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ついにフィットがモデルチェンジしました。
パッと見は、売れに売れた先代とあまり変わらない気がする、という人も多いと思いますが、ボディもエンジンもCVTもオールニュー。全長は+55mm、全幅は+20mm(全高は同じ)。相変わらずキュッとした塊感があるデザインなので、見た目でも「安心できるコンパクトサイズ」のままです。

じゃあ、何が変わったのか?大きく分けて3つあります。
まずは動力性能。1.3LはSOHCだったi-DSIエンジンから、ホンダのDOHC、i-VTECになりました(1.5LもVTECからi-VTECに)。またCVTはホンダマルチマチックから、トルクコンバーター付CVTに進化。さらにボディも、その重量を増やさずに大幅な剛性アップが図られたそうです。

つまり、これらによって、街中でのキビキビ感や乗り心地のよさ、気持ちよい走りを実現した、そうです。それも低燃費を維持したままで。この辺は来週行われる試乗会でチェックしたいと思います。

2つ目は室内の快適さ。先ほど「パッと見はあまり変わらない感じ」的な発言をしましたが、しかしいざ中に座ってみると、運転席からの視界にグッと広がり感が出ました。これはフロントウインドウがさらに前に出て、かつ三角窓の面積が約3倍にまで広がったことや、インパネの位置やデザインなどによるものです。

またオプションのスカイルーフは、内寸で前後935mm×左右720mmもあり、後席の頭上手前まで広がります。ちなみに下の写真は後席に座って撮ったもの。後席側がカメラに収まらないほどの大きさです。
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3つ目は、床下収納もできるラゲージなどの使い勝手の進化。これは実際に操作して確かめてもらうのが一番手っ取り早いですね。十分「進化」していますが、そもそも使い勝手は先代でもさほど問題なかったと思います。

この3つの中で今回注目すべきは、やはり1番目の動力性能でしょう。先代にも1.5Lのマニュアル車を設定するなど、走りのホンダをイメージさせるモデルがありましたが、今回は専用グレード名「RS」を与えられたモデルがあります。他グレードより一回り大きい15インチを履くだけでなく、サスペンショもが専用チューニングされるなど、ホンダの走りをアピールする専用モデルです。
これもまた、近々の試乗会で確かめたいと思います。

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以上、見た目やスペックでは噂どおり「キープコンセプト」。先代と同じ方向をさらに突き詰めてきた2代目なわけですが、私的にはふと気になることが。
例えばオデッセイやステップワゴン。革新的なコンセプトによってバカ売れした初代を、2代目は「キープコンセプト」で引き継いだのですがその結果…。果たしてフィットは?

ちなみに、月販目標は1万2000台! フィールダーを含むカローラですら9月の実績が1万1938台ですから、強気ですよね。

<カーセンサーnet編集部デスク・ぴえいる>