FF車に新開発のCVTを採用、クラストップの低燃費を実現

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  • ホンダ ステップワゴン CVT|ニューモデル速報
↑マイナーチェンジを機に追加されたスポーツモデル、スパーダZ・COOL SPIRITS。右は新開発されたCVTで、アイドリングストップなどとあわせ、クラストップの低燃費を実現
5ナンバー2Lクラスの7/8人乗りミニバンとして、日産 セレナやトヨタ ノア/ヴォクシーと激しい販売台数争いを繰り広げているステップワゴンがマイナーチェンジを実施。FF車にクラストップの燃費性能が与えられた。なお、今回の変更はFFモデルに限られたもので、4WD仕様の変更は5月に発表が予定されている。

最大の変更点は、FF車全モデルに新開発のCVTやアイドリングストップシステムなどが採用されたことだ。これにより、2012年4月から施行される新エコカー減税において、クラス初となる全車75%減税に適合している。ちなみにベースモデルである「G」グレードのJC08モード燃費は15.0km/Lとなっている。

エクステリアは、新デザインのフロントグリルやフロントバンパー、LEDリアコンビネーションランプなどの採用により、上質で洗練された印象を強めている。またスポーティなスパーダでは、LEDアクセサリーランプが内蔵された新デザインのフロントグリルや前後バンパーをエアロフォルムに変更するなど、存在感をより強調する意匠が与えられている。

室内では、1列目シートにウォークスルーを可能としながらも、使い勝手の良い折りたたみ式のセンターテーブルを装備。2列目には、キャプテンシートが新たに設定されるなど、ユーティリティ性能を向上。さらに、リンクアップフリーに対応したHondaインターナビ+ETC車載器が、一部グレードに採用されるなど、利便性も増している。

また、VSA(車両挙動安定化システム)や坂道発進時に役立つヒルスタートアシスト機能、全席3点式ELRシートベルトなどが全車に採用されるなど、安全性も高められた。

なお、この変更を機に新グレード、スパーダ Z・COOL SPIRITが追加されている。これは、中間グレードであるZをベースに、ダーククロームメッキのフロントグリルや17インチアルミホイール、室内には専用ステッチが施された本革巻きステアリングホイールやクールスピリット専用表皮を用いたシートを採用するスポーティな仕様となる。

価格はエントリーグレード、素のステップワゴン「G」の218万8000円から、スポーティなステップワゴン スパーダ「Zi」の347万2000円まで。エントリーグレードは従来モデルに対して10万円、最上級グレードは12万4000円の値上げとなっている。
グレード G スパーダ Z・COOL SPIRIT スパーダ Zi
駆動方式 FF
トランスミッション CVT
全長×全幅×全高(mm) 4690×1695×1815
ホイールベース(mm) 2855
車両重量(kg) 1600 1660 1690
乗車定員(人) 8 7/8
エンジン種類 直4SOHC
総排気量(cc) 1997
最高出力[kW(ps)rpm] 110(150)/6200
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] 193(19.7)/4200
JC08モード燃費(km/L) 15.0 13.8
ガソリン種類/容量(L) レギュラー/60
車両本体価格(万円) 218.8 279.6 347.2
■発表日:平成24年4月5日 ■取り扱い:ホンダカーズ