのナパレザーインテリアなどが設定されています。

*150~1 280PSの6タイプのエンジン

「Arteon」はデビュー時点で、6タイプの直噴ターボエンジンを搭載しています。 すべてのエンジンは4気筒です。ガソリン(TSI)およびディーゼル(TDI)ともに、ベース 仕様と中間仕様は最高出力が同一となり、それぞれ*110kW/150PSと *140kW/190PSです。もっともパワフルなTSIの最高出力は1 206kW/280PSで、TDIは2 176kW/240PSとなります。ベース仕様のガソリンエンジン*1.5 TSI Evoは、 完全な新設計です。気筒休止システムのアクティブシリンダーマネージメント(ACT) などの先進技術により、大変優れた効率を誇ります。

主な特徴「Arteon」に関するコメント

フォルクスワーゲン乗用車ブランド、開発担当取締役
Dr.フランク ウヴェルシュ

「VWは、Arteonに新世代のドライバーアシスタンスシステムを採用しました。これには、 新たな進化を遂げたエマージェンシーアシストも含まれます。今までこのシステムは、 ドライバーに何かしら健康上の理由による緊急事態が発生し、車両を制御できなく なると、クルマを自動的に停止させることができました。進化したエマージェンシー アシストは、これに加え、システムの制御範囲内で自動的に車線変更します。」

フォルクスワーゲン乗用車ブランド、営業・マーケティングアフターセルス担当取締役
ユルゲン シュタックマン

「Arteonは、VWブランドの新しいトップモデルです。VWの新しい製品構成と、新たに 設定した「Elegance」と「R-Line」により、お客様の高い要求にお応えします。」

フォルクスワーゲン乗用車ブランド、チーフデザイナー
クラウス ビショフ

「Arteonは、伝統的なスポーツカーのデザイン要素、ファストバックのエレガントな スタイルと広い空間を融合させています。このクルマは、人々の感性と理性に同時に 訴えかける、アバンギャルドなビジネスクラスグランツーリズモです。」

「 Arteon」プロダクトライン責任者
Dr.エルマー-マリウス リヒャルツ

「Arteonの魅力はエレガントで個性的なデザインだけに由来するものではありません。 その技術は、とても高い水準に達し、競合を大幅に上回る空間を提供している事も 大きな魅力です。Arteonは、このセグメントに新たなベンチマークを打ち立てました。」

エクステリアデザイン360°の情熱
「Arteon」のデザインはフロントから始まる ―クラスを越えるデザイン―

「Arteon」のフロントを見れば、スポーツカーとサルーンを融合したダイナミックなグラン ツーリズモという第一印象を持つでしょう。しかし細部に注目したとたん、表情豊かで 論理的、調和が取れ、精密なデザインがそこに存在することが明確に分かります。 優れたデザインというのは決して偶然の産物ではなく、創造性、精密性、高レベルの 手工芸が組み合わされた結果です。カーデザインではたとえ息を呑むようなアイデア であっても工業的に製造可能か否かという課題も存在します。「Arteon」はこれらの デザインの指標が一体となった、クラスを越えたデザインのグランツーリズモなのです。

スポーツカーのようなボンネット

クルマの全体的なデザインは、アクティブボンネット(歩行者保護用の安全機構を 統合)と、これと一体となっているラジエーターグリルを起点にしているように見えます。 フロントだけでなく左右のホイールアーチの上まで覆うボンネットは、伝統的なスポーツ カーが採用しているデザイン手法です。「VWグループで最も大きいボンネットの一つ です。」と、トビアス シュールマンは述べています。エクステリアデザイナーである彼は、 「このボンネットは、まさにスポーツカーのようです。ボンネットを開けると、ホイール ハウジングシェルが見えますが、この手のクルマでは余り例が無いデザインです。」と 述べています

▲Photo: Arteon Elegance ▲Photo: Arteon Elegance


LEDとラジエーターグリルの融合

ボンネットの輪郭線は、ラジエーターグリルに伸びています。一方、フロントグリルは、 クロスバーによって「Arteon」のワイドボディを強調しています。ここまでワイドで深い ラジエーターグリルはありません。またこのグリルデザインは、新世代VWの「顔」に なっています。ヘッドライトユニットは、一体型のLEDライトとしてデイタイムランニング ライトやポジションライトの機能も果たします。最上級仕様ではインジケーター機能も 加わります。ライト、ラジエーターグリル、ボンネットがひとつのユニットを形成して います。LEDヘッドライトの上部まで伸びたボンネットは、高品質なフロントデザインに 大きく貢献しています。ボンネットは、ヘッドライトの上部で瞼のような効果を発揮 しながら、ラジエーターグリルのラインをボディサイドからリヤまで取り回す役目を担って います。側面から見ると、ホイールアーチの上をシャープなボンネットラインが通過し、 とても低く、スポーティなルックスを演出しています。

