最新設計モジュールMQB採用モデルの第2弾

新型では、ハッチバックのゴルフと同様に、フォルクスワーゲンの最新モジュール戦略「MQB」を採用。MQBとは、プラットフォームをいくつかのモジュールに分けて構成し、様々なサイズの車を柔軟に制作しようという設計方法だ。これによって、1クラス上の安全・快適装備を備えながら、ボディが最大50kg軽量化され、高い走行性能と環境性能を実現した。

また、安全装備が充実したこともポイントだ。9つのエアバッグやABS、ESP（横滑り防止装置）などはもちろん、時速30km未満で作動する緊急ブレーキが全車に標準装備されている。

上級モデルでは、自動追従走行を可能とするアダプティブクルーズコントロール「ACC」や、レーンアシストシステムなどが装備された。

スタイリッシュなエクステリア、機能的なインテリア

エクステリアでは、ハッチバックと同様に、歴代ゴルフの伝統である水平基調のデザインを踏襲。誰が見てもひと目でゴルフとわかるフロントフェイスとなっている。全高が45mm低くなり、スポーティなイメージも強調された。

インテリアでは、センターコンソールが運転席側に傾けられ、タッチスクリーンやエアコンの操作系がシンプルに配置されるなど、機能性が追求された。

シートはベースモデルがファブリック、上級モデルがファブリックとアルカンターラを組み合わせたスポーツシートとなる。また、上級モデルにはオプションでレザーシートも用意されている。

ワゴンとしての積載能力も向上した。ラゲージスペースの容量は、同クラスで最大規模となる従来型比＋100Lの650L。専用レバーで後席を倒せば、最大1620Lまで拡大する。

独自のブルーモーションテクノロジーで優れた燃費性能を実現

エンジンは、1.2Lと1.4Lの直噴ターボTSIユニットを採用。組み合わされるミッションは、ツインクラッチの7速DSGとなる。アイドリングストップ機構のStart/Stopシステムやブレーキエネルギー回生システムなど、独自のブルーモーションテクノロジーが採用され、優れた環境性能を実現。全車100％の免税モデルとなった。

モデルバリエーションは、1.2Lエンジンを搭載するTSIコンフォートラインと、1.4Lエンジンを搭載し「ACC」や「レーンアシストシステム」などを標準装備する上級モデルのTSIハイラインの2モデルとなった。

価格は、TSIコンフォートラインが269万5000円。TSIハイラインは322万5000円となる。

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運転席まわりは機能性が追求された。近接センサー付のタッチパネルを採用したエンターテイメントシステムが全車に装備されている

上級モデルにオプションで用意されるレザーシート。標準ではベースモデルがファブリック、上級モデルはレザーとアルカンターラのスポーツシートとなる

対向車線へのはみ出しによって起こる多重事故の危険を低減させる「マルチコリジョンブレーキシステム」をはじめ、数々の安全装備が用意されている

エンジンは、直噴シングルターボのTSIユニット。ベースモデルは1.2Lで上級モデルは1.4Lとなる。優れた環境性能を実現している