・6ヶ国のドライバーがベルギーでの24時間レースにエントリー
・4人のGTアカデミー勝者が、最もタフな耐久レースの1つへ挑む
・レースの様子はNISMO.TVで中継
・22号車のカラーリングは近日公開


長く、タフなブランパン耐久シリーズ第4戦は7月25-26日にスパ・フランコルシャンで行われます。スパは、ベルギーのアルデンヌという森にあるジェットコースターのようなコースで、世界中のGT3カー、そしてドライバーたちが戦うのにふさわしいサーキットです。ここで争われる24時間耐久レースに、#22、#23 Nissan GT-R NISMO GT3の2台が出場し、そのドライバーラインナップは6ヶ国から集まるというグローバルな編成になっています。このなかには、4人のGTアカデミー勝者も含まれています。

スパ24時間レース
スパ24時間レース



昨年のスパ24時間は、序盤に発生したアクシデントにより、終盤まで慌ただしいレースとなりました。今年はスムーズにスタートが切られることをどのドライバーも望んでいるでしょう。特にオールージュでこのアクシデントに巻き込まれそうになったアレックス・バンコムはそう思っているはずです。

Nissan GT-R NISMO GT3は、今年は初めてプロクラスに出場します。現在チャンピオンシップリーダーのアレックス・バンコム(英)、千代勝正、地元ベルギー出身でGTアカデミー勝者のウォルフガング・ライプの3人が23号車を操ります。

「24時間レースでは何が起きてもおかしくないので、よいリザルトを得るために、常にプッシュします」とライプ。「僕は、このコースが大好きです。他のどのサーキットよりもここを知っていますし、友人や地元の応援がモチベーションを高めてくれます。先週末の25時間ファンカップレースで練習もしています。GT-Rのようなクルマではありませんでしたが、コースが混んでいる中で10時間運転した経験は、スパ24時間に活きてくるはずです」

「スパ24時間は2度目の挑戦になります。昨年初参戦をしてこのレースの凄さを知り、ものすごく衝撃を受けました。60台以上のGT3マシン、強豪メーカー、チーム、トップドライバーが揃う、ブランパン耐久シリーズの中でも最も過酷な耐久レースのひとつだと思います。」と、千代はスパ24時間について話しています。「昨年は完走は出来たもののポイント圏内には届かなかったので、今年は何としても良い結果を残したいです。もちろんこのスパで総合優勝する事は容易ではないと思いますが、自分たちの出来るベストを常に尽くしていけば、必ずチャンスはあると信じて、チームと共に最後まで決して諦めずに戦って行きたいと思います」

プロアマクラスに出場する22号車には、LM P1ドライバーのオリビエ・プラ(フランス)が、GTアカデミー勝者であるリカルド・サンチェス(メキシコ)、ゲイタン・パレトウ(フランス)、フロリアン・ストラウス(ドイツ)の3名に加わり、3ヶ国のドライバーが1つのチームになります。

プラは、「これはすごいチャレンジです。僕はGTカーのスペシャリストではありませんが、本質はどのレーシングカーも同じです。スムーズに、集中力を維持しながら走らせることが大切です。スパ24時間は4回出場したことがあります。多くのことが要求されるレースであり、レース運びもしっかりする必要があります。最近、スパでNissan GT-R NISMO GT3に乗りましたが、運転しやすく、特に高速コーナーでとても安定していることがわかりました。まさに、僕がスパ24時間を戦うために必要だと考えるものをこのマシンは持っています」とマシンの性能の高さを語っています。

サンチェスは、昨年のGTアカデミーインターナショナルで勝利し、2015年のドバイ24時間ではすばらしい走りを見せ、ブランパン耐久シリーズのチームへ加わることを希望していました。サンチェスは、スパを走れることがとても楽しみにしています。

「これは、世界でも大きなレースの1つですし、どのドライバーも勝ちたいと思っているはずです。僕にとってブランパンは挑戦です。どのドライバー、チームも高いレベルにあります。スティントごとに自分のやることを向上させていくことが大切だと思います。テストでは良いペースで走れたので、レースでは、力強い走りをできると思います。一番でゴールすること。そのためにまず完走することを頭においておきます」とサンチェスはコメントしています。

23号車は、赤、白、黒のカラーリングでスパを走りますが、シーズンはじめから黒いボディでレースをしていた22号車は、スパでは異なるカラーリングになります。来週、@NISMOのツイッターでその様子を公開する予定です。

スパ24時間は、ヨーロッパ中央時間の25日、土曜日16時30分(現地時間)スタートです。NISMO.TVでは、オンボードカメラやガレージの様子を中継する予定です。

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「日産モータースポーツ」サイト