グランツーリズモの真髄を表現したボディサイド
エレガント、低い車高、クーペのようなボディライン

クラウス ビショフは、「Arteonには全体を一周することで、より低く身構えるイメージを 生み出すラインが入っています。」と語っています。このラインは、ラジエーターグリルに 始まり、サイドを貫いてテールライトにまで達します。」車両の側面では、このラインが キャラクターラインを描き出しています。さらにリヤではシャープなアンダーカットを構成 することで、視覚的に全高を抑える効果を見せながら、ショルダー部分を力強くせり 上がらせます。その上には、デイライトオープニング(DLO)と呼ばれるウィンドーの長い ラインがCピラーまで続いています。サイドウィンドーは、フレームレスで、DLOの周囲 には、エレガントなクロームのフレームを用いています。DLOにより、「Arteon」はとても エレガントで低く身構えるクーペのようなシルエットになっていますが、ボンネットから テールライトまでのキャラクターラインも、これに大きく関与しています。

リヤも伝統的なスポーツカーのスタイリングを表現
アスリートを思わせるショルダーセクション

リヤから見ると、「Arteon」のショルダー部分が、いかに大きな役割を果たしているか よくわかります。それは、ボディ側面からリヤに回り込む筋肉のような表現手法です。 さらに視点を少し上に移すと、力強いシルエットの上に、クーペのようなグリーンハウス (ルーフとガラス面)があり、伝統的なスポーツカーの流儀に則りながら、ビジネスクラス グランツーリズモとしてのボリューム感を生み出しています。また、この角度から見ると、 「Arteon」の圧倒的なワイド感も確認できます。またLEDテールライト(Elegance と R-LIne」では、ダイナミックインジケーター機能も一体化)が印象的なナイトデザイン を構成しています。

▲Photo: Arteon Elegance ▲Photo: Arteon Elegance


リヤも伝統的なスポーツカーのスタイリングを表現
アスリートを思わせるショルダーセクション

「Arteon」のスタイリングを構成するラインは、ダイナミックでありながらとても精密でも あります。これらのラインは、新しいボディカラーで、さらに引き立てられています。 個性を際立たせるこれらの新色には、「クルクマイエロー」、「アトランティックブルー」、 「チリレッド」なども含んでいます。「Arteon」の先進的なキャラクターを強調するボディ カラーの一例が、「クルクマイエロー」です。このカラーは、明るい陽射しからヒントを 得たもので、この新しいグランツーリズモのスポーティなキャラクターを強調しています。

インテリア 進歩的でクリアなデザイン

アクティブインフォ ディスプレイと、ジェスチャーコントロール付インフォテ
インメントシステム

デジタル コクピット

「Arteon」の進歩的な雰囲気は、クリーンなデザイン、高レベルの人間工学、人間と 機械をつなぐ多くのインタラクティブなインターフェースの相乗効果によって演出されて います。インタラクティブ/デジタルインターフェースには、アクティブインフォディスプレイ (フルデジタルインストルメント)やヘッドアップディスプレイといったハイテクオプションが 含まれます。フォルクスワーゲンは新しいインフォテインメントシステム(6.5~9.2インチ) を開発しました。新しい最上級システムの“Discover Pro”には、タブレットのような ガラス面を採用しています。このシステムは従来型のアナログ式ボタンを全く使わずに、 効率的に操作することができます。9.2インチディスプレイには直感的に操作できる ジェスチャーコントロールを採用しています。「Arteon」は“グランツーリズモ”コンセプト を再解釈し、アバンギャルドなデザイン、高いスポーツ性、卓越した柔軟性、広々と した空間を組み合わせています。その他、あらゆるカテゴリーで好意的に評価される ポイントとして、ゆとりあるリヤレッグスペースと563~1,557リットルの広いラゲージ スペースが挙げられます。

