ホンダならではの軽量&小型ハイブリッドシステムを採用
誰もが身近に楽しめるエコカーが目指された

ホンダ インサイト|ニューモデル速報
↑取り回しを考慮し、ボディサイズは5ナンバーサイズとなる。ボディカラーはブリリアントスカイ・メタリックやミラノレッドなど、全7色が用意されている

コンセプト
ホンダの持てる技術が全て投入され
誰にもやさしいハイブリッドカーを実現

新型インサイトは、かつて同名で販売されていたホンダ初のハイブリッドカーとは異なり、実用性に優れた5人乗り5ドアハッチバックとして登場した。 ボディサイズは、全長4390×全幅1695×全高1425mmと5ナンバーサイズに収まるコンパクトなもので、誰にでも扱いやすくエコをもっと身近に楽しめる車、というインサイトのコンセプトを体現している。そして、そのコンパクトなボディを実現するため、ハイブリッドシステムにはシンプルかつ軽量&小型なものが採用された。
システムの特徴としては、主役はあくまでもエンジンで、大きなパワーが必要なときにモーターがエンジンをアシストするという点が挙げられ、トヨタのハイブリッドシステムとの大きな相違点となっている。さらに低速クルーズ時や減速時、停車時にエンジンを停止することで、10・15モード燃費30.0km/Lを実現している。

バリエーション
ドライブトレーンは1種類のみだが
装備内容に違いにより3グレードが展開

新型インサイトのグレードは「G」「L」「LS」の3種で、グレードの違いは装備内容の差となっている。搭載されるエンジンは88psを発揮する1.3L i-VTECのみで、そのエンジンとミッションの間に薄型DCブラシレスモーター(12.3ps/14kg-m)を搭載。ミッションは全グレードCVTのみの設定となるが、最上級グレードであるLSには7スピードモードが装備される。
前述の通りハイブリッドシステムは軽量&小型が特徴だが、モーターとともにシステムを構成する重要なパーツであるバッテリーも小型化が追求され、ラゲージ下にレイアウト。フラットなラゲージルームを実現するとともに重心も低くでき、走りの安定感の向上が図られている。
価格は、ベーシックグレードであるGが189万円、Lが205万円、最上級グレードであるLSは221万円だ。

内外装
取り回しの良いコンパクトなボディながら
広く実用的な室内空間を実現

燃費性能を左右する空力性能に注力されたボディは、5ナンバー枠に収まるコンパクトボディながら、流れるようなフォルムの採用やドアミラー形状に工夫をこらすことで、世界トップクラスの空力ボディを実現。その上で、フロント左右に三角窓、リアゲートハッチにエクストラウインドウが設けられ、良好な視界が確保され、日常生活で使いやすいデザインが目指された。
一方インテリアは、宇宙船をイメージさせる近未来的なデザインのマルチプレックスメーターを採用。情報が見やすいだけでなく、各種操作スイッチがメーター回りに配置され、操作性も高い。また、燃費優先制御を自動的に行うECONモード、メーターの色が変わることで燃費状況を視覚的に伝えるコーチング機能、運転のエコ度を採点するティーチング機能の3つを備えた「エコロジカル・ドライブ・アシスト・システム」が採用されている点も注目だ。
その他、室内各所に収納ポケットが設けられ、リアシートもワンアクションで倒すことができるなど、使い勝手も高い。
POINT
1エクストラウインドウが採用され
安全性を高める後方視界を確保
ホンダ インサイト リアスタイル|ニューモデル速報
2視覚的に低燃費運転をアシスト
マルチプレックスメーターを採用
ホンダ インサイト インパネ|ニューモデル速報
3小型バッテリーの採用により
ラゲージ容量は最大400Lを実現
ホンダ インサイト ラゲージ|ニューモデル速報
4エンジンとミッションの間に
高出力かつ小型のモーターを搭載
ホンダ インサイト エンジン|ニューモデル速報

SPECIFICATIONS

グレード G L LS
駆動方式 2WD(FF)
トランスミッション CVT
全長×全幅×全高(mm) 4390×1695×1425
ホイールベース(mm) 2550
車両重量(kg) 1190 1200
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4SOHC
総排気量(cc) 1339
最高出力[kW(ps)rpm] 65(88)/5800
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 121(12.3)/4500
10・15モード燃費(km/L) 30.0 28.0
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/40
車両本体価格(万円) 189.0 205.0 221.0
■発表日:平成21年2月4日 ■取り扱い:ホンダカーズ