9月6~7日 岡山国際サーキット(岡山県)
全6戦で開催されるスーパー耐久シリーズも第4戦を迎え、シリーズもいよいよ後半戦に入っていくことになります。岡山国際サーキットで開催された第4戦「スーパー耐久レース in 岡山」は、ポールポジションからスタートした#81「GTNET ADVAN NISSAN GT-R」(星野一樹/青木孝行/尾本直史)がライバル勢を寄せ付けない速さを発揮し、2位以下を大きく引き離してのポール・トゥ・ウィンで今シーズン2勝目を挙げました。

ST-Xクラス #81「GTNET ADVAN NISSAN GT-R」 ST-Xクラス #81「GTNET ADVAN NISSAN GT-R」
ST-3クラス #35「asset ings Z34」


また、予選2位からのスタートとなった#24「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」(藤井誠暢/GAMISAN/高星明誠)は序盤は2番手のポジションをキープする走りを続けましたが、思うようにタイムが上げられず、後続に先行されて3位となりました。そしてそのポジションを最後まで守り続け、開幕戦に続き、今シーズン2回目の表彰台獲得を果たしました。

ST-3クラスでは#35「asset ings Z34」(前嶋秀司/佐々木雅弘/廣川和希)がこの第4戦でもポール・トゥ・ウィンでの優勝を果たし、開幕戦からの連勝記録を「4」に伸ばしました。前嶋は「今年は歯車が噛み合っていて、完璧な形で4連勝を果たすことができました。若手も育てたいと思っているので、次は廣川メインで行くことも考えています」とコメント。佐々木は「今回もトップを譲らないレースをすることができて良かったです。まだチャンピオンが決まったわけではないので、次戦でも頑張ります」と語り、若手の廣川は「全勝をストップさせたら大変なことになってしまうので、気を引き締めて臨みたいです」と話していました。

また、ST-3クラスでは2位に#34「asset ings Z34」(大西隆生/藤波清斗/松原怜史)、3位に#14「岡部自動車サントラント195マイカーズZ33」(山崎学/伊橋勲/安宅光徳)が入り、Z勢が表彰台を独占しました。

星野一樹(#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R/決勝1位)
「今回の岡山戦が一番苦しくなると思っていたので、ライバル勢との戦いにも勝つことができて、本当に良かったです。チーム全体で勝ち取った優勝だったので、とてもうれしいですね」

尾本直史(#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R/決勝1位)
「チャンピオンを獲得するためにはこの岡山戦を絶対に落とすわけにはいかないという思いでサーキットに入りました。レース時間は短いのですが、自分たちの作戦をしっかり遂行できてよかったと思います」

青木孝行(#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-R/決勝1位)
「最終的には大きなリードとなりましたが、実はいろいろなことがあり、チーム全体でカバーしながら、ゴールまでマシンを運ぶことができました。決して楽に勝てたわけではなく、チーム力でカバーできたという思いです」

【レース結果】-第4戦 ST-Xクラス
(Pos:Machine・Drivers)
■1:GTNET ADVAN NISSAN GT-R・星野一樹/青木孝行/尾本直史
■2:ENDLESS ADVAN BMW・峰尾恭輔/YUKE TANIGUCHI/飯田章
■3:スリーボンド日産自動車大学校GT-R・藤井誠暢/GAMISAN/高星明誠
■4:ケーズフロンティアDR Audi R8・飯田太陽/高木真一/小林崇志
■5:GAIA POWER BMW・横溝直輝/HIRO/密山祥吾

【レース結果】-第4戦 ST-3クラス
(Pos:Machine・Drivers)
■1:asset ings Z34・前嶋秀司/佐々木雅弘/廣川和希
■2:asset ings Z34・大西隆生/藤波清斗/松原怜史
■3:岡部自動車サントラント195マイカーズZ33・山崎学/伊橋勲/安宅光徳
■4:岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34・長島正明/田中徹/田中哲也
■5:TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350・佐藤晋也/神子島みか/川口正敬
■6:岡部自動車メーカーズZ34・小松一臣/杉林健一/白井剛
■7:85 TERANISHI 34Z・山田真之亮/窪田俊浩/山岸洋之

<関連情報>
「日産モータースポーツ」サイト