・アライアンスは、200台の電気自動車(EV)をCOP21に提供
・国連主催の気候会議の送迎サービスに、初めてアライアンスのEVが単独で使用される
・送迎サービスに使用されるEVは、ルノー「ゾエ(ZOE)」、「カングー Z.E(Kangoo Z.E)」、「日産リーフ」、「e-NV200」の4車種
・パリ近郊に50以上の再生エネルギーを活用した充電ステーションを設置し、イベント後も活用予定。

世界のゼロ・エミッションリーダーであるルノー・日産アライアンスは27日、今年後半にパリで開催される国連の第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)に、200台のEVを提供すると発表しました。

パートナーシップ契約は、本日ルノー・日産アライアンスとCOP21事務局代理としてのフランス外務省との間で締結されました。これにより、COP21の会期となる11月30日から12月11日までの間、EVが送迎サービスに使用されることになります。

会議には、世界196の国と地域から2万人以上の国連関係者が出席する予定で、アライアンスのEVがCOP会議で単独で使用されるのは、初めてのことになります。

パリ会議の目的は、全ての国連メンバーによるグローバルレベルでの温暖化に対する新しい合意を2015年末までに形成すること、及び発展途上国の気候変動への適応と排出削減を支援するための基金を設立することです。

COP21の議長を務めるローラン・ファビウス外務・国際開発大臣は、「COP21のオフィシャルパートナーにルノー・日産アライアンスを迎えることができ大変うれしく思います。アライアンスによる電気自動車の提供は、我々の目指すカーボンニュートラルなイベントに貢献します。電気自動車の技術は、運輸部門における効率的な温室効果ガスの低減に大きく貢献します」と語りました。

また、ルノー・日産アライアンスの会長兼CEOのカルロス ゴーンは、「EVの技術は、実用的で経済的な移動を実現させる効率的な解決策であり、CO2削減と都会の大気質改善に良い影響を与えるでしょう。今こそ全ての関係者が協力して、ゼロ・エミッション モビリティへの転換を加速させる時です」と述べました。

COP21で使用されるEVは、ルノー「ゾエ」、「カングー Z.E.」、「日産リーフ」、「e-NV200」の4車種であり、これらの車両は24時間体制で、会期中の会場間送迎に使用されます。

また、ルノー・日産アライアンスは、フランス国内の企業と連携して、100%再生可能エネルギーを使った50以上の充電ステーションを設置します。ここではEVを0%から80%まで、約30分で充電できます。充電ステーションの大部分は、会議後も活用される予定です。

ルノー・日産アライアンスは、ゼロ・エミッションのグローバルリーダーであり、EVのフルラインアップを持つ唯一のグローバル自動車グループです。アライアンスは、2010年12月の「日産リーフ」発売以来、累計23万8千台のEVをグローバルで販売しました。

ルノー・日産アライアンスは、温暖化対策の展示会である「ソリューションズ COP21 (Solutions COP21)」にも出展します。同展示会の会期は、12月4日から10日で、世界中の団体が、CO2削減のための方策を展示します。アライアンスは、EVの展示に加えて、公道での試乗のために20台の試乗車を提供します。