▲Photo: Arteon Elegance ▲Photo: Arteon Elegance


クラス最高のレッグスペース

運転席と助手席の乗員は、MQBによる秀逸なパッケージの恩恵が受けられます。 横置きエンジンに加え、フロントの車軸を前方に移すことで、広々とした空間を実現 しています。さらに2,841mmのロングホイールベースを活用することで、リヤシートの 乗員にもプレミアムクラスのような広大な空間を提供しています。1,016mmという レッグルームの実測値は、多くの競合モデルを上回っています。長いルーフのおかげで、 リヤの頭上空間も十分な空間が確保できました。2列目のシートは3名乗車用の ベンチシートですが、左右の窓側席は、視覚的にも人間工学的にも独立シートと 同等の座り心地を実現しています。

カラー&トリム

インテリアのセールスポイントは、スポーティでエレガントな雰囲気です。カラー&トリム デザイン部門のコーディネーターは、「Arteon」のインテリアをデザインするにあたって、 厳選した素材とカラーを選択しました。3種類あるインテリアカラー(ブラック、ダーク グレイ、ダーク&ライトグレイのコンビネーション)は、ボディカラーとマッチしています。 インテリアは、素材(クロス、アルカンターラ、レザー)とカラーの組み合わせによって、 エレガントな或いはスポーティな雰囲気を創り出しています。同時に「Elegance」と 「R-Line」ではアルカンターラ(センターパネル)とレザー(サイドボルスター)を用いる ことで、とても洗練されたインテリアを実現しています。「Elegance」にオプション設定 されるレザーインテリアでは、3種類のツートーンナパレザーを選択できます。
ツートーンの組み合わせは、エレガントな“グリジョ/チタン ブラック”、“バレンシア/チタン ブラック”、“ミストラル/レーブン”となります。「R-Line」は、オプションのナッパレザーで、 スポーティなブラック(“カーボンスタイル チタンブラック/チタンブラック)を選択できます。 すべてのナパレザーには、対比色のステッチが入っています。スポーティなインテリアを 選択しても、そのスタイルには常にエレガントな雰囲気が漂っています。その好例が、 「Elegance」にオプション設定された、木目を斜め方向の配したファインウッドトリム“ リネアバーチ”と「R-Line」のアルミニウムトリムの“シルバーライズ”です。どちらのタイプ にも、センターコンソールにはアクセントとして“ピアノ ブラック”パネルが付いています。

ドライバーアシスタンス システム 予測安全

ドライバーアシスタンス システム インタラクティブなテクノロジーが将来を見据える

「Arteon」の革新的なドライバーアシスタンス/コンビニエンス システムは、先進的な 全体コンセプトに合致しており、「Arteon」のデビューとともに、複数の最新技術が 登場します。

新システムまたは新たな進化を遂げたシステムは、次のとおりです。

・アダプティブクルーズコントロール(ACC):
最新世代のACCシステムには速度制限(カメラベース)とナビゲーションデータを 車速制御に統合しています。
・エマージェンシーアシスト(第2世代)
交通状況に応じて自動的に低速レーンに車線変更できます(同時に制動を かけて車両を停止させます)。
・レーンアシスト
車線逸脱警告システムは、大型トラックのふらつきなど、他の車両の挙動にも 反応するようになりました。
・プレディクティブ(予測)コントロール付きプレディクティブコーナリングライト
カメラベースの画像情報とナビゲーションデータ(GPSと道路データ)に基づいて、 ドライバーがステアリング操作を開始する前にコーナー進行方向を照らします。
・予測乗員保護システム(PreCrash)、リヤセンサーを含む 自車両後方および周辺の車両も感知できるようになりました。
・サイドアシスト
この警告アシスタンス システムは、10km/hの低速域から作動を開始します (旧システムは30km/h)。
・サインアシスト
道路標識認識システムが制限速度の超過を感知してドライバーに警告します。

6タイプの効率的なTSIとTDI

最大1 280PSを発生するハイテク ターボ 4気筒エンジン

「Arteon」は、デビュー時点で、6タイプの直噴ターボエンジンを搭載しています。 すべてのエンジンは4気筒です。ガソリン(TSI)およびディーゼル(TDI)ともに、ベース 仕様と中間仕様は最高出力が同一となり、それぞれ*110kW/150PSと *140kW/190PSとなります。もっともパワフルなTSIの最高出力は 1 206kW/280PS、TDIは 2 176kW/240PSを発生します。ベース仕様の1.5 TSI Evoは新設計され、 さらに気筒休止システムのアクティブシリンダーマネージメント(ACT)といった機能を 追加した結果、驚くべき効率を実現しています。

