フォルクスワーゲン アップ!【新型車】
カテゴリー: フォルクスワーゲンの新型車
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2012/09/24
フォルクスワーゲンのエントリーモデル
高い安全装備を標準で採用
↑バリエーションは2ドアと4ドアの2種類
コンセプト
昨今のダウンサイジングトレンドに適合
クラス水準を大きく超えたクオリティ
フォルクスワーゲンのラインナップで最もコンパクトなサイズとなる新しいスモールカー「up!(アップ!)」が日本市場に登場した。従来までのエントリーモデルであったポロと比べて、全長で450mm、全幅で35mmも小さいサイズ(全長3545mm×全幅1650mm)ながら、タイヤをボディの四隅に配置し、エンジンのレイアウトを工夫するなど、広々とした居住空間を確保。大人4人と小旅行の荷物を搭載するラゲージスペースが実現された。なお、販売は10月1日からとなる。最も小さなフォルクスワーゲンながらも、クラス水準を大きく超えた高い安全性と品質、優れた静粛性を実現したという。メーカーでは、時代が求めるダウンサイジングトレンドにマッチした新しいスモールカーとうたっている。
内外装
シンプルで質感の高いデザイン
クラスを超えた安全性
エクステリアは、フォルクスワーゲンファミリーの特徴である水平基調のラインによって結び付けられたヘッドライトと、その中央に配置された大きなエンブレムに目をひかれる。ほほ笑むようにデザインされたバンパーは、親しみやすさを感じさせる個性的な表情を演出。リアは、スマートフォンを彷彿とさせる大きなダークガラスパネルを備えたリアハッチが採用された。インテリアは、直線基調のクリーンでシンプルなデザインを採用。軽自動車規格に比べても+65mmという全長ながら、2420mmというホイールベースにより外観のイメージからは想像できない広い室内スペースを用意。さらに、通常時で251L、後席折り畳み時で951Lとポロ(280L/952L) に匹敵するラゲージスペースが確保された。荷室のフロア高を2段階に調整できる「バリアブルカーゴフロア」が採用され、容量と用途に対応した使い勝手の良さが実現されている。
ボディ全体の実に 67%に超高張力鋼板あるいは高張力鋼板を採用したことで、欧州のEuro NCAP衝突安全テストにおいて最高となる5つ星を獲得。さらに、ESP(横滑り防止装置)や、フロントサイドエアバッグ(頭部保護機能付き)に加え、シティエマージェンシーブレーキ(低速域追突回避・軽減ブレーキ)をこのクラスの車としては初めて全車に標準装備するなど、高い安全性能も与えられる。
バリエーション
2ドアと4ドアの2ボディを用意
エンジンは高い環境性能を実現
ラインナップは2ドアモデルと4ドアモデルの2ボディ体系で、それぞれに異なるウインドウラインをもたせることで個性が表現されている。エンジンは、最高出力:75ps/最大トルク:95N・mを発生する新開発の1L直列3気筒DOHCで、重量わずか30kg以下という2ペダル式5速MT(ASG)との組み合わせによりJC08モードで23.1km/Lという高い燃費性能を実現している。2ドアは、エントリーモデルとなる「move up!(ムーブアップ!)」のみの設定で、4ドアには「move up!」に加え上級グレードの「high up!(ハイアップ!)」も用意される。
価格は、2ドアの「ムーブアップ!」が149万円。4ドアの「ムーブアップ!」が168万円、「ハイアップ!」は183万円となっている。
POINT
1
軽自動車+αの全長
シンプルながらも質感は高い
2
シンプルかつクリーン
上級モデルはボディ同色パネルを用意
3
ロングホイールベースにより
広大な居住空間を確保
4
新開発の1L直3エンジンは
高い環境性能と燃費性能を実現
SPECIFICATIONS
グレード | ムーブアップ!(2ドア) | ムーブアップ!(4ドア) | ハイアップ! |
駆動方式 | FF | ||
トランスミッション | 5AT | ||
全長×全幅×全高(mm) | 3545×1650×1495 | ||
ホイールベース(mm) | 2420 | ||
車両重量(kg) | 900 | 920 | |
乗車定員(人) | 4 | ||
エンジン種類 | 直3DOHC | ||
総排気量(cc) | 999 | ||
最高出力[kW(ps)rpm] | 55(75)/6200 | ||
最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 95(9.7)/3000-4300 | ||
JC08モード燃費(km/L) | 23.1 | ||
ガソリン種類/容量(L) | プレミアム/35 | ||
車両本体価格(万円) | 149.0 | 168.0 | 183.0 |
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