8月22-24日 オーストラリア、シドニー
オーストラリアのV8スーパーカーズが8月22-24日、シドニー・モーターパークで開催され、第3レースではジェームス・モファットが見事4位でフィニッシュしました。またニッサン・モータースポーツからエントリーした4台が、3レースの間に通算6回、トップ10に食い込む活躍を見せました。

#360 ジェームス・モファット #360 ジェームス・モファット
#36 マイケル・カルソ #36 マイケル・カルソ



日曜日に行われたレース28では予選を5位で通過したモファットでしたが、レースのスタートでクラッチが効かなくなり順位を落とします。しかしその後追い上げ、今季自己ベストの4位でのフィニッシュを果たしました。またウェットとなった土曜日の2レースも、13位、6位でのフィニッシュを果たしたモファットは、選手権争いでも14位に浮上し、トップ10圏内も視野に入ってきました。

チームメイトのマイケル・カルソは12番手からのスタートでしたが、黒を多くあしらった新しい「ブラック・ホーネット」のカラーリングで200kmレースを快走し8 位でフィニッシュ。前日のレースでは5位に入っており、この週末2度目のトップ10入賞となりました。

ジャック・ダニエルのリック・ケリーは、土曜日最初のレースで今季ベストとなる予選3位につけましたが、レースでは6位でのフィニッシュとなりました。またレース27では9位に食い込みました。
ジャック・ダニエルのもう一人のドライバー、トッド・ケリーは土曜日の2レースでは健闘していたものの他車のクラッシュに巻き込まれてしまいました。日曜日のレース28は15位でのフィニッシュ。ペースには満足できたものの、ニッサン・アルティマの速さを結果に結びつけることができずに悔いが残りました。

V8スーパーカーズの次戦は9月12-14日、メルボルンで開催されるサンダウン500となります。

#360 ジェームス・モファット(ノートン ニッサン・アルティマ)
「いくつかアクシデントはありましたが、全体としてはそう悪くはない一日でしたし満足しています。スタートでクラッチを失い、出遅れてしまいました。周囲はみんなソフトタイヤを履いていたので、幸いそれほど順位は落とさずに済みました。最後のピットストップの時にソフトタイヤに履き替えたのですが、トラフィックにつかまってしまったのが悔しいですね。4位という結果には手応えがあります。ポディウム目前でしたし、ポイントも獲得できました」

#36 マイケル・カルソ(ノートン ニッサン・アルティマ)
「スタートは抜群だったのですが、すぐにセーフティカーが入ってしまったのは、私にとって最悪のシナリオでした。それでいくつか順位を落としましたが、マシンには速さがありました。手応えを感じていましたが、集団につかまり追い抜きに苦戦しました。8位でフィニッシュしポイントも獲得できたので、いい内容だと思いますし、次に控える耐久レースに向けていい流れができました」

#15 リック・ケリー(ジャック・ダニエル ニッサン・アルティマ)
「どのセッションやレースでも、必ずニッサンの一台が大いにポテンシャルを発揮しました。手応えもつかんでいますし、4台のすべてが安定してペースを出せるようになりました。自分たちの戦略はそう悪くはなかったと思います。ソフトタイヤでの走りが安定するまでに時間がかかっているので、そこで少し苦戦しています。対策はありますし、モファットが強いことは明らかなので、もっと上に行けるはずです」

#7 トッド・ケリー(ジャック・ダニエル ニッサン・アルティマ)
「今週末はいいリザルトが出せることを楽しみにしていましたが、うまく行きませんでした。ウェットだった昨日はいいペースでしたが、終盤でアクシデントに巻き込まれてしまいました。今日は気持ちを切り替えました。予選は順調でしたが、ソフトに履き替えようとした時、ピットレーンに着く前にブレーキのトラブルが発生したのです。その後は、雨がまた降り出すように祈っていましたが、今週末は今ひとつ噛み合いませんでした」