日産自動車株式会社 (本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は15日、CDPによる、「グローバル500気候変動レポート2014」の中で、満点にあたる「100A」の評価を受けCDP Global Leaderに選出されたと発表しました。CDP Global Leaderとして選ばれたのは2年連続となります。これは環境に及ぼす影響を最小化していくという日産の方針に加え、環境に関する透明性の高い情報開示を行ったことが評価され、「Climate Disclosure Leadership Index(CDLI)」は、満点の100ポイントを取得しました。また、生産工程におけるCO2排出量削減のための確実な取り組みも評価され、「Climate Performance Leadership Index(CPLI)」においても、最高の評価であるAランクの評価を得ました。

CDPは「FTSEグローバル・エクイティ・インデックス・シリーズ*」のうち、グローバル企業500社を対象に、環境戦略やCO2排出量の削減努力について情報を収集・分析し、情報開示や取り組みが特に優れている企業を選出しており、今回14回目となる2014年の結果が「グローバル500気候変動レポート2014」として公表されました。

CDPは2000年に国際NPOとして英国に設立され、92兆米ドルの合計運用資産を有する767の機関投資家の代表として活動しています。CDPは毎年、企業に向けた調査票の回答を収集した上で、企業の情報開示と合わせて評価しています。

今年のレポートの中で、日産は「Climate Disclosure Leadership Index(CDLI)」 は満点にあたる100のスコアを獲得。また、日産は温室効果ガスの排出削減への取り組みにより「Climate Performance Leadership Index(CPLI)」のAランキングを獲得しました。これは昨年、2013年のレポートで上位10%の企業としてリストされた結果を上回るものです。

日産はグローバルに展開する企業活動において、CO2排出量削減の目標を達成するために、再生可能エネルギーを本格的に使用していく方針を掲げています。バイオマスや太陽光などによるクリーン電力の調達を拡大することで、CO2排出量を削減し温室効果ガスの影響緩和を目指しています。

昨年、日産の全世界での車両生産量を5.1%増産させつつ、CO2排出量を削減しました。日産は、「日産グリーンプログラム2016(NGP2016)」の中期環境行動計画の指針に基づき、2016年度には、企業活動からのCO2排出量を2005年度比で20% (t-CO2/台)削減することを目指しており、生産工場ではより効率の高い生産設備の導入や工法の改善などを行い、確実にCO2排出量を削減。2013年度では既に15.4%(t-CO2/台)のCO2排出量の削減を果たしています。

今回、日産が「グローバル500」において高く評価されたことは、同社の企業活動や、革新的な商品を消費者に積極的に発信しながら環境への負荷を最小化してゆくという活動が認められたことによるものです。今後も日産は、CO2排出量の最小化と「日産リーフ」をはじめとするゼロ・エミッションモビリティへのゆるぎない意志をもって、持続可能なモビリティ社会をリードする自動車メーカーとなるよう努めて参ります。

当社 環境への取り組みについて  http://www.nissan-global.com/JP/ENVIRONMENT/
CDP 「グローバル500」 について www.cdp.net