・ヤン・マーデンボロー、バルセロナで今季初の3位表彰台
・クリス・ホイ、今週末、イタリアで行われるヨーロピアン・ル・マンシリーズへ向け準備
・日産GTアカデミーチームRJNは、ニュルブルクリンク24時間へ向けドイツへ



日産のヤン・マーデンボローは、バルセロナのカタロニアサーキットにてF1との併催で行われたGP3レースで表彰台を獲得し、幸先良いシーズンスタートを切りました。先週、アメリカでNissan LM P1のテストに参加した直後にスペインに向かった彼は、今シーズンの表彰台レギュラーメンバーになることを目標にしています。

ヤン・マーデンボロー、3位表彰台


土曜日のレース1では、赤旗によって予選では15番グリッドを得ることしかできませんでしたが、レースでは素晴らしい走りをみせ、4番手でチェッカーフラッグを受けました。レース2では、プロレースのお手本となるようなレースを展開して3位に入賞。今シーズン最初の表彰台を手にました。

「スタートで何台かかわすことに成功しましたが、ターン1で接触がありました」とヤンは振り返り、「表彰台を狙えるタイミングが来るまで、耐えて走ることに決めました。ターン1で何も起きなかったら、どうなっていたでしょう。シーズンオフを通して自身のドライビングスタイルを見直したことと、昨シーズン学んだことが今週末の結果に結びついています。次のレースでは、予選でよいポジションを取れると思うと楽しみです」と次戦への期待を語っています。

Nissan LM P1ドライバーで先週末に活躍したのは、ヤンだけではありません。ルーカス・オルドネスは、ツインリンクもてぎで行われた全日本F3選手権において、3レースを戦い、すべてのレースで6位に入りました。マックス・チルトンは、インディアナポリスで行われたインディ・ライツのレースで、ポイント加算と表彰台フィニッシュを遂げています。

クリス・ホイ、イモラでの勝利を目指す

シルバーストンでおこなわれたヨーロピアン・ル・マンシリーズで、新しいLM P3シリーズがスタートした後、クリス・ホイとジネッタ・ニッサンのチームメート、チャーリー・ロバートソンは2015年シーズン第2戦イモラ(イタリア)での勝利を目指します。彼らは、僚友の#2ジネッタに乗る、2014年ニッサンGTアカデミー勝者のゲイタン・パレトウとマイク・シンプソンとの競争にも直面しています。

クリス・ホイ、イモラでの勝利を目指す


Nissan LM P1への登用が決まったマーク・シュルツイスキーは、このレースからルナンレーシング・ジネッタ・ニッサンのドライバーとなり、ル・マンでのデビューへ向けて、可能な限りの準備を進めていきます。

4時間耐久レースはヨーロッパ時間の日曜日14時にスタートします。

ニュルブルクリンク24時間レースは今週末開催

チームとドライバーにとって、最も過酷なレースのひとつがニュルブルクリンク24時間です。日産チームにとっては3月のVLNで発生したアクシデント以来のニュルブルクリンクでの走行となります。

ニュルブルクリンク24時間レースは今週末開催


日産GTアカデミーチームRJN GT-Rのラインアップは、日産のLM P1ドライバーのアレックス・バンコム(英国)、ミハエル・クルム(ドイツ)、ルーカス・オルドネス(スペイン)に続き、星野一樹(日本)が加わります。Nissan GT-R NISMO GT3で走るシュルツモータースポーツチームからは、GTアカデミー勝者のフロリアン・ストラウスとジョーダン・トレソンが加わります。

「3回目のニュルブルクリンク24時間を楽しみにしています」とオルドネス。「昨年、僕はインフルエンザにかかってしまい、ベッドからは出ることができたものの、レースに出ることができませんでした。とても、フラストレーションが溜まりました。僕たちは強いクルマとチームで戦うことができるので、今年のレースを本当に楽しみにしています。ライバルは強力ですが、一生懸命走ります。着実に集中し、レースを楽しむことが大切です」

「今年で自身7回目の挑戦となるニュルブルクリンク24時間レース。去年初めてトップカテゴリーで参戦出来ましたが、悔しい結果となりました」と星野。「今年こそ、Nissan GT-R NISMO GT3史上最高の車、そしてチームスタッフとチームメートと24時間先の表彰台を目指し、全力で戦います。日本から応援、よろしくお願いします!」と語っています。

ニュルブルクリンク24時間レースはヨーロッパ時間の土曜日16時にスタートです。

<関連情報>

「日産モータースポーツ」サイト