歴代FFタイプR最速モデルを目標に開発

シビックタイプR
↑初代NSXタイプRから続く伝統のボディカラー、チャンピオンシップホワイトは今回も継続。空力を考慮した専用エクステリアをまとう

コンセプト
サーキットラップでインテタイプRを抜いた
 ホンダのレーシングスピリットを象徴するモデルとして人気の高いタイプRシリーズが、シビックセダンをベースに復活した。
 現行モデル唯一となる新型シビックタイプRは、歴代FFタイプR最速モデルを目標に開発。一段とパワーアップされたエンジン、高剛性ボディ、サスペンション、ブレンボ製強化ブレーキ、トルク感応型ヘリカルLSDなど、走りにかかわるものをほとんど専用パーツとし、走行性能の向上を徹底的に追求した。これまでの最速モデル
であった2代目インテグラタイプRに比べて、重量が増えているにもかかわらず、サーキットでのラップタイムは上回る。
バリエーション
高回転域のトルクが増しコーナリング速度がアップ
 従来どおりの1グレード構成。エンジンはK20A型i-VTECユニットで形式こそ変わらないが、中身はパワーアップが図られている。吸排気効率を向上させ、VTECが高回転側に切り替わる5800回転付近のトルクを厚く設定。コーナー立ち上がり時の加速感に、より一層の鋭さを加えている。そのほか、専用チューニングが施された高剛性ボディやサスペンション、ハイパフォーマンスタイヤの採用により、トータルでコーナリングスピードを向上させている。
内外装
レーシーなだけでなく快適性も備えた室内
エクステリアは18インチのハイパフォーマンスタイヤや専用エアロパーツを採用。大型リアウイングやディフューザー形状のリアバンパーなど、空力性能も考慮されたデザインとなっている。インテリアにも専用装備が贅沢に奢られた。フロントバケットシートとステアリングホイールはホンダで新たにデザインされたもので、サーキット走行だけでなく街乗りでの快適性も考慮された。そのほかREVインジケーターやエンジンスタートボタンも備わる。
■SPECIFICATIONS:2.0 タイプR
・トランスミッション:6MT
・駆動方式:2WD(FF)
・全長×全幅×全高(㎜):4540×1770×1430
・ホイールベース(㎜):2700
・車両重量(㎏):1270
・乗車定員(人):4
・エンジン種類:直4DOHC
・総排気量(㏄):1998
・最高出力[kW(ps)rpm]:165(220)/8000
・最大トルク[N・m(㎏-m)/rpm]:215(21.9)/6100
・10・15モード燃費(㎞/L):11.0
・ガソリン種類/容量(L):プレミアム/50
・車両価格(万円):283.5

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発表日:平成19年3月29日
取り扱い:ホンダカーズ
POINT

[1]FFタイプR
史上最速モデル

FFタイプR史上最速モデル
[2]トルク感も重視した
VTECエンジン

トルク感も重視したVTECエンジン
[3]専用品を贅沢に使った
レーシーなインテリア

専用品を贅沢に使ったレーシーなインテリア
[4]REVインジケーター採用の
独自デザインのメーター

REVインジケーター採用の独自デザインのメーター





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