すべての仕様にDSG

6タイプのエンジンは、すべてDSGと組み合わせることができます(ドイツ仕様の *110kW TSIのみMT専用)。TSIの場合、*140kW以上には、DSGを標準装備 しています。TDI では、2 176kW仕様にDSGを標準装備しています。最強のTSIと TDIは、4輪駆動の4MOTIONとなり、*140kWのTDIはオプション設定となります。 これ以外のモデルは、すべて前輪駆動です。

「Arteon」TSI仕様:

・*1.5 TSI Evo,110kW/150 PS
6速 MT(7速 DSGはオプション:但し、ドイツ仕様の1.5 TSI Evoを除く)
・*2.0 TSI,140kW/190 PS
7速 DSG
・1 2.0 TSI,206kW/280 PS
7速 DSG + 4MOTION

「Arteon」TDI仕様

・*2.0 TDI, 110kW/150 PS
6速 MT(7速 DSGはオプション)
・*2.0 TDI,140kW/190 PS
6速 MT(7速 DSGと4MOTIONはオプション)
・2 2.0 TDI,176kW/240 PS
7速 DSG + 4MOTION

* = Arteon 1.5 TSI Evo, 110 kW / Arteon 2.0 TSI, 140 kW / Arteon 2.0 TDI, 110 kW / Arteon
2.0 TDI, 140 kW: these vehicles are not yet on sale and are therefore not governed by
Directive 1999/94 EC.
1 = Arteon 2.0 TSI DSG, 206 kW - fuel consumption in l/100 km: urban 9.2 / extra-urban 6.1
/ combined 7.3; CO2 emissions combined in g/km:164; efficiency class: C
2 = Arteon 2.0 TDI DSG, 176 kW - fuel consumption in l/100 km: urban 7.1 / extra-urban 5.1
/ combined 5.9; CO2 emissions combined in g/km:152; efficiency class: B

経済的なグランツーリズモ

「Arteon」は、ランニングコストが低いことも大きな特徴です。最高出力*110kW の 1.5 TSIと2.0 TDIの初回点検時期は、購入後3年または60,000kmのどちらか 早い方になります。オイル交換時期(ダッシュボードのインジケーターで通知)は、 購入後2年または30,000kmのどちらか早い方になります。ミッションオイルなど、 多くのフルード類はメンテナンスフリーで、車両の生涯を通じて交換不要となります。 したがって、当初4年間または60,000km走行時までのメンテナンス費用はユーロ200 弱に過ぎません。保険等級でも有利になるので、総合所有コスト(TCO)に優れた 「Arteon」は、フリート車両としても魅力的な選択肢になるでしょう。

「Arteon」の装備 エレガントかつスポーティ

以下、すべての「Arteon」に標準装備。

エクステリア

・クロームサイドウインドーストリップ
・LEDテールライト
・LEDデイタイムランニングライト付きLEDヘッドライト
・アルミホイール(17インチ~)
・キーレスゴーロッキングシステム

インテリア

・ステンレスドアシルプレート(前後)
・コンポジションメディア(8スピーカー、AUX-IN、USB(アップル対応)
・電子制御エアコンディショニングシステム
・レザーマルチファンクションステアリング(DSG仕様はパドルシフト付き)
・6ウェイセミエレクトリックアジャスタブルコンフォートシート

ドライバーアシスタンス&ステアリングシステム

・ドライバーアラートシステム
・プログレッシブ(累進可変式)ステアリング

「Arteon Elegance」専用装備

エクステリア

・クロームミラーカバー
・ダイナミックインジケーターライト付きLEDテールライト
・18インチアルミホイール
・クロームスカッフプレートカバー
・ヒーター付ウインドーウオッシャー

インテリア

・アルミ調ペダル
・Elegance専用インストゥルメントパネル、ダッシュボード、ドアトリムパネル
・対比色のステッチ(シートカバー&フロアマット)
・アルカンターラ/レザーシートカバー
・シートヒーター(フロント)

「Arteon R-Line」専用装備

エクステリア

・光沢あるブラックの‘C’字型フロントエアインテーク
・R-Lineレザースポーツマルチファンクションステアリングホイール
・18インチアルミホイール
・ヒーター付ウインドーウオッシャー
・R-Line専用バンパー
・クロームスカッフプレートカバー
・クロームエキゾーストパイプ

インテリア

・アルミ調ペダル
・チタンブラックルーフライナー
・R-Lineロゴ入りステンレスドアシルプレート(前後)
・R-Lineロゴ入りアルカンターラ/レザーシートカバー
・R-Line専用ステアリングホイール
・シートヒーター(フロント)