トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、9月7日(日)から11日(木)までの5日間、米国・ミシガン州デトロイトで開催される「第21回ITS*1世界会議デトロイト2014」(主催 : ITS America)に出展する。
 同会議は、“Reinventing Transportation in our Connected World”「つながる世界で、あらたな交通の創世へ」のテーマのもと、つながるクルマや自動運転技術等が生み出す新たな価値・サービスを世界に向けて発信していく。

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 今回の出展では、人とクルマと街がつながる「スマートモビリティ社会」の実現を目指した幅広い取り組みの中で、「安全」と「環境」を中心テーマに最新技術を紹介する。

 具体的には車同士の通信や道路に設置された機器と車との通信によって安全な交通社会の実現を目指す「協調型ITS」、北米での高速道路走行を想定した「自動運転技術・高度運転支援システム」、2015年に米国で販売を予定している「燃料電池自動車(FCV)」の優れた環境性能と将来の新しいエネルギー利用のイメージを紹介する。

 「ITS世界会議」は、欧州/アジア・太平洋/米州の順で毎年開催されるITSに関する最大規模の国際会議であり、各国・地域のITS関連団体(政府・研究機関・企業)がセッション(論文)や展示会などを通じ最先端のITS研究成果や製品の発表を行う場である。トヨタは、第1回から同会議に積極的に参加し、ITS技術の研究成果や安全・環境に関する商品・サービス等を展示している。


*1 Intelligent Transport Systems (高度道路交通システム)。
   最先端の情報通信技術の活用により、安全で快適、円滑な交通を目指し、人と道路とクルマを一体として構築するシステム



<トヨタの第21回ITS世界会議への出展概要>

■屋内展示
1.トヨタの安全への取組み
 ▽ 交通事故死傷者ゼロを目指した事故を未然に防ぐ予防安全技術の長年の取組みや、自動運転技術の研究から生まれる「高度運転支援システム」の取組みを「年表」パネルで紹介。

2.協調型ITS
 ▽ 次世代サービス(左折時衝突防止支援、左折時歩行者見落とし防止支援、周辺車両認知支援等)について、パネル・映像等で紹介。
 ▽ 米国で実証実験が行われている車車間協調に加え、路車間協調をアプリで仮想体験できるドライブシミュレータを設置。
 ▽ 車載機・無線アンテナのプロトタイプ、可視画像式車両センサ等、本システムの実機を展示。

3.自動運転技術・高度運転支援システム
 ▽ 自動運転技術の研究を通じた要素技術に加え、北米の高速道路で安定かつスムーズな走行を可能とする「高度運転支援システム」などをパネル・映像等で紹介。

4.燃料電池自動車(FCV)
 ▽ 燃料電池スタックや高圧水素タンク等のシステム構成が分かる「TOYOTA FCV CONCEPT*2」のベアシャシーを展示。
 ▽ 20年に及ぶFCV開発の歴史と、水素利用の広がりとともに電気グリッドとつながる将来のエネルギー利用のイメージをパネルで紹介。

■セッション
▽ 上記に関連し、
  CTO(チーフテクニカルオフィサー)サミット、スペシャルセッション、テクニカルセッション合計8件に登壇。

■屋外デモ
▽ 「高度運転支援システム」を高速道路にてデモ体験


<第21回ITS世界会議のロゴと公式HP>

http://itsworldcongress.org/



<トヨタ公式HP 第21回ITS世界会議 出展内容ページ> ※9/7より、順次公開予定
日本語版 : http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/its/world_congress/2014detroit/
英語版 : http://www.toyota-global.com/innovation/intelligent_transport_systems/world_congress/2014detroit/