TOYOTAは、スイス・ジュネーブで3月3日~13日に開催される第86回ジュネーブ国際モーターショー*1において、新型クロスオーバー「TOYOTA C-HR」を世界初披露した。

▲TOYOTA C-HR(欧州仕様) ▲TOYOTA C-HR(欧州仕様)



TOYOTA C-HRは、TOYOTA独自のエモーショナルなデザイン表現により、軽快さと力強さが大胆に融合した個性際立つスタイリングを実現。意のままの走りを実現する走行性能のほか、アイポイントの高さを生かした「見通しの良さ」や最適なドライビングポジション、優れた安全性など、クロスオーバーに求められる基本要素に加え、高い環境性能も追求。グローバル市場において、独特な存在感を持つコンパクトクロスオーバーの確立を目指す。

デザインは、「センシュアル スピード - クロス」をコンセプトに、SUVのたくましい足回りやスピード感あふれるボディ、大人の色気を表現し、新ジャンル・スペシャルティを追求した。ダイヤモンドをモチーフとし、コンパクトなキャビンとリフトアップ感のある薄いボディを一体化した多面体のような精彩なボディから、前後のホイールフレアが大きく張り出した構成により、圧倒的なスタンスの良さを表現。「キーンルック*2」や、その構成要素でもある「アンダープライオリティ*3」などのTOYOTA独自のデザイン表現を進化させ、ワイド感と踏ん張り感ある鋭く力強いフロントマスクを創出している。

TOYOTA C-HRは、トヨタ自動車が推進する「もっといいクルマづくり」の思想のもと、「Toyota New Global Architecture*4(TNGA)」を取り入れ、優れた環境性能はもとより、高い操縦安定性・快適な乗り心地に加え、ドライバーの意のままにクルマが応答する「我が意の走り」を目指し、開発してきた。最大熱効率40%を実現したエンジンをはじめ、よりコンパクトに、そして軽量化した最新のハイブリッドシステムを搭載し優れた低燃費を実現。また、歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付のレーダークルーズコントロールをはじめ、4つの先進安全機能をセットにした衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を採用している。

TOYOTA C-HRは、日本では2016年内に、欧州地域では2017年初旬から販売を始める予定。また、順次世界各国・各地域での発売を計画している。

<ご参考>欧州仕様 主要諸元(社内測定値)
▼ハイブリッド
全長(mm) / 全幅(mm) / 全高(mm):4,350 / 1,795 / 1,555
ホイールベース(mm):2,640
エンジン
・タイプ:1.8L直列4気筒
・排気量:1,797
・最高出力(kW[PS]/rpm):72[98] / 5,200
・最大トルク(N・m[kgf.m]/rpm):142[14.5] / 3,600
モーター ・最高出力(kW[PS]):53[72]
・最大トルク(N・m[kgf.m]):163[16.6]
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:FF
CO2排出量目標値(g/km):90以下

▼ガソリン
全長(mm) / 全幅(mm) / 全高(mm):4,350 / 1,795 / 1,565
ホイールベース(mm):2,640
エンジン
・タイプ:1.2L直列4気筒ターボ
・排気量:1,197
・最高出力(kW[PS]/rpm):85[116] / 5,200-5,600
・最大トルク(N・m[kgf.m]/rpm):185[18.9] / 1,500-4,000
モーター ・最高出力(kW[PS]):-
・最大トルク(N・m[kgf.m]):-
トランスミッション:6速MT/CVT
駆動方式:FF、AWD
CO2排出量目標値(g/km):-

▼ガソリン
全長(mm) / 全幅(mm) / 全高(mm):4,350 / 1,795 / 1,565
ホイールベース(mm):2,640
エンジン
・タイプ:2.0L直列4気筒
・排気量:1,986
・最高出力(kW[PS]/rpm):110[150] / 6,100
・最大トルク(N・m[kgf.m]/rpm):193[19.7] / 3,800
モーター ・最高出力(kW[PS]):-
・最大トルク(N・m[kgf.m]):-
トランスミッション:CVT
駆動方式:FF
CO2排出量目標値(g/km):-

*1 正式名称 Le 86e Salon international de l’automobile Geneve
3月1日(火)・2日(水):プレスデー、3日(木)~13日(日):一般公開日
*2 知的で明晰な印象を与えるTOYOTA独自のフロントの表情。TOYOTAマークの立体的な強調と、ダイナミックなアンダープライオリティとの組み合わせで表現
*3 空力性能・冷却・歩行者保護向上を配慮したアンダーグリルを強調したTOYOTA独自のフロントデザイン
*4 トヨタ自動車が全社を挙げて取り組む、クルマづくりの構造改革。パワートレーンユニットとプラットフォームを刷新し、一体的に新開発することにより、クルマの基本性能や商品力を飛躍的に向上させることを目指す